見出し画像

安全情報について

安全情報、地味すぎて人気のない分野ですが、、、
子どもの頃、将棋は矢倉を組むところから、柔道は受け身から、スキーは転び方から、練習しましたよね。

守りが一番重要です。


回復・ホーススタンスが重要なのも同じ理由から、、、
滅多に出番はありませんが、危険な状況で自分を救ってくれるのは、これらの地味なスキルです。

2021年に雪山で遭難しそうになったとき、避難小屋までたどり着いたものの室温は-8度、体を温める最後の手段がホーススタンスでした。

参加者の皆さんに、「絶対に無理をしちゃダメ」と言っているのは、WimHofMethod公式から、そう指導するように言われているからだけではありません。
私自身の苦い経験からです。
・ヴィムの誕生日の年齢分アイスバスを真似した時に、アイスバスの中で動けなくなって二人がかりで担ぎ出してもらった。
・北海道で寒中水泳をして、車に戻る10分くらいの間に手足の指が凍傷になった。
・福島の山でホワイトアウトしてGPSだけを頼りに下山
・正月に海パンで15分サーフィンをして耳が凍傷になった。(濡れて風が吹いていると0度以上でも凍傷になります)



ヴィム・ホフ・メソッドを実践し始めの3ヶ月くらいのどんどん寒さに強くなっていく時期と、ニ度目の冬に自信がついてきて自然の中で寒冷暴露にチャレンジする時期に、無理をして凍傷というのが多い印象です。

-7度3時間というのが、古くから凍傷の目安とされていました。
最近では、気温-7度以下、素手でブーツ・アイゼンをつけていて10-20分程度で凍傷になったというケースご多数報告されています。また中には、0度程度で凍傷というケースも

-7度3時間も耐えられるというのはすごい!
と同時に昔と今とだいぶ状況が違うので、根拠とされる論文を読んでみると、-7度3時間 というのは、1960年代に登山愛好家20-30代の凍傷の症例を根拠にしており、エアコン・ゴアテックスのない時代の人は、やはり寒さに慣れていて強かったのだろうと思います。
また血管の若さという問題がありそうです。60年前は雪山登山は20-30代の登山家の冒険でしたが、最近は70代以上でも観光として雪山登山をする方が増えています。

参考 香港天文台

https://www.hko.gov.hk/publica/reprint/r444.pdf

#WimHofMethod #呼吸法 #寒冷暴露 #安全情報 #凍傷

安全情報、時々見直して下さい。

そして、友達にヴィム・ホフ・メソッドを伝える時は、安全情報も伝えて下さい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?