マガジンのカバー画像

りすと"note森"の愉快な仲間たち

26
noteで交流があるクリエイターさんとのコラボレーション企画をアップしていきます。
運営しているクリエイター

記事一覧

俳句で"オレアチ漫遊記"(弐拾弐)

信楽焼は、滋賀県甲賀市信楽を中心に作られている陶器。この焼き物の名前を聞いてすぐに思い浮かぶのは、たぬきの置き物だ。実際、甲賀市を訪れると、至るところにこの置き物を目にする。今回、"note仲間"やまきちさんが俳句の題材に選んだ素材は、甲賀市内の道の駅に飾られていた信楽焼のたぬきの置き物の写真。甲賀忍者の衣装をまとい、実に愛くるしい。 連載「俳句で"オレアチ漫遊記"(※)」は、りすが書いた旅行記「オレとアチキの西方漫遊記(※)」のワンシーンを取り出し、それをテーマに俳句修行

俳句で"オレアチ漫遊記"(弐拾壱)

連載「俳句で"オレアチ漫遊記"(※)」は、りすが書いた旅行記「オレとアチキの西方漫遊記(※)」のワンシーンを取り出し、それを題材に"note仲間"のやまきちさんが俳句を詠む企画。連載にあたって提供した写真素材のうち、今回、やまきちさんが選んだ素材は、面河渓(おもごけい、愛媛県久万高原町)から高知県高知市に向かう道中、道すがらに生えていた風になびくススキの画像だ。9月半ばとはいえ、夏を思わせる暑さの中、このススキの姿は秋を感じさせてくれ、記憶に残っている。 旅行記「オレとアチ

俳句で"オレアチ漫遊記"(弐拾)

今回、連載「俳句で"オレアチ漫遊記"(※)」で、"note仲間"やまきちさんが俳句の題材に選んだ写真は、嵯峨野トロッコ電車(下り)の終点、トロッコ亀岡駅(京都府亀岡市)の周辺の風景だ。この付近には、戦国武将・明智光秀ゆかりの亀山城があった。織田信長を討った"本能寺の変"で光秀は、この城を出立し、京都に向かったという。当時、光秀の眼差しの先に見えたものは何かー。時代は違えど、同じ風景を眺めれば何か分かる気がして、夫婦揃ってしばらく目を凝らした。悪くない時間。 この連載は、りす

俳句で"オレアチ漫遊記"(拾玖)

"note仲間"やまきちさんが、ようやく連載「俳句で"オレアチ漫遊記"(※)」向けの俳句を送ってくれた。5月末以来およそ5カ月ぶり。実に久しい。りすが事前に送った画像のうち、今回、やまきちさんが選んだ素材は、高知県高知市の民宿で食べた鰹のタタキ(5人前)。秋も深まる中、写真を眺めていて"戻り鰹"を思い浮かべ、食べたくなって詠んだそうだ。 この連載は、りすが書いた旅行記「オレとアチキの西方漫遊記(※)」のワンシーンを取り出し、それを題材に俳句修行中のやまきちさんが句を詠む企画

俳句で"オレアチ漫遊記"(拾捌)

連載「俳句で"オレアチ漫遊記"(※)」は、りすが書いた「オレとアチキの西方漫遊記(※)」のワンシーンを取り出し、それを題材に"note仲間"やまきちさんが俳句を詠む企画。今回、やまきちさんが"お題"に選んだ写真は、トロッコ嵯峨駅(京都市右京区)の近くにあるレトロモダンな喫茶店での一枚。奥さんが注文した季節限定のいちじくのケーキ、それにホットコーヒーだ。ケーキを一つしか頼まなかったせいか、年老いたマスターが気を利かせ、夫婦で食べられるようにフォークを2本出してくれた。実に心憎い

俳句で"オレアチ漫遊記"(拾漆)

今回、連載企画「俳句で"オレアチ漫遊記"(※)」の舞台は、再び京都に戻る。"note仲間"やまきちさんは、日本が世界に誇る名刹・天龍寺(京都市右京区)の敷地内で、奥さんが撮った一枚を俳句の題材に選んだ。八幡社か、あるいは松巌寺か。はたまた慈済院か。詳しい場所は奥さんも覚えていないらしいが、手入れの行き届いた苔生す庭先である。この企画は、りすが書く連載「オレとアチキの西方漫遊記(オレアチ漫遊記)(※)」のワンシーンを取り出し、やまきちさんが俳句を詠む。 哀愁の句:題材テーマ:

俳句で"オレアチ漫遊記"(拾陸)

"note仲間"やまきちさんとのコラボレーション企画「俳句で"オレアチ漫遊記"(※)」。今回、テーマになった写真は、高知から京都に向かう道中、兵庫県明石市にある明石焼き屋に寄り道して撮った。幼い頃、今は亡き祖母と一緒に、父や母、姉らと一家揃ってよく食べに行った店だ。やまきちさんによると、詠んだ句の中で、明石焼き屋で団欒の時間を過ごす家族の姿を描きたかったという。 団欒の句:題材テーマ:「オレとアチキの西方漫遊記(34)ー『この寄り道に迷いなし』」 季語は「夜長」。季節は秋

俳句で"オレアチ漫遊記"(拾伍)

りすが書く連載「オレとアチキの西方漫遊記(オレアチ漫遊記)(※)」。そのワンシーンを切り取って題材にし、"note仲間"のやまきちさんが俳句を詠む企画「俳句で"オレアチ漫遊記"(※)」も、いよいよ舞台が高知から京都に移った。今回の写真は、京都・嵐山にある渡月橋から見える眺め。やまきちさんによると、雨上がりの朝の霧がかかる幽玄な景色を表現したかったそうだ。 苦心の句:題材テーマ:「オレとアチキの西方漫遊記(35)ー『絵になる京都』」 季語は「霧」。秋の季語らしい。やまきちさ

俳句で"オレアチ漫遊記"(拾肆)

久しぶりの"note仲間"やまきちさん。今回は、高知城の天守閣を背景に睡蓮が浮く掘の写真を選び、俳句を詠んでくれた。雨の中、奥さんが撮影。武家社会を象徴する厳粛さが漂う。一方、この掘の脇に目を向けると、そこにちょっとしたスペースがあり、木にブルーシートを結びつけただけの簡易テントを見つける。その下で、のんびりと将棋を差す高齢者が二人。粛然とした雰囲気に相反する呑気さ。その様子を表現したそうだ。 相反の句:題材テーマ:「オレとアチキの西方漫遊記(33)ー『さよなら、高知』」

俳句で"オレアチ漫遊記"(拾参)

"note仲間"やまきちさんが今回、投句のために選んだ写真は、高知県仁淀川町にあるカフェの庭に咲いていたコスモス(秋桜)だ。奥さんが撮影した。この店には、"仁淀ブルー"水晶淵の帰りに立ち寄り、高級緑茶を使った「かぶせ茶プリン」「ほうじ茶プリン」を注文。夫婦で半分ずつ分け合って楽しんだ。ともに程良い甘さと苦さが印象的で、まさに"大人なスイーツ"だ。 布顚(プリン)の句:題材テーマ:「オレとアチキの西方漫遊記(17)ー『面倒な人たち』」「オレとアチキの西方漫遊記(18)ー『アッ

俳句で"オレアチ漫遊記"(拾弐)

今回のnote仲間"やまきちさんによる一句も、連載「オレとアチキの西方漫遊記」では、これから掲載する場面を切り取ったもの。タイミングを合わせてアップする当初の想定を外れ、"フライング気味"の投句が、半ば当たり前になってきた。とはいえ、俳句が連載の予告編と思えば、本編を早く書いてくれという"圧"から逃れられそうだ。前向きに捉えて圧を跳ね返そう。 野生の句: 題材テーマ:「オレとアチキの西方漫遊記(19)ー『さよならだけが人生だ』」 やまきちさんによると、季語は秋ではなく「水

俳句で"オレアチ漫遊記"(拾壱)

りすが書く連載「オレとアチキの西方漫遊記(オレアチ漫遊記)」のワンシーンを切り取り、それを題材に"note仲間"のやまきちさんが俳句を詠む「りす×やまきちコラボ企画」。掲載が二桁台になるや否や、やまきちさんが突然アグレッシブになりだした。今回送ってくれた句も、前回(※)に続き、連載本編でまだ扱っていない場面を切り取り、やや"勇み足"の句だ。企画当初の連載と歩調を合わせる約束はどこに行ったものやら。すっかり"仁義なき戦い"の様相を呈している。ただ、それはそれで楽しい。 長閑の

俳句で"オレアチ漫遊記"(拾)

"note仲間"やまきちさんが今回、提供してくれた一句。それは桂浜(高知県高知市)の写真から閃いたものという。実のところ、連載「オレとアチキの西方漫遊記(オレアチ漫遊記)」では、桂浜に関するエピソードについて、これから掲載する予定で、書いてすらいない状態。やまきちさんの完全な"勇み足"、あるいは早くここまで書いてこいという"圧"だろう。 勇み足の句:季語は「月あかり」。俳句の世界では、月と言えば秋(立秋から立冬まで)の月になるそうだ。桂浜から望む月は、日本百名月推進委員会が

INDEX

りすが書く連載「オレとアチキの西方漫遊記(オレアチ漫遊記)」のワンシーンを切り取り、それを題材に"note仲間"のやまきちさんが俳句を詠むコラボレーション企画が、いよいよ二ケタ台に載る。そこで、これまでの話を整理すべく、INDEX(インデックス、目次)をまとめた。各回いずれも、目次にあるタイトル、あるいはその下にあるカードのトップ写真をクリックすると、そのページに移動できる。 (壱)秋空の句 (弐)和みの句 (※「オレとアチキの西方漫遊記(8)ー推しの宿と癒しの景色」に「俳