見出し画像

人間の指は宇宙のどこに繋がっているのか

忘れないうちに自分用としてmemoしておくとする。

神道や仏教などでお馴染みではありますが
術を施す際や祈念の時には人間の指で形をつくる「印」を組みます。
印には様々な形があり、指の関節が柔らかくないととても組めない複雑な印から
単に合掌形や掌を向けるだけのものなどがあります。
指は左右で十本であるから、同じような印を組んでその形が似ているようでも
どの伝を知ってどこに意識を向けているかは差が出てくるものであります。

わたしが伝授していただいたものには
印は手話的なものではなく
人間の身体は小宇宙論からなっているもので
その指先などが宇宙のどこに通じているのかを知らなければ
印を組んだというだけで
その効果は希薄なものとなってしまう。
さて、その指が表す先は何は?となると
そこは秘伝となっているものが多いものだ。

某秘伝書によりますと・・・

親指は  「天の指」とし
差し指は 「風の指」とし
高指は  「火の指」とし
薬指は  「水の指」とし
小指は  「地の指」とする。
とある。

これを知り意識をしながら印を組めば
なんとも不思議なことが起こってくるようです。

ただわたしたちが日常にOKマークを組む場合は別なのかもしれませんが、
天と風が結ばれているという形という意味になるんだな〜(笑)

例えば国宝彫刻の第一号として有名な飛鳥時代の「弥勒菩薩半跏思惟像」 は
右手で印を頬の近くの位置で組んでおり、左足を地につけて右足は左膝に乗せて静かに思索にふける姿はどこか異国の雰囲気を漂わせている。
お顔は不思議な笑みを浮かべ優美な仏像であります。
その像をよ〜く見ますと手の印で表しているOKマークは薬指と親指であるから
伝書を基に解けば、水と天が結ばれている形となる。
むむむ。なるほどそいうこのなのか〜


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?