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一次創作イラストを添削してもらった

こんにちは。
うぃごうぃごです。

1ヶ月前に自身初となる一次創作のイラストを完成させたのですが、言い表せない違和感見えない課題を抱き、これらをはっきりさせないと次のステージに進めない気がしたので、添削サービスを通してプロの方に添削依頼を出していました。

そして、つい先日添削結果が納品され、違和感の正体が分かったので振り返ろうと思います。

添削者:あんよ(@anyotete)先生

▪️添削サービスと添削者選び

今回利用した添削サービスは「sessa」。
パルミーにも添削サービスはあるのですが、そちらは受講プラン(6ヶ月、12ヶ月のみ)の特典でしか受けられないとのことで、パルミーと並んで添削者にプロの割合が多いsessaの利用を決めました。

違和感の原因はわからないものの背景塗りからきていると感じたので、主な添削対象が背景画のあんよ(@anyotete)先生に添削依頼を出しました。

あんよ先生の添削スタイルとして、youtubeで添削ライブ配信を行ったのち、アーカイブ動画として残してくださるのですが、そのアーカイブ動画の再生時間を見てビックリなんと2時間弱

5,000円で添削依頼を受けていただいたのですが、まさかここまで時間を掛けていただけるとは思っていませんでした…笑

ただ、お陰様で違和感の正体が分かったので、うち2つを復習も兼ねて簡単にあげていきます。

▪️違和感の正体

謎の違和感の原因。
特に大きな影響を及ぼしていたのは、「コントラスト」「縮尺」でした。

1. コントラスト

初心者のイラストでは「コントラストが弱い」ことがよく見受けられるそうで、今作もしっかり(?)コントラストが弱かったようです。

校舎(添削後)の明部と暗部を例に、先生が明度差をどれほど付けたか見ていきます。

校舎(明部)の選択色とそれを塗ったレイヤー
校舎(暗部)の選択色とそれを塗ったレイヤー

明部色と暗部色をそれぞれスポイトで色を取ってみると、

明部色:H40 S22 V100
暗部色:H218 S75 V26

明部との明度差はなんと「74」もありました。
自分が普段つけていた3倍以上の明度差になっていました。

ここでさらに注目したいのが色相(H)

校舎のベース色の色相はH60なのですが、光が当たる明部には暖色で暖かく、光が当たらない暗部は少しだけ寒さを出すために寒色の色相をチョイスすると良いとのこと。


2. 縮尺

次は縮尺。
測定してみるとキャラ、塀、校舎、プランター(植木鉢)の縮尺がおかしいことが分かりました。

まず高さの縮尺。

赤線の「↕︎」は全て同じ高さ

塀の高さを2mだとすると、オリキャラのセイコちゃんは1.8mくらいになるでしょうか。
高校生の設定なのでデカすぎですね...

逆に校舎は小さいことがこの測定方法で分かりました。

ちなみに、平面の格子状の線はグリッドといい、各格子面積が「同じ」です。

このことを踏まえて、プランター(植木鉢)の大きさを測ってみます。

一番奥のプランターを持ってきてみるとすごく大きいことがわかる
奥のプランターをフォーカスした拡大図。
赤で囲んだ面積は1つ前の画像の面積と同じ。

プランターもすごく大きいサイズであることが分かりました。

▪️グリッド(XZ平面)の表示方法

念の為、グリッド平面の表示の仕方について簡単に書いておきます。
※アーカイブ動画の24:40〜でグリッドを使用しているところが見れます。

①パース定規のレイヤーを用意し、消失点を設置する

図ではパース定規のレイヤー1つにまとめてしまってますが、消失点毎に分けておいたほうがいいです。

また、右の消失点から4本のガイド線(紫色)が伸びてますが、これは校舎に向けた2本、塀に向けた2本のガイド線がそれぞれ引かれています。
校舎用のパース定規レイヤーと塀用のパース定規レイヤーをそれぞれ作ったほうがマネジメントしやすいです。

②パース定規を選択した状態でツールプロパティの「グリッド:XZ平面」をアクティブにする

グリッド平面図を表示できたらオブジェクト(ここでは校舎や塀などの立方体)の辺に合わせてグリッド線を調整すれば完了です。


▪️違和感の正体(その他)

ここで紹介した内容以外では、背景が無彩色多めで物足りない感じになっていたり、キャラの髪の彩度と明度が高すぎたりしたことでクオリティの低い感じが出てしまったとご指摘いただきました。

その他細かい指摘やアドバイスも参考になるものばかりでしたので、気になる方は上記アーカイブ動画を是非ご覧ください。


▪️おわりに

自論なのですが、絵画力の向上のためには「違和感をなくす」ことが一番大事だと考えているので、そもそも違和感に気づけないことはその考えを持つ自分にとってはすごく致命的なことになります。

今回添削をしていただいたことで違和感の正体に気づけたわけですが、独学のデメリットも体感して知れたのは本当に良かったと思います。

今後の学習については、これまで通り教本やウェブ頼りの独学で基礎を積み上げていく傍ら、添削で違和感と課題の洗い出しをする方向性で進めていこうと思います。

大変長くなりましたが、ここまでお読みいただきありがとうございました。

▪️あんよ先生のリンク一覧

・X(旧twitter)⇒https://twitter.com/anyotete
・Youtube⇒http://youtube.com/c/anyotete
・あんよ先生のsessa依頼ページはこちら⇒https://sessa.me/@anyotete

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