-その時どうする- 

ある電車で目的地に停車する寸前の出来事　
　　
向かい側に座っていた女性の足元に　
ポトっと何かが落ちた　

なんだあれ！？と思ったが誰も拾わない　
その女性はうたた寝していて気づいていない　

僕は視力が低いくそのときメガネをかけていなかったのでそれが何なのか分からず気になって見ていた　

電車は停車しその女性もパッと目を開けて　
降りて行く　
周りの人もどんどん降りて行く　

もちろん僕もその駅で降りなければならないのだがその落ちたものが気になってギリギリまで見ていた　

人が降りて行くと足元が開けてきてそれがなにかわかった　

片方のイヤホンだった　

女性は気づかず降りていったのでこれは渡さねばと思ったが　
気づいて戻ってくるかなと思って少し様子を見た　

そうこうしているとドアが閉まってしまう　
僕も降りないといけないのでもう待てない　

すかさずそのイヤホンを拾いなんとかギリギリ　
脱出　ドアが閉まりかけて危なかった　

そして女性を探すと気づかず改札へ向かっている　
　
全く気づいてないなあと思いながら後を追う　

するとパッと立ち止まり右耳を触り出し　
キョロキョロ　あれ！？　ない！！ないよー！　
と言わんばかりの素振り　　
　
そりゃないだろ　
あなたがうたた寝しながら落とした
落としたイヤホンは僕の手のなかにある　


その時僕が後ろから声をかける　

「あのぅ〜」　

すると
「キャッ」
めちゃめちゃ驚かれた　

いやいやキャッてあんたわしゃどっちかいうたら救世主やぞw と言わんばかりに勝ち誇った顔はマスクに覆われ怪しまれている　


おいおい　もしかして僕がそのイヤホンを耳から取ったとでも思っているのかw 

バリ気まずくて僕はその場から立ち去った　


いや待てよ　なんでこっちがきまづくなってるんだと思いながら　
いやでも僕が拾わなければあのイヤホンは間違いなく行方不明だ　

もし誤解があったとしても絶対にあの人の役には立ったはずだ　
なんかちょっとモヤモヤしながらも　
良い事をしたんだと言い聞かせた　


そういえば何かの話で聞いたことがある　

人は認知して行動するまでに何段階もあって　
人が困っていてもすぐに助けれなかったり　
手を貸すまでに本当にそれは自分が助けに向かうべきか?別の誰かがやるからいいんじゃないかとなかなか行動しない　　
特に日本人に多い傾向だと聞いたことがある　

たしかに　たったイヤホンひとつ渡すだけでも　
僕も何度も考えた　
・その落ちているものが何なのか確認　
・本当にその人が落としたのかが謎　
・もしかしたら誰かが拾うんじゃないか　
・拾ろうとして本人気づいたら気まずいかな
・渡そうとして声をかけること自体に勇気がいる　
　
そんなことを考えながら勇気を出して行動したら案の定めちゃ驚かれたw 

や〜　そんなビックリせんでも　
こっちはナンパもらしたことがない臆病者ですぞ　
こっちだってめちゃめちゃ勇気振り絞って　
渡したんだぞ〜　
そんなことを頭が過っていたが　


結果振り返ってみると　
とっさの判断があの人を救った　
いやあの人じゃなくてイヤホンを救ったのか？　
まあどっちでもいいが　
困らなくて済んだのは間違いない。　
　
うん。僕は良いことをしたんだ。　
良かった良かった。　　

この出来事からこれからまたとっさに何か起きた時は迷わず先ず行動してみよう　
行動してみたらなにか結果が出る　
その時行動せずにやり過ごしていたら　
ずるずると後悔の念に襲われ続ける　

悩むより即行動はこんな日常のちょっとした瞬間にも　成長を切り拓けるチャンスがあるなーと　
学んだ出来事でした〜　

いやほんと僕も最近めちゃイヤホン落とすんですよね一日に2度も落としたことあって　
しかもiPods pro  約三万円もしますが
絶賛の声を聞いたので購入してみたものの
正直こんな高価なもの買うもんじゃないと感じます。以前使用していた3000〜4000円のイヤホンで十分です。　
音もいいし不便もない。なにより落としたらその度にドキドキものでこのスリル必要か？と毎度思いますw 

安心して日常を送りたいならリーズナブルなイヤホンをオススメしまーす(^o^)