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話す力

ごきげんよう。
人に物事を伝えることは重要だと思う、しろひつじです。

特に話すときには、こちらが伝えたいことを、いかに丁度よく伝えるか、分量・難しさ・スピードなどを、瞬時に判断したほうがいいです。
「お互いにとっての丁度いい」を探りながら見極めることが、肝要です。

「伝えたい熱量」が大きすぎると、あんまり好くありません。
伝えたい分量が膨大で密度が濃いと、受け取る人によっては、とても受け容れられないことになるようです。
わたしは結構失敗してました。

以前友人に、彼女が見逃したドラマの内容を事細かに話した時、
「ビデオを観ている気になった」といたく褒められ、喜ばれたことがありました。
それは実際、頭の中でビデオが再生されていて、順を追ってそれを口で実況説明しているような内容の濃さだったのですね。
その経験で気を良くしたわたしは、物事を説明するときには、ほぼこの方式を採っていました。

例えば、ある商店街の説明をするとしましょう。
店の並びや様子、売っているもの、店の人やお客の様子まで端から順番に説明する、といった感じです。
1から100まで順番を違わず、きっちり話してこそ正確に伝えられる、と思っていました。

だけど。

「話が長い。細かすぎる」
そう、言われたのです。
ちょっとショックでした。

良かれ、と思って詳しく話そうとしているのに、そこまで知りたいわけじゃないらしい。
端的に聞きたい人もいるのだと知らされたのでした。

それから、わたしはまず(「落ち」があるならそれは置いといて)あらすじを話すことを心掛けるようになりました。
で、相手の様子をうかがいます。

内容に興味を持っている風なら、少し巻き戻して「落ち」につながる大事なところなどを重点的に細かく話すようにして、締めに持っていく。
そんな感じです。

先ほどの商店街の説明なら、全長どれくらいの規模なのか、人通りはどれくらいなのか、主にどんな客や店を見かけるのか。
まずはこれくらいから話し出す感じでしょうか。
続けてシャッターの閉まった店の割合やら、気になった店の事やら、そこで見かけた変わった商品のエピソードなどを追加していく感じです。

人を惹きつける話術はまだ持っていません。
それは今後の課題。
まだまだ修行が必要です。

とりあえず、今分かっていることは
話す力は相手を見極める力も必要ということ。
これ、大事でした。
話をする側と聞く側のバランスを保てるようにすることが、相互関係を心地よいものにできるのではないかと。
こちらの話したい気持ちばっかりじゃだめだってことです。

独りよがりはちょっと問題アリだよ、というお話でした。
これは話す以外の他の事にも言えそうですね。

今日はここまで。
読んでくださってありがとうございました。
皆さまの、思いが伝わりますように!

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