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☆2023.12.13 射手座新月のあなたへ☆

 お元気でお過ごしですか。
こちらではまた夏に逆戻りしたようなお天気が続いています。
圧倒的に雨降りが多いこの島の冬、いつのもパターンに沿って年末進行していたので肩透かしです(笑)
想定の範囲なんて軽く超えてゆくものを想像していたいなあ・・そしてその中にわたしもいたいなあ・・と空が真っ青に晴れた日に思いました。
最近はフィールドワークのルポや、小説家の旅行中の手記などを読んでいます。
「未知って夢があるよな。けれどこの人達は皆完全に未知の中を目隠しされて歩いている訳でもないな。何かに守られているかのように歩いているもの。人はその何かに守られ、融合し、一体化してる感覚こそを求めているんじゃないだろうか、例えそれが束の間の体験だとしても…」と思ったりします。
人の体験記はとても興味深いです。
それが真実かどうか、間違っているか正解かだけではなく、ただテクテク歩いてゆくしかないからそのように歩いて行ったら待ち構えていた想像で見た未来に出くわしちゃった!
という驚きや感動が、人が生身で切り開いた体験には含まれているように感じ読んでいてエキサイティングです。
はじまりは頭の中だけのイマジネーションかもしれません。不思議なことに、いつの間にか同じことを現実で体験していると気づきます。恐れや期待が後退し、変わりに、インスピレーションと現実の行動が先に立って歩いている状態。
ルポや論文は現実からの視線や体験、実験と結果に基づき記されるものですが、そのリアルにこそ色濃くインスピレーションがその人をガイドし想像と一体化してゆく瞬間を垣間見ることが多々あります。
想像と現実の距離を近ずけることができるのは、歩いている人その人しかいない。いつか出くわす想像は全く知らないものではない。未知に向かって歩いたら既知に出会う。
わたしたちは出会いたいものに出会える、そのようにできている構造に包まれ、そこを歩いているんじゃないか…
というのが、最近のわたしのリアルな感触です。

あるポイントを迎え、さらに体験が深まったり、散らばっていたものが一致したり、来年に向け皆に等しく準備されています。
想像は、あなたがこちらに向かって歩いてくることをいつでも楽しみにただ待ち構えています。

              🌕🌖🌗🌘🌑🌒🌓🌔🌕


新月のお話を

---   🌞♐sun×🌚♐moon  keywords --

✯舞台に上がる・チャレンジ・獲得・ロマンチック・軽やか・繊細な意識✯

✯軽やか・技術・与える与えられる・循環してバランスを保つ✯



「わたしの舞台に上がる」

勇気が必要なことかも知れません
舞台に辿り着くまでの道順を確かめる人もいるかも知れません
わたしにその資格があるだろうかと考える人もいるかも知れません

この新月は
「そこに至るまでの経緯も大事だけれど、まずはその舞台があなたにとってどんな舞台なのか明確にして」
と伝えています

あの駅に行ってあの電車に乗って何処で降りて、どのバスに乗って・・
あっ、そう言えばわたしが行きたい場所って何処だっけ?
頭のなかでシュミレーションはたくさんしてきたけれど・・

あなたが本当に願っていることや、やってみたいこと、それが何だか明確に分かった時、思考はすぐに「あれをしてこれをして」と模索し始めます
「ここまでやれたら次のステップへ」と計画したりすることもあります
ここまで出来たら次へ、だとか、段階を経て進む、だとか、目的や目標が明確にある時、積み重ねてゆくことは大事です
けれどその計画が途中で意気消沈してしまうような出来事に出くわした時、「次」に取り掛かることを躊躇してしまいがちではないでしょうか?
足が止まる、みたいな現象
この現象はたぶん「ここまで出来た自分は良い」「これが出来なかった自分は悪い」という判断の元で進んでいるから起きること
良い・悪い
この二元性は、ある状態の時は自信があるけれど、ある状態の時は自信がない・・に繋がります
本来は「願い」に向かって進路を取ってきたはずなのに、いつの間にかそこから外れて「わたしは出来ているか、それとも、出来ていないか」という厳しさを自分に向けているだけになってしまっていることってきっと誰しも経験があると思います
過去に熱意があったのに諦めてしまった経験があなたにあるのなら、二元性の繰り返しに疲れて諦めてしまった可能性があるかも知れません
頑張った自分を否定したり肯定したり、飴と鞭のような方法ではきっと「願い」のほうが先に潰れてしまうでしょう

あなたの願いそのものは純粋でパワフルです
あなた自身もまたパワフルです

ですから煮詰まってくると「願い vs 自分」 のような戦いの構図になってきてしまいます、そしてどちらかがいつか折れてしまいます

「願い」をそれが叶うまでは、イメージという泡に包まれた形態をまだ持たないもの、と定義するなら、現実的に肉体や心や思考を有するあなた自身がその柔らかで繊細な願いを信じられなくなった時、その圧倒的な力によって封じ込め勝利する・・ことは簡単な気がします
自分から生まれた願いや可能性を自分の力で消してしまうことほど悲しいことはないようにわたしには思えます
喜びよりも悲しみは記憶に残りやすい
自分で自分を消すことは本来ものすごく不自然なこと
あなたにとって不自然で奇妙な状態が他人にとっては常識的で健全な状態かも知れません
評価を得られる状態がそれだとすればループは長引きます
それでも時間を経て、また、自分の願いに出会うことはあります
不自然から抜けようと心から願うときかも知れません
それに向き合う機会は何度も辛抱強く訪れます

この新月は諦めかけたことと再会するという側面を持っています
「まずはもう既にそこにいる君をありありと想像してほしい」
という新月
「後悔や反省の前に立ちすくむ君から抜け出して、願いと一緒にいるその姿を想像して」
と気持ちが搔き立てられるような雰囲気です

具体的に想像できる新月
それをイメージできると言うことは、あなたがそれを叶えてゆけるくらいの力量や粘りや勇気が備わってきたということ
舞台や目的地に既に到着しているイメージを思い描いてみて下さい
そんなに易々と諦められるわけがない、あなたにとってドンピシャなイメージを
「欲しいものを具体的に書き出す」というのも良さそうです

悲しみという点を道に残しても、喜びという点を道に残しても、帰還することはできます
同じような経験がまたやってくる、というのはそういうこと

「ここに残す軌跡は喜びと共にある君の姿であってほしい」

と新月は願っているようにわたしには思えます

願いや望みに叶ってゆくあなたであること、それが今までよりもずっと軽やかに考えられるようになったなら、今までの道筋で蓄えてきた知識や技術、それらを総動員してつぎ込めます
努力の前に跪いていた時にあなたが見た景色、あなたが感じたこと、それらの経験も豊かさとなり還元されてゆきます
どんな経験も、過去もなにもかも無駄ではなかったはずです

一人の経験、体験、生きた証
それらは全て無意識のうちに共有され続けています
波紋のように少しずつ皆感知しています
得に「強い想い」に関することなら、それが知られたことであろうが誰も知らないことであろうが関係はありません
共有は強化されます
「どの経験も大事なものだった」
と、あなたが心から思う時、同時にこの「共有されること」にも気づくはずです
そこでさらに今思い描いている「あなたの舞台」は拡大してゆきます
わたしが歩いたところから波紋は拡がってゆくのだとしたら?と、さらに想像を膨らませてみても良さそうな新月です
与える与えられるという関係性のバランス、バランスを保ちながら循環してゆくシステム、労働とリラックスの配分、など思いつくことは山ほどあるような雰囲気です
今すでにやっていることをさらに洗練させるという意図を持って取り組むことは、来年の波に自ら乗ってゆく感覚を得られるでしょう

「あなたの舞台に立つ」
そして
「既にそこにいるあなたを真っすぐに見つめ夢中に歩き続ける」

それだけで過去も重くはなくなるでしょう
未来は余白の自由へと変化するでしょう

心の持ちように留まらず、現実としてそれをあなたが体現しましょう

目に見えて結果が違ってくる有意義なテーマの新月です

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もう一つの観点からこの新月を見てみます

新月のメッセージと重なる部分もあるのですが、今は「予測に基づいた結果」が訪れやすい時です
これは冥王星が水瓶座に入る2024年に近づくほど顕著な傾向になってゆくだろうと思います
本来「何も決まっていないはずの未来」に対して、期待が強ければ強いほど過去に縛られた未来を想定してしまいます
得にこの新月は「願い」に結びついていますので、結果が訪れてそれがもしも「何か違う」のであればよく観察し直してみて下さい
反省する必要はありません
観察し直してみて下さい
どこかで結果を疑う気持ちが生じたのかも知れませんし、本当のあなたが望んでいるものと違うものを望んでいたのかも知れませんし、あなたの望みではなく誰かの望みを優先させていたのかも知れません
望み通りの結果が訪れたなら、その状態の時わたしはどんな状態だったか、と観察してみて下さい
それは、あなたが意図した通りの結果があなたに訪れたという「一致した感覚」がある状態です

いつも通りのほうが人は安心します
それが望む状態とはかけ離れていたとしても「いつも通り」には馴染があるので「諦め」を発動させて安心します
あなたの直感やインスピレーションを信じきれなかった理由は何でしょう?
人に何か言われたからかも知れないし、評価されなかった、認められなかったからかも・・
「直感はあなたから湧き上がる止めどないエネルギーのようなもの」
エネルギーは発散されます
あなたが意識的でいる時、それを「直感」として受け取ります
「ただそうなるんだ」
と、一致した感覚が瞬間的にでもある時それは、あなたと未来、あなたと思考、が一緒にある時です
直感に関して、それぞれ経験をお持ちだと思います
その時の、あなたと何か巨大なものの一体感、を思い出して頂けたらそれが正解です
「ダイナミックで立ちはだかるものが何であろうと押しのけて突き進むもの」
というふうにわたしは直感のエネルギーを捉えています
それほどのものを、外から「認められる」だとか「評価される」それだけの次元に留めておけるでしょうか
答えは、No
またある時同じエネルギーが湧いてきて同じ地点へ戻るでしょう

どんな結果が訪れたとしても、それに対して「良い悪い」という二元のエネルギーを与え続けることを止めてみませんか

あなたがしようとしていることや今すぐにしてみたいと思っている瞬間の純粋なパワーが淀んでしまう原因はそこにあるかも・・
受け止めきることができないような結果を想定するとき、未来は恐れによって満たされてしまいます
耐え難いような結果を予測するとき、ある意味ではそれを望んでいるとも言えるのです

あなたがあなたを受け止める受容性は思っているよりも計り知れない
それは、創造の力と同じように計り知れない

冥王星が水瓶座に入ると「自由に創造されたもの」は圧倒的に輝いて見え始めるでしょう皆がそれを求めるからです
指針のように輝くそれを誰しもが持っています
その創造の輝きと反対にある力動
それが「訪れる未来への受容」です
この新月はこの「受容」と「あなたの舞台に立つ」という主体性、両方のバランスを、あなたが体現したり体験したりしてみてほしい・・そう意図しています

意気揚々と自信に漲り身軽にその場に上って立つイメージではなくても良いのだと思います
新月チャートの初見の印象・・
わたしは「繊細な意識」「ロマンチック」という印象を受けました
人と違う感覚、それを自ら否定し続けることを完全にやめ、細部まで想像で完璧に描かれ満たされた舞台で優雅に踊っている踊り子、のようなイメージを抱きました

あなたはどんな舞台を思い描くことでしょう
すでにそこにいるあなたを想像してみて下さいね

山羊座に冥王星がある今、失敗や認められないという体験は恐ろしく感じられます
冥王星は死と再生、破壊と創造のシンボルですので、過去から一歩踏み出すことが怖くてたまらないのは当然かも知れないです
水瓶座に冥王星が入り時を経た遠い未来にはタロットカードの「The star/星」のように自分自身を捉えていることが当たり前になるはずとわたしは信じています

つまり、
あなたはひとつの星のもとにあるひとつの希望的なもの
創造の種
再生の動機

こんなふうにひとつひとつ恐れから自由になってゆくのだと思います
星の麓に向かって歩いているのが今なのです

2023年最後の新月
想いが解放され創造とひとつになりにゆく、そんな新月となりますように

親愛なる友へ。
幸いあれ。

I⚔️I  With Love.

星言葉紡ぎ屋  白い魔法使い



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