ヴィルヘルミナ

ピンクハウスとぐでたまを愛する気まぐれな変人。略称はヴィル。 推しの天才作曲家マイキ君…

ヴィルヘルミナ

ピンクハウスとぐでたまを愛する気まぐれな変人。略称はヴィル。 推しの天才作曲家マイキ君に主題歌を歌ってもらう為、アニメ原作者を目指すラノベ書き。 マイ教徒。LATUUU(赤)。

マガジン

  • 【短編小説】『三途の川食堂へようこそ!』

    ほのぼの飯テロ風味のオリジナル小説です。全8話・約15000文字。 ■あらすじ■  不治の病で死んだ私は、一年間だけ三途の川のほとりにある食堂で働くことになった。現代の三途の川は観光名所になっていて、生者と死者の魂が入り乱れて騒がしい。奪衣婆や鬼、慣れない仕事に疲れた者たちの愚痴を聞き、元気づける料理を作る。そんな静かな日々の物語。

  • 【マンガ原作用シナリオ】『龍神様とお嫁さまっ!?』

    オリジナルの女性向けマンガ原作用シナリオです。第3話まで掲載。 ■あらすじ■  推しキャラ一筋、スマホゲームに課金する普通の会社員である大日野響歌は、ある日自分が龍神の許嫁だと祖母に知らされる。推しがいると断ると、自分で断ってこいと異世界へと飛ばされた。  初めて会った龍神は狩衣が似合う超好みの美形の青年。五日後に人界に戻るまで龍神の屋敷で過ごしていた響歌は、自分と龍神の婚儀が神々に認められなければ龍神が消えてしまうと知り、龍神を救う為に〝赫焉の玉〟を手に入れる。無事に偽の婚儀を終わらせた響歌は龍神と別れて元の世界へと戻る。  ある日突然、隣の部屋に龍神が引っ越してきた。実は異世界で婚姻は成立しており、龍神は結婚情報誌と婚姻届を握りしめ、この世界でも結婚して欲しいと響歌に迫る。

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はじめまして、ヴィルヘルミナです。

ピンクハウスとぐでたまを愛する変人です。略称はヴィル。 推しの天才作曲家マイキ君に主題歌を歌ってもらう為、アニメ原作者を目指すラノベ書き。 noteでは趣味の料理や裁縫、風景写真と、軽めの小説を掲載予定です。インスタでは、ピンクハウスとワンダフルワールドのお洋服や小物。Twitterでは人形や造形物、ぐでたま等々の写真を掲載中。 2016年からムーンライトノベルズ、小説家になろう、カクヨム、ピクシブ等でWEB小説を書いています。 過去、大人の女性向けのラノベを2冊出して頂

    • 月読神社(神奈川県川崎市麻生区)へ大祭の日(9月29日)に行ってみた。

      結論から書きます。 何もねええええええええ! (神様はいらっしゃいます) 大祭を示す看板とかポスターとか幟とか、何もありませんでした。 数日前、唐突に月読様に呼ばれた気がしました。 えーでもでもー。遠いですしー。神社巡りとかしないですしー。 ぐでたまの御朱印帳買えたら行くかもー。 → ネットで発見して注文。 御朱印帳が間に合ったらいくかもー。 → 速攻届く。 お休みがー。 → 連休っすよ。 ……行くしかないんじゃね? ネットで検索をかけても情報が全くなくて、チャットAI

      • 【マンガ原作】『俺は君の救世主!?』第一話

        ■ 第一話 プログラム・救世主 「<隠者>が完成しました。ボス」  俺は手にしていたタロットカードを、黒革の三人掛けのソファに座る男に向かって投げた。カードは小気味良い風切り音をたてながら、三メートル程の距離を飛んでいく。  ここはマンションの一室にしては、やけに地味で豪華な部屋。壁も床も黒い光沢のある大理石が敷き詰められ、黒で統一された家具は有名職人の手による一点もの。壁に掛けられた巨大モニタには、何か国もの外国のニュースが流されている。  俺がボスと呼んだ男、竹矢は

        • 【マンガ原作】『俺は君の救世主!?』

          ■ あらすじ  10歳で世界中の企業をハッキングし、巨額訴訟を起こされた守柱瑠璃夜は総額100億ドルの莫大な借金を背負った。  高校生になった今は借金返済の為、大富豪の竹矢が持つタロットカードを模した武器のプログラミングという異常な手段で稼ぎながら学校へと通っている。  ある日、女子高生の半裸の自撮り写真がネットで話題になり、それが同じ学校の生徒だという噂が流れ始めた――。 『借金総額100億ドルの高校生、今日も元気に学園生活送ります!』 第一話 第二話 第三話

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        はじめまして、ヴィルヘルミナです。

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        • 【短編小説】『三途の川食堂へようこそ!』
          8本
        • 【マンガ原作用シナリオ】『龍神様とお嫁さまっ!?』
          3本

        記事

          【マンガ原作】『Beasts & Flowers』 第三話

          第三話 時計塔・執務室  時計塔の執務室へ入るには三枚の扉を開く必要がある。無機質な金属の扉の前で立ち止まり、右手をかざすと光学スキャンが始まる。実際はコンマ一秒以下で行われる作業を可視化していることには、特に意味はないらしい。 『コードネーム〝魔術師〟・〝外科医〟データ照合完了。第一壁解除』  機械合成音の後、一枚目の扉が開き二枚目の扉まで五メートルの廊下を歩く。 「面倒だな。一度で三枚開けられないのか?」 「前にお前を追いかけて突入してきた馬鹿がいただろ? 扉を閉じて

          【マンガ原作】『Beasts & Flowers』 第三話

          【マンガ原作】『Beasts & Flowers』 第二話

          第二話 首都・新東京  都庁や昭和時代の建造物の劣化を受けて再開発された首都『新東京』は一部の恒久的環境保全地区を除いて乱雑さを増していた。情報通信網を使った勤務形態が一般化したことで出勤を伴うオフィスワークが激減し、大企業の本社が地方へと分散はしていても首都を目指す者たちは増加する一方だ。  首都に住居を持つことは利便性の点では優れているが、社会的地位の高さの一つとされているのは理解し難い。たとえ路地裏や僻地であろうとも、住所に『新東京』が入っているだけでもうらやましい

          【マンガ原作】『Beasts & Flowers』 第二話

          【マンガ原作】『Beasts & Flowers』 第一話

          ■始まりの銃弾 人生最大の最悪の日  惚れた女の結婚式というのは、何とも言えない最悪の気分だ。相手の男が俺の親友というのも最悪に拍車を掛けている。  空は青く晴れ渡り、森の中の小さな教会の前には親族と大学の友人、知人たちが集う。少人数と言っていたのに参列者が百名近いのは、皆が二人を祝いたいという気持ちが現れているからだろう。  腕の時計に目をやれば、式まではあと三十分。タバコを咥えて着慣れないスーツのネクタイを緩めようとした時、聞き慣れた女の声がした。 「永信、タバコ

          【マンガ原作】『Beasts & Flowers』 第一話

          【マンガ原作】『Beasts & Flowers』

          ■あらすじ  公安警察特務二課。公式には存在しない特務機関に所属する〝魔術師〟竹矢の表の顔は、不動産と株で巨額資産を築いた大富豪。その資金力で六百六十六個の人工衛星を飛ばし、世界中の情報をただひたすらに収集する〝無欲の王〟とも呼ばれている。  今日も正体不明の統括管理官〝無名〟からの依頼を受け、正攻法では解決できない事件を金と武力で叩き潰し、自分の身替わりになって殺された親友の仇を取る為に生き続ける。 『ロマンチストってヤツはな、その理想を護るために戦う馬鹿のことだ』

          【マンガ原作】『Beasts & Flowers』

          【小説】絵札の巫女と孤月の王子 ~タロットカード好きの女子高生、異世界を救う!?~ 第一話

          第一話 婚礼前夜 「このままでは、お前は殺される。俺と一緒に来い」  そう言って私に手を差し伸べるのは、輝くような銀髪に赤い瞳の冷ややかな美貌の男。この国の第十二番目の王子で、私の一つ上で十八歳と聞いていた。黒い狩衣に似た装束のせいなのか、ロウソクが揺らめく薄暗い部屋の中で和風の吸血鬼のような印象を受ける。  六日前、唐突に異世界へ召喚された私は、明日第二王子と結婚させられる予定だった。  板張りの床に漆喰の白い壁。寝殿造に似た屋敷の一室に私は閉じ込められていた。部屋や人

          【小説】絵札の巫女と孤月の王子 ~タロットカード好きの女子高生、異世界を救う!?~ 第一話

          自分の作品を世に出したい創作者に刺さる曲『ゴーストライター』

           推しの天才作曲家マイキ君が先日発表した曲が、小説を書く私に、どストレートな剛速球で大ダメージ喰らわしてくれたので、創作者の皆様に共有したいと書いています。 ◆AIボイスと本人のデュエット曲『ゴーストライター feat. MYK-IV / マイキP』  歌詞は音楽者のストーリー。自分の作品を世に認められたいと願う創作者の心情に合致していて、心をえぐってくる。  AI歌唱ソフト「VoiSona」のボイスライブラリ「MYK-IV(CV:マイキ)」とマイキP、AIと本人のデュ

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          【SS小説】毒薬と花冠

            「マディーハ、君の美しい黄金の髪に花冠を飾ろう」 「ありがとうございます。ミシュアル様」  春を迎えた離宮の庭園には花々が咲き乱れている。背が高く精悍な青年の瞳は理性の光を失って、幼い少年のように明るく微笑む。  白髪に紫色の瞳。剣で鍛えた体は鍛錬を辞めてしまった今でも衰えていない。その武骨な手が作り上げた拙い花冠がとても嬉しい。  半年前、私は同い年の婚約者、第一王子ミシュアルに心を狂わせる毒を盛った。  この国の王は王宮内に後宮を持ち、複数の妃を迎える。王妃

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          【四コマ漫画】『猫様とピンクハウスと私。』 第二話 角煮の確認を。

          元保護猫二匹とピンクハウス好きの私の日常をゆるっと描きます。気まぐれな不定期更新。

          【四コマ漫画】『猫様とピンクハウスと私。』 第二話 角煮の確認を。

          【四コマ漫画】『猫様とピンクハウスと私。』 第一話 とまらない、ボタン。

          元保護猫二匹とピンクハウス好きな私の日常をゆるっと描きます。気まぐれな不定期更新です。

          【四コマ漫画】『猫様とピンクハウスと私。』 第一話 とまらない、ボタン。

          【マンガ原作用シナリオ】『龍神様とお嫁さまっ!?』第3話

          第三話 ■場所(異世界・夕方/龍神の屋敷・部屋) 龍神「何も隠しておりません」 神「そうは思えぬ。我らを謀るつもりか?」  龍神は響歌の肩を抱き、神は目を細め首を傾げ緊張感が増す。現れた銀髪の美形の神が、疑う神の肩を抱いて酒を勧める。 神「貴方様は……な、何を……お、おまちくだされ」 銀髪の神「おぬし、飲み足りないのではないか? ほら飲め。はよ飲め」 響歌(あれ? この声……ナマズの神様?)  連れ去られた神、酔いつぶされる。  他の神が楽器を取り出し合奏を始め、庭の中央

          【マンガ原作用シナリオ】『龍神様とお嫁さまっ!?』第3話

          【マンガ原作用シナリオ】『龍神様とお嫁さまっ!?』第2話

          第二話 ■場所(異世界・早朝/龍神の屋敷・塗籠)  目覚めて飛び起きる響歌。白い着物姿で、美しい紋様が織り込まれた桜色の小袿が体に掛かっている。 響歌(えーっと。そうだ。異世界に来たんだっけ。……龍神が消されるってどういう意味なのかな)  御帳台から出て、櫃をあけると白い下着と着物、昨日とは違う桜色の小袿と爽やかなグリーンのグラデーションの五つ衣。 響歌(緋袴はないのかな? 袴穿いたことないからいいか) ■場所(異世界・早朝/龍神の屋敷・部屋)  着替えて塗籠から外に出る

          【マンガ原作用シナリオ】『龍神様とお嫁さまっ!?』第2話

          【マンガ原作用シナリオ】『龍神様とお嫁さまっ!?』第1話

          第一話 ■場所(現代日本・真夏/田舎の家の縁側) 響歌「龍神様の嫁? 誰が?」  ピンクのタンクトップにデニムのショートパンツ姿の響歌、胡坐で冷えたスイカにかぶりつく。山の中にある実家の周囲は一面の田畑。父母と兄が農業を営みながら、祖父母と大きな日本家屋に住んでいる。 祖母「お前じゃ、響歌。昔からお前は龍神様の許嫁じゃと言うておっただろう?」  祖母は着物姿で正座。熱い緑茶を飲んでいる。 響歌「無理無理。私には推しがいるから。結婚するなら推しと決めてるの。あー、二次元と結

          【マンガ原作用シナリオ】『龍神様とお嫁さまっ!?』第1話