見出し画像

「場面転換って奥深~~~~い」というお話

▼あいさつ

はじめまして。
webtoon事業部でアートディレクターチームのネーム監修をしている久保田と申します。

担当作品は
禁忌の転生大魔導士 ~無能からレベルアップで最強に
デモンズ・クレスト
を担当しております。

実はここ最近、「漫画の場面転換だけをまとめた資料」ってあまり無いよな…
上手く縦読み漫画に取り入れてみたいな…
という考えからネームの資料を作る機会がありまして、その中から面白い参考事例を
いくつか抜粋してご紹介できればと思います。

題して…

(気が緩みそうな体裁ですが、中身はいたって真面目に作ったつもりです)

▼同じ画角、同じ構図で場面転換

よくテレビのVTRで使われる場面転換の技法でして、
人間の視覚と脳の習性を巧みに利用しています。

(中央部分に変化があまり見られない。⇒中央部分は得られる視覚情報が少ないと脳が認識するので、優先的に周囲の視覚情報に目が向くようになるイメージです)


▼同一フレームで場面転換

時間経過の表現も場面転換だと考えています。

屋内でよく使われる場面転換技法ですが、
これだけで時間が経過したことが理解できるので
その気になればキャラの会話も別のテーマに移行することが可能です。

▼最後に

個人的に好きな場面転換の一例をご紹介して
今回の記事は〆ようと思います。読んでいただきありがとうございました。


はい、場面転換しました。

少年漫画っぽいですよね~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ドラマがピークの時に、この技法があると…………

アガりますよねェ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 

(これで次のコマで話者が黒髪の男性側になっても、
違和感なくストーリーを進行することが可能です)
 
自分はこの技法を実際の仕事に使うタイミングがないか
今か今かと首を長くしてお待ちしております。よろしくお願いいたします。

■募集職種
◎制作アシスタント
 各工程における制作アシスタント業務になります。
 ・ネーム(絵コンテ)担当
 ・背景線画担当
 ・着彩担当
 ご応募はこちら

◎アートディレクター(作画監修)
 webtoonのクオリティ管理と作画監修業務になります。
 ご応募はこちら

■問い合わせはこちら
 株式会社フーモア 担当:井本洋平
 TEL/03-6228-4310 MAIL/info@whomor.com

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?