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しりとり俳句《100》

なんと、しりとり俳句も100回目を迎えました。
嬉しいです😁

100回目は、音楽シリーズからの「ららら」シリーズ(笑)あり!
こちらの続きから
👇

「さち・ちり・しの・しりとり俳句・二年目ルール」
☆順番=ちり→しの→さち
☆下五・下二字、または一字でしりとり
☆下五「かな・けり・にけり・たり・たる・なり・よ」などで終わる場合は、その前の二文字(もしくは一文字)から始める
(季語のあとの、さ=幸、ち=ちり、し=紫乃)

第100回は、4/15~4/21(2090~2110)全21句

2090.   朝燕いつも起こしてくれにけり
            朝燕(仲春)ち

2091. 匂鳥こずゑの影となるところ
     匂鳥(三春)し

2092. ころろんとマカロン転がる春の夢
            春の夢(三春)さ

2093. 目借時やけに休符の多き曲*
            目借時(晩春)ち

2094. 抑揚の大きなタクト春深し*
            春深し(晩春)し

2095. 歌詞ララララララで通すうららかな*
       うらら(三春)さ

2096. ライラックらららにのせて香りをり*
            ライラック(晩春)ち

2097. リラ冷の街にラララと聖歌隊*
    リラ冷(晩春)し

2098. 大抵の毛を刈り終へし羊かな
    羊の毛刈る(晩春)さ

2099. つじつまのあはぬ話や春の夢
    春の夢(三春)ち

2100. 夢人の厚きてのひら春惜しむ
    春惜しむ(晩春)し

2101. ムスカリの鳴り出しさうなあしたかな
    ムスカリ(三春)さ

2102. しだれ柳お父さんに抱つこひも
    枝垂柳(晩春)ち

2103. 緋毛氈ひもうせん藤の花咲く茶屋の椅子
    藤の花(晩春)し

2104. 椅子どれも違ふカフェなり春灯
    春灯(三春)さ

2105. もしもしの糸まつすぐに夏を待つ
    夏を待つ(晩春)ち

2106. まつたりと句集めくりて四月尽
    四月尽(晩春)し

2107. 真剣な中の居眠り新入生
    新入生(晩春)さ

2108. 聖域となるや物種蒔いてより
    物種蒔く(晩春)ち

2109. 寄り添ひし徒花の咲く木の根元
    徒花あだばな(晩春)し

2110. 戻りたる途中の小径つばくらめ
             つばくらめ(仲春)さ


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本日は、所属結社の吟行句会でした。
春の荒川土手を散策しながらの、ゆったりとした時間、様々な春と出逢えました。
以前よりは、吟行のときの緊張は薄れ、自分なりの春を感じられたと思います。

句会からの、呑み会でも、俳句の話三昧。
学び多き時間でした。

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