美容院

取材に行くためにバスを待ってたら、いつも行く美容院のオーナーOさんとばったり会った。年に3回程度しか髪をいじらない私だから、いいお客さんとは言えないだろうが、それでも、20年近くのお付き合いになる。Oさんは私の顔を見るなり、「髪型、いい感じに決まってますねえ」「その服装とよく合っていますよ」と言う。褒めてくれているのだろう、悪い気はしない。
黒い薄めの上着と黒のキュロットスカート。肩からぶら下げた大きめのバックには録音テープやカメラ、書類などがパンパンに詰まっている。若い頃から、取材に行くときの服装は常にこんな感じで、変わらない。でも、狛江や立川を歩いているときの私は…、ラクが一番の典型的なおばちゃんスタイルだ。Oさんの美容院に行くときもそう。仕事モードの私とは全く別人、かもしれない。
今度から、少しよそ行きスタイルで美容院に行こうと思った。私の知りあいマダムたちの行きつけ美容院は、渋谷とか表参道にあるから、ランチデートのようなおしゃれをして行くらしい。美容師さんは、客の服装センスに合わせて髪型を作ってくれるのだな。
そして、今日、同じ美容院を利用している息子がわが家に寄って言うには、「お母さんが素敵にセットしてお出かけするのに会いましたよと、真っ先に言われたよ」と。息子は「いやいや、あの人、自分ではセットしないでしょ。Oさんにカットしてもらうと、日にちがたっても多少伸びても、自然に落ち着くから、気に入っているらしいですよ」と応えたようだ。5月にあと1カ所、新潟での取材があるから、連休明けに髪を切りに行こうっと!

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