スポーツテックへの投資!(エンタメ・スポーツ資金調達)

こんにちは!

わたしたちW venturesが注目する、エンタメ・スポーツ領域の資金調達やM&Aをまとめてお届けします。

今回はスポーツ、クリエイターエコノミーを中心とした資金調達を取り上げています。これらも、わたしたちが今後も注力していきたい領域になります。
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それでは紹介していきましょう!

Web3クリエイターコミュニティ「Adim」がシードラウンドで$5Mを調達

*Source:https://adimverse.com/

Adim」は、クリエイターが共通のコミュニティを介して、新しいキャラクターを制作するメタバース空間を提供している。米国の俳優兼クリエイターであるRob McElhenneyが立ち上げた。彼は「キャラクター制作の過程でクリエイター同士が交流することにより、新しいイマジネーションが生まれる」と考えている。
Adimでは、クリエイター同士が数百人規模のコミュニティで交流しながら、共同作業を行う。最大の特徴は、作成されたキャラクターやストーリーは当該コミュニティによって所有・管理されるという点である。
各コミュニティのクリエイティブ制作終了時に、参加者全員に所有権と、創作物を商業化する際の報酬(ロイヤルティ、レベニューシェア)を受け取る権利が記載されたNFTが発行される。このNFTは譲渡不可となっており、クリエイターの著作権と権利収入を絶対化する仕組みが設けられている。
サービスが立ち上げられたばかりだが、a16z cryptoから出資を受けている。

■スポーツ観戦向けAIカメラ「Veo」がシリーズCで€75Mを調達

*Source: http://afcknowsley.co.uk/?p=626

Veo」は、カメラマン無しでスポーツを録画・観戦するためのAIカメラを提供している。デンマークの連続起業家Henrik Teisbækが創業者兼CEO。彼は、Veoの長期的目標は「あらゆるレベルのクラブが試合やトレーニングセッションを記録できるようにすること」だと語っている。
Veoは、スポーツの試合やトレーニングセッションを自動的に撮影するカメラの知能技術(Intelligent Technology)の開発力が強み。主なターゲットはスポーツクラブ運営会社で、撮影された映像はライブ配信やデータ分析に使うことができる。そのため、スポーツクラブは視聴者の増加やパフォーマンスの向上を図ることができる。
Veoは2015年の創業以来、8カ国で220人を雇用しており、現在では80カ国の15,000クラブで使用されている。また、これまでの累計対戦記録は100万件以上にのぼる。

■NFT共同入札プラットフォーム「Party DAO」が$16.4Mを調達

*Source:https://party.mirror.xyz/

Party DAO」は、NFTを共同で購入するためのツールを提供しているDAOである。現在のNFTではグループツールの性能は十分ではなく、柔軟性、スケーラビリティ、信頼性など、いくつかの問題点がある。このツールにより、システムに負荷をかけずに取引を行うことができる。
今回の資金調達ラウンドには、a16z(Andreessen Horowitz)、Uniswap、Compoundらが参加している。今後はビジネスを加速させていく。

■テニスコートのスマート化「Wingfield」がシリーズAで$4.28Mを調達

*Source: https://www.wingfield.io/

Wingfield」は、テニスコート横に設置するだけで、試合の撮影やAI審判、データトラッキングが可能となるデバイスを提供している。テニスの審判補助システム大手ホークアイのサービスが10台のハイスピードカメラを必要とするのに対し、Wingfieldはネット横と壁に設置する3台のカメラで運用が可能である。
アマチュアのテニスプレーヤーやコーチが、無料のアプリを介してリアルタイムに動画と試合データにアクセスし、これまでプロ選手のみがアクセスできたデータを収集し、利活用することができる。
2019年に市場に参入して以来、同社はテニスにおける追跡技術の、ヨーロッパ市場のリーダーへと成長している。現在はヨーロッパを中心に16か国に普及しており、20,000プレイヤー、300コート、250施設において利用されている。
調達資金は、製品開発と米国展開の推進に充てられる。

■米PEファンド「RedBird Capital Partners」がプロサッカーチーム「ACミラン」を€1.2Bで買収

*Source:http://www.redbirdcap.com/

買い手の「RedBird Capital Partners」は、スポーツ産業への投資に特化した米国のPEファンドである。同ファンドはスポーツ業界へのコミットメントを強化しており、2022年に開幕予定のアメリカンフットボール競技「XFL」にも関与している。

*Source:http://www.acmilan.com

買収された「AC Milan」は、イタリア・ミラノのプロサッカークラブである。AC Milanは、19-20シーズンは€195Mの赤字を計上し、翌年はその額を€960Mまで拡大していた。今季21-22シーズンでは、CL出場やセリエAスクデット獲得でスポーツ面でも好成績を残せたことから赤字は減少する見込みである。
今回、AC Milanの買収が実現すれば、RedBird Capital Partnersの欧州サッカー界における3度目の買収となる。また、RedBird Capital Partnersは、2020年7月にはリーグ2のトゥールーズFCや、2021年3月にはフェンウェイスポーツグループ(プレミアリーグのリバプールFCやMLBのボストン・レッドソックスを所有)の株式10%も取得している。

いかがだったでしょうか?

わたしたちW venturesは、定期的にエンタメ・スポーツの資金調達/M&Aまとめをお届けしています。

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