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ウイスキーの首都で生き残った蒸留所【グレンスコシア/GLENSCOTIA】へ#73①

ーーー2019.9.25号①ーーー

どうも、巨人の阿部選手が引退するのを知り、時間が経つのは早いな〜と思っているヒデイシです。

それはさておき、、

今日も蒸留所を巡ります。

1箇所目は「グレンスコシア蒸留所」

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ここは1832年に設立した蒸留所で、キャンベルタウンという街にあります。

キャンベルタウンには、1800年代に30近い蒸留所があったとされているんですね。

そのことから「ウイスキーの首都」と宣言したほどでしたが、今も残っているのはスプリングバンク、グレンガイル、そしてこのグレンスコシアの3つ。

閉鎖や再開を繰り返しながら、このキャンベルタウンの地でウイスキー造りを続けてきた「グレンスコシア蒸留所」とは一体どんなところなんでしょうか?

では早速行ってみましょー!

泊まっているグラスゴーからバスで5時間ほど、

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朝の6時過ぎのバスに乗らないと今日一日でキャンベルタウンの蒸留所をまわりきれないので、眠たい目をこすって早起きします。

キャンベルタウンにバスが着いてしまえば、後はもう歩きで行けました。ということで、

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(グレンスコシア!)

着いた時にビジターセンターの入口が分からず、裏口から入りウロチョロしていたら何してるのー?と男性に声をかけられました。

予約してていまビジターセンターを探してますと伝えるとコッチだよと優しくエスコートしてくれます。話をしていると、どうやらここのマネージャーの方のよう。ダンディーで温かい人でした。

では、中に入りツアーの受付を!

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(受付)

無事、受付が終わり、まだ始まるまで時間があるので中をうろついてみます。

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(ウイスキーがずらり)

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(グッズも)

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(3800ポンド!50万...)

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(チーズやはちみつ、マーマレードも売ってる)

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(ハンドフィルの樽ではなさそう...)

ということで、ツアーの時間になったので、早速中をみていきましょう!

まずはモルトの搬入から、

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(大きなモルトストレージ)

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(どーんと巨大)

大きなモルトストレージがお出迎えしてくれます。一緒にツアーに参加していた年配のご夫婦が「ヒュージ!」と言っていました。

で、搬入されたモルトは、次にある

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(モルトミル)

で粉砕。なんだか変わった形をしています。。

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(ROBERT BOBY製)

この木の部分ではまだ粉砕されておらず、木の部分を通過したあとに細かく粉砕されます。

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(木の部分の中)

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(そこを通過したあと。粉々に。)

では次は糖化の工程へ!

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(マッシュタン)

ここのマッシュタンがまた変わっていて、写真のとおり一部がずっと開きっぱなしになっています。

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(こんな風に)

勢いよくお湯が注がれ、中は中でかき混ぜられているので、水しぶきならぬ麦ジュースしぶきが外に溢れ出していました。

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(となりにアンダーバック)

では次は発酵!

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(ステンレス製のウォッシュバックが6槽)

このマッシュタンは、まだ新しいものらしいです。

酵母は粉末状なの?と聞いてみると、粉末状と液体状の間と返答があったので、勝手に粘土みたいな感じの酵母なのかなーと思いました。

発酵時間は72時間ほど、

次は蒸留へ!

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(ポットスチル)

ずんぐりとしたスチルが2つ並んでいます。右側がウォッシュスチルで、左側がスピリットスチル

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(ウォッシュスチル)

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(スピリットスチル)

スピリットスチルの方が少しすらりとしてますね^_^

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(コンデンサーはシェル&チューブ式で外にある)

ちなみに加熱方法はスチームのようです。

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で、なんとここで、グレンスコシアのニューメイクを飲ませてもらえました。

味は、もちろん甘みはあるのですが、それ以上に旨味というか塩気というか出汁っぽさというか、そんな印象の方が強かったです。。

ここでできたスピリッツを樽に詰める部屋は、

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(こちら)

スピリッツの詰められた樽は貯蔵庫で保管されます!

で、グレンスコシア蒸留所の貯蔵庫は、パラダイス式とラック式、あとおそらくダネージ式の3種類がありました。

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(パラダイス式の貯蔵庫)

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(ラック式の貯蔵庫)

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(ダネージと書かれた看板があった)

製造工程の見学はここまでで、最後にテイスティング

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(ダブルカスクというもの)

一言でいうと、なんか凛々しいエロさがありました。

ということでツアーは終了!

テイスティングしながら、一緒にツアーに参加していたご夫婦と話をし、和やかな雰囲気でツアーを終えることがでしました。

最後にそのご夫婦と案内してくれたガイドさんと握手をしてお別れし、そそくさと次の蒸留所に向かいます^_^

では次は「グレンガイル蒸留所」へ!

【73②につづく】


素敵なウイスキーライフをお過ごしください🥃