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外貨プリペイドカード: キャッシュパスポート

キャッシュパスポートは、海外専用のトラベルプリペイドカードです。
日本国内の金融機関ATM・窓口、またはインターネットバンキングから指定口座に振込むことで、カードにチャージすることができます。

あらかじめ入金委任状の登録をしておけば、家族などカード所有者以外の人もが振り込むこともできます。

いずれの通貨に入金する場合も、日本円でお振込む必要があります。

外貨口座に振込の場合は、入金確認日のキャッシュパスポートが定めるレートで外貨に両替してチャージされます。

米ドルの場合では、1米ドルあたり約2円プラスされているようです。

キャッシュパスポートは、世界210以上の国や地域のMasterCard®加盟店や
MasterCard®対応ATMから現地通貨を引き出すことができます。

● 年齢制限なし
● 銀行口座不要
● 国籍制限なし

インターネットからのお申込みでも1週間程度で発行され,
本人限定受取郵便(特定事項伝達型)として送付されます。

この受取には、氏名・現在の住居・生年月日を確認するための
本人確認書類(公的身分証明書) が必要となります。

● 免許証 (住所変更があった場合は手続きが済んでいる)
● 旅券(パスポート) (住所欄を記入している)
● 健康保険証 (現住所を記入している)
● 在留カード (現住所が記載されている)

カードの種類

キャッシュパスポートには次の種類があります。

● マルチカレンシーキャッシュパスポート
● Tポイント付きマルチカレンシーキャッシュパスポート
● 法人向けコーポレートキャッシュパスポート

Tポイント付きマルチカレンシーキャッシュパスポートを申し込むと、
200円あたりに1ポイントつきます。(0.5%還元)

対応通貨

キャッシュパスポートにチャージできる通貨は次の9つです。
それぞれ必要な分だけチャージできるので、複数の通貨を持ち歩く必要がありません。

● 日本円
● 米ドル
● ユーロ
● 英ポンド
● 豪ドル
● NZドル
● カナダドル
● シンガポールドル
● 香港ドル

利用上限

キャッシュパスポートでの利用上限はほぼないのですが、チャージできる上限があります。

● カード残高が100万円相当以下
● 1年間のカード入金限度額は500万円相当

他に制限されているものとしては次のものがあります。

● 日本国内では利用することができない。
● United Airlines など一部の航空会社では利用できない。

有効期間


キャッシュパスポートの有効期間は5年です。

サポート


スペアカードと24時間365日のカードサービスが付帯しています。

まとめ


複数通貨を1枚のプリペイドカードにチャージできるので、ヨーロッパ旅行などで複数ヶ国を周遊するようなときに便利ではないでしょうか?

ただし、国内利用ができないことには留意が必要です。

参考資料

キャッシュパスポート公式サイト

追記

2019年07月01日以降に、MaserCard の海外事務手数料は現行の1.63%から2.16% に引き上げられます。


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