nogawa

法律は「守るに値するのか」考え法ではなく良心に沿って生きると決めた。仮に戦争に繫がると…

nogawa

法律は「守るに値するのか」考え法ではなく良心に沿って生きると決めた。仮に戦争に繫がるとしても。 そのうえで、著作権は大切と心底思う。そのため、もし著作者、翻訳者、出版社の方々等が不快に思われるような投稿があればすぐ対処いたします。 2024/4/11 19歳大学二年男子

最近の記事

山本圭の「嫉妬論」を語る

嫉妬論ー民主社会に渦巻く情念を解剖するー 著者:山本圭 光文社新書 初版:2024/2/29 著者:山本圭1981年生まれ。立命館大法学部准教授。専攻は現代政治理論・民主主義論。著書に「不審者のデモクラシー」「アンタゴミニズム」「現代民主主義」など。 著書についてプロローグ 第一章 嫉妬とは何か 第二章 嫉妬の思想史 第三章 誇示、あるいは自慢することついて 第四章 嫉妬・正義・コミュニズム 第五章 嫉妬と民主主義 エピローグ この本は嫉妬について語られるわけだが第一章で

    • ル・ボンの「群集心理」を語る

      群集心理 著者:ギュスターヴ・ル・ボン 訳者:櫻井成夫 講談社学術文庫 初版:1993/9/10 著者 ギュスターヴ・ル・ボン 1841~1931。フランスの社会心理学者。医学を修めた後、心理学や人類学、物理学など多面的に活動する。 訳者 櫻井成夫1907年東京生まれ。早稲田大仏文科卒業。 作品について心理学の視点から群集の心理を解明しようとした。群集の性質はもちろん、その指導者が使う説得手段が解説されている。一説によるとヒトラーが読み込んだ禁断の書物であるとも言われ

      • 宇野重規の「民主主義とは何か」を語る

        民主主義とは何か 著者:宇野重規 講談社現代新書 初版:2020/1/20 前書き 今現在、日本の民主主義は危機にあると常に、365日感じている。そもそも「民主主義とはなにか?」と問われると定義づけが難しい。この本の冒頭で著者は読者に対して二択クイズを三つ出すがどれも答えにくい。それは以下の三つである。どちらが正しいか。 一問目 A1「民主主義とは多数決だ。より多くの人々が賛成したのだから、反対した人も従ってもらう必要がある」 A2「民主主義の下、すべての人間は平等だ。

        • nogawa「会いたい気持ちは言葉じゃなくて行動で示せ走って来い」を語る

          会いたい気持ちは言葉じゃなくて行動で示せ走って来い 著者:メンヘラ大学生 KADOKAWA 初版:2020/9/25 INTP-A(論理学者)が私のMBTI診断の結果である。そんな私は日頃から人が生きる意味や愛の本質について考え知人と語り合っている。そのためのネタ集めや自分の哲学に深みをもたらすための手段として哲学書や古典を読み始め最近は恋愛のエッセイ本をあたかも現代の哲学書であるかのように読むことがある。 バイバイした後にすぐLINEできる男は…「マジで礼儀正しい天使タ

        山本圭の「嫉妬論」を語る

          nogawa「饗宴」を語る

          饗宴 著者:プラトン 訳者:中澤務 光文社古典新訳文庫 初版:2013/9/20 著者:プラトンについて古代ギリシャを代表する哲学者。師ソクラテスの出会いとその死刑をきっかけに哲学の道に入る。ソクラテスを主人公とする「対話篇」作品を生涯にわたって書き続ける。西洋のすべての哲学はプラトンの注釈にすぎないと言われることもある。 訳者:中澤務について1965年生まれ。古代ギリシャ哲学を中心に哲学・倫理学の諸問題を幅広く研究する 作品について悲劇作家アガトンの賞の祝賀会。ソクラ

          nogawa「饗宴」を語る

          nogawa「人生の短さについて」を語る

          人生の短さについて 著者:セネカ 訳者:中澤務 光文社古典新訳文庫 初版:2017/3/20 著者:セネカについて1B.C.ー65A.D. ローマ帝国の属州ヒスパニア、バエティアのコルドバに生まれる。ネロの教育係に。皇帝就任後は政治的補佐をするがのちに辞表。隠遁生活に入ってから精力的な執筆活動を。その後、ネロ暗殺の陰謀が発覚。陰謀に加担した嫌疑で自殺を命じられ自ら命を絶った。 訳者:中澤務について1965年生まれ。古代ギリシャ哲学を中心に哲学・倫理学の諸問題を幅広く研究す

          nogawa「人生の短さについて」を語る

          nogawa 「「ぴえん」という病」を語る

          「ぴえん」という病ーSNS世代の消費と承認ー 著者:佐々木チワワ 扶桑社親書 初版:2022/1/1 著者:佐々木チワワについて2000年生まれ、慶應義塾大SFC卒業。10代の頃から歌舞伎町に出入りし、フィールドワークと自身のアクションリサーチをもとに「歌舞伎町の社会学」を研究する。24/2/28には新刊「オーバードーズな人たち」が出版。 作品についてZ世代で歌舞伎町に足を運んでいたり、ホストやアイドルを「推す」層にフォーカスし彼らのカルチャーと価値観を社会学的にアプロー

          nogawa 「「ぴえん」という病」を語る

          nogawa「夜と霧」を語る

          感想 ただ強制収容所での体験談を語っているのではなく彼の哲学がとても詰まっている。cコードが0011で心理学でもあるため読み手が期待する事柄によって心理学とも哲学とも解釈できると思う。 第二段階第十章「内面への逃避」 第十一章「もはやなにも残されていなくても」ではフランクルとフランクルの妻について語られる場面がある。その場面でフランクルは生きているのか死んでいるのかもわからない妻を内面に描き対話する。そしてその瞬間彼は愛の本質に触れた。愛する者の存在、自分と共にいること、肉

          nogawa「夜と霧」を語る