見出し画像

20年前、ここにいた。2年前も、そこにいた。地図が日記になる不思議。

昨日に引き続き、日記アプリのDay Oneについて。

▼関連記事

日記アプリなので、それぞれの記事は日付で切り分けられています。3ペインで、左からカテゴリ(Day Oneでは「ジャーナル」と呼びます)、カレンダー、記事、と並んでいます。

2ペイン目のカレンダーから日付を選ぶと、その日の記事が3ペイン目に表示されるわけです。

ところで、各記事はメタデータを持っています。日付、時刻、位置情報、天気と気温。そして、先ほどの3ペインの2列目、カレンダーを地図に変えられるのです。日付ではなく、位置で記事を切り分けるわけです。

実際に、地図に変えてみました。

能登半島です。

記事がある場所には、ピンが立ち、その場所の記事数が表示されます。ピンをクリックすると、右のペインでその記事を見られます。数年前に宿泊したホテルでの食事のようすです。

地図では、近くにいくつかピンが立っています。試しにクリックしてみると、20年前のメモが表示されました。仕事で、ここに来ていたようです。他にも、いくつもピンが立っています。覚えている記事もあれば、まったく記憶に無い記事もあります。

不思議な気分です。能登半島は仕事や旅行で訪れる見知らぬ場所なのですが、これだけその場所の記録があると、少し親しみが湧いてきます。無機質だった地図が、自分だけの日記になって立ち上がってくるのです。

惜しむらくは、私は若いころ、仕事で何度も能登半島に訪れたはずなのですが、記録がほとんど残っていないのでDay Oneに残せません。

せめて、残ったわずかな記録は、場所を特定して、記事に住所を付け加えます。

訪れた会社が移転していたり、お気に入りの旅館が廃業していたりします。その情報も、追記します。

この情報が、何かの役に立つことはありません。生産性にも、効率にも寄与しません。

でも、おもしろいからやめられません。趣味だから、それでいいのです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?