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【2023年版】採用面接の攻略法|フーモアwebtoonスタジオ【ディレクター編】

はじめましての人もそうでない人もこんにちは。
フーモアのwebtoon事業部の事業責任者の井本です。

先週、webtoon事業部では外部の作家様を招いて忘年会をしております。
全国にお世話になっている作家さんがいるため、東京での開催に来れる方のみといった形ではありますが、多くの作家様に集まっていただけました。

中野51k 僕の行きつけのイタリアンです

振り返ると去年の忘年会は、作家も社員も全員自腹で1人5000円集金といったものでした。それでも遠くは九州から参加いただいたりで、本当に多くの作家様の力で成り立っているなと感じました。今年は、交通費は捻出できないんですが、飲食代は会社の方でお支払いすることができました。これもすべて関わっていただいております作家様のご尽力あってのこことだと思います。

来年はヒットをかっ飛ばしまして、交通費も支給できるくらいに成長したいと強く思います。12月29日に、めちゃくちゃ期待の新作が公開されますので、どうぞご期待ください!

今日のnoteは、今年も終わるということもあり、去年のnoteから振り返りをしたいと思います。ちょうど1年前に公開したnoteがこちら。

【突破セヨ】採用面接の攻略法|フーモアwebtoonスタジオ【ディレクター編】

フーモアのディレクター採用に応募した時に、どんな質問があるのか?どんな回答をすると通過できるのかを赤裸々に語ったnote。

「採用をみると事業がみえる」とどこかの偉い人が言ってそうなので、今日はこの時のnote記事から事業部として採用要件の何が変わったかについて綴ります。


設問その1 好きなwebtoon作品を3つ教えてください

下記、去年の記事の内容をコピペしています。

フーモアは、webtoonを本気で制作しているスタジオです。
webtoonは読んだことがないんですが…という面談で話されると、ちょっと難しいと思ってしまいます。
ユーザの趣向を理解して仕事としてではなく、自然にwebtoonを読める人と働きたいです。
また、好きな作品の中にフーモア作品が入っていると、大幅プラス評価です。

自社の作品をヨイショした人を通過させるのって、チョロくない?
って思われそうですが、フーモアが大事にしている採用の人材像は、
webtoonに興味があって情熱を燃やせる人。
その上で、数あるスタジオから「フーモア」が良い理由がある人。
フーモアの作品をみて、こんな作品を作りたいって思える人と働きたいです。
逆に、なんでフーモアに応募しながら、応募先の会社の公開している作品を見てこないのだろう?って思う場面が多いので大事。

ここまでが、去年の記事の内容をコピペ

変わってないどころか、ますますこの要件が強くなってきました。
1年間の制作を通して、フーモアでは作品研究を深く深く進めておりまして、どんな作品が世の中で受け入れられているかの調査に力を入れています。
理由としては「シナリオを貰ってシナリオに沿って作品を作る」といった仕事から、原作を預かってwebtoonの読者に受け入れてもらえるように、脚本から調整するといった「原作から作品をプロデュース」する仕事に移り変わってきました。

そのため、作品を自然に楽しめる方のディレクターの適正が増しております。

設問その2 どうしてフーモアを志望したの?

下記、去年の記事の内容をコピペしています。

前段にも通じる部分があるのですが、必ずする質問です。
この質問に対して、「自分の企画で世界に通用するヒット作を出したい!」って回答する応募者はお断りしています。

フーモアは、原作を作りません。
出版社やIPホルダー、プラットフォーム、編集スタジオといった、原作を持っている、原作を作ることができるパートナーとタッグを組み、最高のクオリティを目指すといったスタジオです。
韓国のヒットスタジオさんが同様の戦略であることや、過去にゼロイチで作品を作ることの難しさを経験していることなど、様々な要因があるのですが、詳細はぜひ面談のときに説明させてください。
この情報はフーモアの過去の発信などをみると、調べることができます。
志望する会社のことを調べずに、応募してくれる人はちょっと微妙だなと思っています。
数あるスタジオから「フーモア」が良い理由がある人を採用したいです。
逆にいうと、
「現在メガヒットしているウェブトゥーンの8割くらいがカカオページの小説のコミカライズです。国内、韓国の原作をもとに制作をしているフーモアの戦略に、強い共感をもち応募いたしました。」
って言われたらめっちゃ嬉しいし、一緒に働きたいって思います。

ここまでが、去年の記事の内容をコピペ

ここらへんも変わってないですね。
ただ、1年前よりも脚本から触ることが増えたので、完全新作で自分のつくりたい作品を作るって流れではないですが、作品への関わり方は濃くなりました。

大事なことはフーモアを志望する理由

下記、去年の記事の内容をコピペしています。

偉そうに、フーモアディレクター採用面談模範解答集なんて言いましたが、上記2つが僕が面接するときに大事にしているポイント。
あとは会話の中で、応募者の人物像を探っています。

1.愚痴っぽくないか

人はつまずくと、つい愚痴っぽくなります。
怒られれば、自分が悪くない理由を探して攻撃的になります。
悪口をメンバー同士で言い合えばその時は楽しいかもしれません。
webtoon事業部は新規事業部。
まだまだ他の事業部から可能性を期待してもらって、投資をしてもらっている事業部です。
制作の進行をしていれば、予想していなかった壁にぶつかることは今でもあります。
毎週新しいトラブルが出ては消え、消えては出てを繰り返しています。
そんな中で、事業部内でネガティブな発信をしないって、めちゃんこ大事なんですよね。

2.人生における仕事の優先度を高められるか

スーパーブラックな発言かもしれないんですが、プライベートでもwebtoonを読んで研究してほしいし、国内のスタジオ作品をしっかり追ってほしい。
寝る前にスマホでwebtoonを読んで欲しい。
webtoon制作を主業務にして、国内ですでに黒字化できている会社って本当に一握りです。
どのスタジオも、事業の存続をかけて本気で魂を削ってます。
2年後にスタジオが存続しているかは、今の社員の働きにかかっています。
今、後悔せずに作品に向き合えるかどうかが超大事です!
一緒に最高の作品作りをしていきましょう。
例えば、次の工程にデータを渡さないといけないけど、前工程の作家さんの提出が遅れていたり、出力データ形式がまちがっていて調整し直さないといけないとか、残業が発生することもチョイチョイあります。
「作品のため!」と踏ん張って仕事ができる人と働きたい。
ちなみに10月の勤怠を確認したら、ディレクターの平均総残業時間は月8時間でした。
働く時にちゃんと働いてねって意味で、ブラックに働いてねって意味ではないです。

3.素直に動けるか

フーモアのディレクター採用は基本未経験の方から採用しています。
そもそもwebtoonのディレクターの経験者が市場にすくない。
さらに、webtoonのメイン読者は20代前半だから、30代、40代の漫画編集の経験者よりも、作品への共感が大きいのは若い人のほうが多い。
もちろん、余裕で例外もいます。
別スタジオのベテランのネーム作家さんと食事をしたとき、アカベコ状態で話に聞き惚れました。楽しかった。
あくまで絶対数の話です。
未経験だからこそ、基礎を徹底できるかが大事。
まず守破離の「守」を素直に行動できるかが大事です。

ここまでが、去年の記事の内容をコピペ

1年たって振り返ってみましたが、採用要件に大きな変化はありませんでした。もう全然変わらないです。良いこと書いてますね、私。

そして、

2年後にスタジオが存続しているかは、今の社員の働きにかかっています。
今、後悔せずに作品に向き合えるかどうかが超大事です!
一緒に最高の作品作りをしていきましょう。

の通り、今年がその2年目でございます。
改めて、後悔しないためにもしっかりと作品に向き合っていきたいと思います。

1年前から変わったこと

フーモアでは未経験歓迎で、編集の仕事ではない全く関係ない職種から、ディレクターの採用を進めてきました。

1年たちまして、未経験から始まったディレクターたちが軒並み成長をしています。ヒットの喜びを味わったり、連載が終了して悲しい想いをしたり、新しいことが始まったりなど様々な経験が血肉となり成長をしました。
本当に心強く、とても素晴らしい組織ができたなと思っています。

そんな中で、新人の教育環境も整ってきました。
「愚痴っぽくない」「人生における仕事の優先度を高められるか」「素直に動けるか」この項目に当てはまる方、是非ご応募ください。1年前は、人を育てることについて不安もありましたが、今は自信を持って育てる環境が出来たと言えます。

大事なのは情熱!
色々な採用の口はありますが、オススメは僕にDMをください。

許可をとって公開しています

1年前に、こんな形で連絡をくれた高橋さんは、今ではフーモアのトップディレクターです。アカウント名を見た時は、ここまで成長するとは思っていませんでした。でもやっぱりwebtoonが好きって想いは、なによりも強い成長につながるんだなと感じております。

しみじみ。

さいごに

実は現在フーモアでは、20作ちかくの新作を作っておりまして、公開を今か今かと待ちわびております。そして、もうちょっと制作ラインを増やそうと思っています。

本確定なディレクターの新規採用については、実は半年ぶりになります。
採用はタイミングが全てですので、ぜひ興味のある方はお気軽にご連絡ください!

去年より採用のハードルが高くなってきていますが、このnoteを読んだ方はそれだけで、めちゃくちゃ有利なので是非!

新作が増えている関係もありまして、ネーム作家も募集中です!
こちらも是非ご連絡いただけますと幸いです。

■募集職種
◎制作アシスタント
 各工程における制作アシスタント業務になります。
 ・ネーム(絵コンテ)担当
 ・背景線画担当
 ・着彩担当
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◎アートディレクター(作画監修)
 Webtoonのクオリティ管理と作画監修業務になります。
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◎ディレクター
 Webtoonの制作進行管理と品質管理になります。
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 株式会社フーモア 担当:井本洋平
 TEL/03-6228-4310 MAIL/info@whomor.com

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