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記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。

2022年 ミュージカルるろうに剣心 京都編 観劇感想

※この記事は、2022年6月5〜12日にふせったーに載せたものの再掲です。

ネタバレしてます


<はじめに>


2022年IHIステアラ『ミュージカルるろうに剣心 京都編』を観てきました!!!

小学生時代からアニメ→原作の順に一緒にハマり、「志々雄様が!」「師匠が!!」と一緒に盛り上がってた友人が誘ってくれ、6/4(土)マチネにて初観劇。


いくら原作に愛着があるとはいえ、ガチ推し不在の全席14,500円(!)の舞台に行って良いのか私?!乗り物酔いしやすいのにくるくる劇場(ステアラ)とか夏場にしかも初めて行って大丈夫なのか?!休憩20分でトータル3時間20分って腰はもつのか?!など、観劇前は正直いくつか迷う要素はあったものの、観劇後は友人との反芻LINE、感想ツイート下書きが共に止まらなくなるほどの満足感が待っていたので、ここに備忘録的に書き殴ります。

<注意>

順不同でネタバレ祭りな上、
履修はアニメ/原作漫画を約20〜25年前に2周ずつ&あとは気になった時にその都度チラ見、映画はほぼほぼ未履修という超ライトファンの1人が書いてます。
宝塚雪組での2016年舞台版はどハマりして2桁通っちゃったので、そことの比較は多少有り。
後々読み返した時に楽しむことを目的に書いてる=あくまで自分が滾った点についてのみ叫ぶため、読んでくださる方のご贔屓様についてはもしかすると言及無いかも、解釈違いの可能性が大いにあるという点、どうかご容赦下さい。

それでは早速。

<総括&脚本>

観劇前の種々の心配がどーーーんと吹き飛ぶくらいた!の!し!かっ!た!!!!
脚本面では2016年雪組版でのどハマり実績があったから(フォロワーさんのドン引き覚悟で書くとSS〜Bまで上手下手センター二階席まんべんなく東西合わせて15〜16回観、なんならブルーレイとルサンク=公式脚本まで持ってる)、京都編で新作とはいえそこまで不安は無かったけど、今回は進行に必要な太夫達以外はほぼオリキャラ封印だったので、より一層原作度数?が強まり、加えて京都編の「これだけは!」なエピソードと「ミュージカルならやんなきゃ!」な演出がほぼほぼ全部盛りされた結果、作品としてのスッキリ感や洗練された完成度よりは「京都編を愛するファンをがっかりさせない!ことを最大限全力で目指し力技で収めようとした」印象だった。
ちょっと冷静に振り返るとどう見てもエピソード多すぎで(笑)、箸休めにもなるミュージカルタイム(志々雄様のアジトで由美さん以外の複数名の美女が踊ったり歌ったりするとこや、京都おいでませナンバー)を仮に「休」と表現すると、起承転休転休転転転休転転結!!!みたいな構成にどうしてもなってしまってたんだけど、逆に「これも拾うの?!」「ここもやるのか!そっか後で対戦するもんね!」「ここちゃんと落とさず描いてくれるのかーー!!!」な、ライトファンですら胸熱なところが随所にあり、結果「イケコ(脚本/演出の小池修一郎氏)おつかれ〜〜〜!!!これは頑張った!!!原作リスペクトとファンの気持ち尊重を最優先にしてくれてありがとう!!!」だった。あくまで私の&ライトファン目線で。
ちなみに一番「あ!り!が!と!う(涙)!!!」となったのは、「地獄の国盗り」のシーンまできっちり入れてくれた点。

<キャストさん>

 もうまずちょっと、加藤和樹さんの比古清十郎が!!!!!!!!!!
手持ちの語彙全部が平伏す程かっっっっこよくて凄すぎて、とりあえず帰り道友人とひたすら「加藤和樹さんが!!!」を連呼しまくりながらゆりかもめまで歩いた!どこをどうとっても完璧に比古清十郎な上に、プラスアルファどーんとこっちの胸に火のついた矢が刺さっちゃうような強烈なインパクトもあって!!!!!!!!(キモくてすみません!!)

 観る迄は勝手に内輪で「ひこひこ」とか愛称つけてたんだけど(これは中学の頃から…)、加藤さんの観たら「比古様」と呼びたくなった。。。やばい。。とにかくやばい。けどやばいだけだと伝わらないので!拙いのは百も承知で言語化に奮闘した結果がこちら:

・まず衣装を着た時のバランス&シルエットが、どうやって成立できたの?!ってくらい比古様!漫画だと相当デフォルメ入るので「その肩幅は…」とか「そのマントの翻り方は…」とかまぁ各種二次元だから叶うデザインがある中、「印象がそのまんま!!!」なのが凄い。(宝塚を除いて)普段2.5観ない私にその辺の免疫が不足していたとはいえ、比古様特有の「体格面でまず醸さなきゃな雄々しさ強さ逞しさ」が見事ぶっちぎりに、二重丸通り越して三重丸に体現されていた!!!

・そんな素晴らしいシルエット&お衣装を従えるとなるとお顔の造形と表情には相当なプレッシャーがくる筈なのだけど、これがまた、まっっったく衣装&体格負けを起こさないどころか「これこそが比古清十郎だったんですね?!!!」と圧倒的説得力でもって「原作を踏襲しながらちゃんと生身で、しかもいきなり観てもカッコ良い問答無用の引力」に満ち満ちており、メイクで頑張った的な無理矢理感が皆無な上にほぼ素顔に見えるほどで、すみません、「私が加藤和樹さんの比古様の魅力に九頭竜閃で殺られてしまう。。。!!!」って勢い。。。!(キモくてすみません!2回目)
や、どうしよう沼を増やしてる場合ではないんだけど、キービジュアル見た時から「あ、これは要注意」って警戒してたほどのハマりっぷりだったけど、想像を上回り過ぎた。。。
加藤さんのあの鋭い眼光が存分に活かされてて、なによりあの涙袋がほんと比古様の原作ビジュアルにどハマり。。。舞台であるからにはメイクとかもちろんしてらっしゃるとはいえ、なんだろうこの自然さ?!加藤さんの正体は比古様…?となる程だった(落ち着いて私、オフでは壺じゃなくてお肉焼いてるらしいよ)。

・衣装、ビジュアルが恵まれてて原作再現度高し!は叶っても、動いたら、歌ったら、アクション始まったら、見る角度が変わったら、儚い夢が醒めてしまった…なんて残酷な展開が時々待ち受けてるのが3次元の現実の鬼なところ。加藤さんの比古様は(後で志々雄様と斎藤さんのとこでも同じ絶賛をする予定なんだけど)、動けば動くほど比古様度が増していく!!!!!!!!!!!!!!!
流石にあの延々続く怒涛の殺陣をあのスピードで、しかもあの重そう&暑そうな衣装でやってると生の舞台ならではの生物学的限界(息が上がる&汗かく&ともすれば何かずれる危険性)があっても目を瞑らなきゃとすら覚悟してたのに、歌が!!!!!!艶のある良い声大爆発の歌が!!!!!!!輝きと色気(!)とをむしろ増して劇場に満ち満ちている。。。。!!!なんなん!!!ご本人の心のうちは知らんけどめっっちゃ余裕!まさに比古清十郎!!!!!!!
「忘れたか、彼こそ初代跡部様じゃないか!!」と突如脳内に稲妻が走っちゃったくらい(私伝説の跡部様は映像でしか観れてないんだけど)、磨き抜かれた美技に酔いました。。。
どうしようどうしようなんだこれは危険だぞ隙が無いどころか余裕と色気の引力がただならぬ。。。!!!と我ながら引くくらい心の内でサイレンが鳴りまくっちゃうくらいやばくてですね(キモくてすみません3回目)、でも目を逸らせずむしろガン見。

 なんでこんなに漫画引用の一言一言が浮かないの?!比古様の名台詞は観客への説得力が少しでも欠けるとあっという間に事故ってしまうザ・ジャンプな台詞なのに。。。!!!(志々雄様にも同じことが言えるんだけど、後述するけど黒羽麻璃央さんも抜群に良かった!)
 比古様は本当はこんなに良い声をしてて、歌がうまくてどんだけアクションしても息が上がらなくて、やはり文字通り最強だったんだ、、、!!!!!!と頭弱い感じですいませんなんだけど、なんかすごい納得して爽快感すらあった。。。 

 プログラムのインタビュー読んで、ご自身がリアルタイムに原作ファンで、しかも比古清十郎お好きだというのを知り、なるほどだからこその理解度。。。!と頷いたんだけど、そして加藤さんのクオリティを作品の屋台骨の一つに!という思惑と期待は布陣を見た時から充分感じてたんだけど、それでも、このパーフェクトな比古清十郎セレクトを実現させた関係者の方々&加藤さんのスケジュールが確保できたことに心から感謝だった。。
ちなみにプロローグの歌(幕末血風録)では新撰組のセンターにて斎藤一役をやってらっしゃる加藤さん。「あれ?!師匠役だけじゃないの?!」という嬉しい驚きで、お顔に映えるだんだらの水色と想定以上に似合っちゃうポニーテール()姿に割と冒頭からテンション上がってました。にわかな私が言うのも変だけど、これからご覧になる方はこちらも是非。

<ここより上が6/5投稿分、ここから下が6/12追記分>

 志々雄真実(※以降志々雄様)役の黒羽麻璃央さん:
 「なんかすごい子来た!!!」と元々他の作品で評判は耳にしていたものの、拝見する機会が配信含めて中々得られず、今回の観劇が私にとっては正真正銘の初麻璃央さん。

実は「自分のガチ推し不在の舞台に14,500円払って良いのか私?!」の葛藤の際に背中を押した要素の一つが「や、でもついに噂の黒羽麻璃央さんが観られるぞ?」だった程で、期待は高かった。
 とはいえ、なんだかんだ難癖つけがちで自分の受け入れ間口が狭いのも自覚してたので、「俳優さんとして苦手なタイプじゃないと良いな。。とりあえず歌上手いらしいからそこは大丈夫だろうけど、肝心のお芝居面や舞台姿の観点でフレッシュ☆勢い☆とかで押す方じゃないと良いな。。。」と、失礼ながら勝手に拗らせ気味に予防線張ったりしてた。。

で、実際観てみて。

まず、「聞いては来たけどめっっちゃ声が私好みの方だな?!!」&「この美貌今回封印すんの?!!勿体なー!!!」が1幕立て続けに来た(今更すぎる叫びなんだけど、客席でとても実感した。。。)。

前評判で聞いてはいたけどまず声がいい!!!!イケボだけどくどいとかいけ好かないとかじゃなくてストレートに私が好きな声!!そして検索で画像は拝見してたけど、舞台だとより一層、美しいとか整ってるとかに留まらない絶妙な引力がある方じゃないか。。。!!メイクあるったって、え、この方の舞台姿私は割と好きな方だぞ?なのに志々雄様役、、、わぁぁぁ火を放つシーン来た。。。あの姿になってしまうーーー!!!と心の中がのっけから忙しかった。


 志々雄様のビジュアルも今回かなり忠実に再現されてるので、眉毛が出せない、文字通り目と口をぎりぎりしか出せない姿でのお芝居=役者として測り知れない過酷なハンデだと思うんだけど(仮面で覆われる程ではないにせよ、眉毛や目の周り、口の周り全封じって感情の起伏を表すに当たっての難易度は相当だと、、、特に漫画と違って集中線やらあれこれの視覚的補佐効果がほぼ無くて観客の想像力に直接その場で生身で訴えに行かなきゃいけない舞台役者にとっては凄まじい枷だよなと思う)、それをものともせず、見事にテンションのバロメーターや気迫のコントロール含めて体現して見せ、狂気の中に光る色んな細やかな変化を網羅し、志々雄様の台詞を「一言も浮かせることなく」(事故り易さ120%のザ・悪役!な極端な台詞ばっかりなのに!!!)ラストまで届け切るって、実は世界観の守り方&技術面&お芝居の底力とんでもないな?!!!!!と大興奮で観てた。
 志々雄様はビジュアルが相当強烈なので、「あの衣装さえまとってニヒルな笑い方をすればかなり型に助けられるんじゃ?」と一見甘く見られそうな気はするんだけど、普通のお芝居で可能な表情での微細な表現をごっそり封じられた上で、立ち姿から醸さなきゃいけない陽炎の様な狂気、圧、ギアを調節しなきゃいけない怒りやボルテージやデレとかを数え出すと途方もなくて、「志々雄様のオファーを受けて下さってありがとうございます!!!!!!!!!」と観れば観るほどぐっと拳を握ってしまう見事さだった。

 ミュージカルでは是非妥協したくない歌も、心地よい強さ&なんともいえない惚れさせにくる引力&毒&芝居が途切れず志々雄様として違和感を感じさせる隙のなさが素晴らしくて、満足!

 そして殺陣。あのびっしりの包帯であのスピードであの見事な足捌きで、「志々雄様じゃなくてもこれ発火しませんか?!」って心配になるほどな運動量の中、これまた脅威的な両立。ご自身の運動神経と肺活量とお稽古が尋常じゃないのか、完全に没頭できる&見応えだけを印象に強く残す場面になっててあっぱれだった。。。!!!

 麻璃央さんの他のお芝居も是非観てみたい。凄まじいハンデを背負って尚この表現の豊かさなら、解き放たれた時の他のお役はどんなだろう?!とわくわく。まずは冬のエリザで麻璃央さんのルキーニ回を探しに行かねば。。。!


 ここから下は、他に私が滾った方々の回想を駆け足で:

 斎藤一役の山口馬木也さん:
 出て来られる度に舞台が締まる安心感。。。!比古様、志々雄様と並んで斎藤さんにもかなり重めな「破って欲しくない原作のイメージ」と「確保してほしい舞台における安定感(声やら隙のないお芝居の確かさに加えて、出てきただけで明らかに場の空気を変える存在感)」があったので、大大大大大満足の斎藤さん!「え、この役&この俳優さんの組み合わせ、私の中でヒットくる?!」と良い予感がするとそこから怒涛の勢いで「がっかり予防」の粗探しが始まっちゃう残念な脳を持つ身なのだけど、これまた比古様/志々雄様のお二人同様ことごとく鉄壁の守りどころか「観れば観るほどハマる」役作り&立ち姿で感服。この斎藤さんを生で観るのに間に合って良かった。。。!!!

 本庄鎌足役の奥野壮さん:
 よくこんなぴったりな方を見つけてきたな?!という嬉しい驚きに加えて 、ダンサーさん好きとしてはマスクの下で笑顔全開になれたショータイム(カモン×2♪)がめちゃくちゃ楽しかった!!裾が翻る度に出てくるおみ足の筋肉のつき方がとっっても美しくて、え、この方もしや元々バレエなんじゃ、、、?と思ったらちゃんとそれ系の振りもあり!可愛さが嫌味にならず(大事!!!)、無理もなく(大事!!!)、でも鎌足の切なさはちゃんと印象に残り。
舞台を拝見できたのは初なのだけど、彼がガンガンにダンスを披露できる時間にまた出会えたら良いな。

瀬田宗次郎役の加藤清史郎さん:
 足元見ずにあの段差ある舞台で縦横無尽にあのスピードの殺陣をこなし、あくまでお芝居における緊迫感でホールを埋めてたのが凄まじかった。。。!脚本面ではご自身のストーリー以外にもかなり仕事多めで(割となんだかんだ紹介したりナレーション任されたりと色んな要素を託されまくってた気が)、シングルで?!この量をこの日程で?!のお一人なので、(もちろんみなさまに共通して願うことではあるけど)ほんと千穐楽まで安全に健やかに楽しく全うして欲しい。。。


佐渡島方治役の猪塚健太さん:
 目を見開いてるイメージの強い原作の方治、オペラグラスで見ると美しい方なのに忠実に原作の方治の印象をめっっちゃ濃縮した形で終始狂気と共にそこに居て下さって、清々しかった。。。(爪やるんだ?!とびっくりしたけど、凄みも大変なものだった。。。)めっちゃ方治。なんて褒めたら良いか途方に暮れるくらい方治。個人的にお化粧版のお顔がどことなく歌もお芝居も鉄壁の彩吹真央さんを彷彿とさせて、勝手に懐かしさを覚えたり。

駒形由美役の伶美うららさん:
 casting発表時から確信してたはまりっぷりだったけど、期待を裏切らず見事な由美姐さんっぷり。ゆきちゃん(仙名彩世さん)の由美も見てみたかったなー!と思うものの、うららちゃんもハマってた。てかうららちゃんの自慢の肩幅&デコルテを由美に、と、果たしてイケコはどのくらい昔から構想してたんだろう。彼女の何に信頼がおけるって、横向いてようが背中を見せてようが360°シルエット&纏う空気が必ず由美さんなところ。地獄で国盗り!の寄り添い方まで完璧だった。。。!

神谷薫役の井頭愛海さん:
 演出が細かい&厳しいイケコが同じ薫ちゃんを描いてこうも変わるか!!!と(や、エリザベートとか歴代トートみんな個性豊かじゃんとか言われたらそりゃそうなんだけどそれにしても)、鮮烈な驚きだったのが薫ちゃん。雪組の東京編とは勿論脚本からして違うんだけど、振り返ると宝塚での薫ちゃんは一にも二にも芯の強さと爽やかさとを全面に出した役作りで(大大大好きです、咲妃みゆちゃんの薫ちゃん。てかだからこそ二桁通えた)、(あくまで個人的な印象だけど)多分原作により忠実な演出&役作りは今回のこっちなのかなぁ、と。剣心の一挙手一投足に影響受けまくる揺らぎ方というか迷い方というか、彼女の視野やら突っ走り方やらが原作から受ける印象と完全一致で「そうそうこれこれ!!!」となったのは今回。道場紹介シーンの振り付けも歌い方もまるで全然違うんだなー、こっちは清々しくブリッブリ路線(褒めてます)なんだなー!と興味深かった。

<キャストさん以外の思い出し>


 衣装…志々雄様の百合(?)の刺繍のお着物、鎌足のカモン×2が好き!!!あとは才槌の衣装がめっちゃ虎屋の紙袋に似てて、途中から虎屋にしか見えず。

 音楽…雪組版で歌われてた『幕末血風録』(維新vs佐幕ソング)と『人を活かす剣』(神谷活心流紹介ソング)、割とちょくちょくバックで流れる『不殺の誓い』が、太田先生好きとしては続投で嬉しかった!!特に冒頭の『幕末血風録』は今でも歌えるくらい大大大好きな一曲で(雪組版の盆周り男役群舞とセットのこのナンバーはかっこよさが鳥肌ものなのです。機会あれば是非!!)、イントロが流れてきた瞬間「きたーーーーーーーーー!!!!!!!」と思わず客席で拳を握り締めたほど。。「♪ふーるーきーよーきーくにーを♪(ジャジャンっ!)まーもーるーためー」を加藤さんの低音で聴けるの素敵だった。。。
 『比古のヒーロー・ロック』、プログラムでタイトルを知って吹いたけど(笑)、回想するだけで心がざわつかずにはおれないぶっちぎりのカッコよさなので、なんとか、なんとか売ってはくれないものだろうか。。。
 他にツボったのが「じゅっぽーーーんがたなー!!!♪♪♪」と皆で歌って方治がノリノリで指揮するところ(笑)と、一幕ラスト師匠の噂をみんなが歌い上げる「壺を焼いているらしい〜♪♪♪」(笑)。ミュージカルあるあるとはいえ、師匠、全然ひっそりできてないよー!!となった(笑)。


 セット&360°…席位置が比較的前方でセンターブロックというのがラッキーだったのか初にしてありがたいことに全く酔わず!噂のドーナツ舞台(円環状の第二舞台/宝塚で言うところのある種銀橋的な)と本舞台が独立して回せるのめっちゃ便利だな?!と楽しかった。動く時は明らかに「ゴロゴロゴロゴロ…」って振動を感じるし、なんなら背景もどうしても揺れるし(幕に映る映像が揺れる…剣心と師匠が向き合って話す場面は揺れまくる壺が気になってしょうがなかった…/師匠壺が落ちないよう押さえなくて大丈夫?!とかつい心の中で叫んでしまった…)。

 とはいえやはり京都編のさまざまな背景&それこそクライマックスでは闘いの場が最大限どんどん繰り出されてくるのはやはり楽しくて、ドーナツに斎藤さんがちょくちょく出てくるのも良くて、(今回のcastではないけれどもステアラ経験を持ってらっしゃる)浦井健治さん曰く'普通の舞台の5〜6倍大変'という(WOWOWミュージカルラウンジ『海宝直人のMr.Musical #7』参照)ステアラ、「大変であればあるほどお客さまにとっては楽しいから」ってこれかーーー!!!としっかり満喫だった。。


 ここまで長々ひたすら興奮を綴ってきましたが、とにかく2022年『ミュージカルるろうに剣心 京都編』とっても楽しかったです!!!
シングルキャストでステアラで、しかも梅雨時の蒸し暑さ全開な東京でと、脅威的な条件の中での公演だと思いますが、一にも二にも怪我なく健やかに、千穐楽まで笑顔と拍手に包まれて進みますよう祈ってます!
配信もあるということなので、楽しみにそちらも視聴します♪♪


最後に、ここまで読んで下さった方、貴重なお時間をくださり、ありがとうございました!

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