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「ブロガーの集まるバー」に親を連れて行った結果

お盆で祖父の墓参りから戻る中央線の電車の中で、僕は親父と話をしていた。

久々に墓前に花を手向け、線香をあげ、再会できた喜び。

そして・・・“あの場所”へ寄り道することへのワクワク感。

僕「家に帰る前に、知り合いのバーに寄ってくる」

父「どんな場所なの?」

僕「新高円寺。荻窪で地下鉄丸ノ内線に乗り換えるんだ」

そのとき親父の口から一言。

「ちょっと寄ってみようかな」

新しいモノに興味を持たないように見えた親父の言葉に、僕は驚いた。

新高円寺駅に到着し地上へ出ると、東京の郊外によくある小さな商店や住宅が並ぶ風景が飛び込んできた。

そして、そこから徒歩1分の場所にある雑居ビルの地下にその看板はあった。

「ブロバー Bloggers Bar」

老舗の居酒屋やバーの看板が並ぶど真ん中に、カタカナで大きく書かれたブロバーの名前は異様にさえ感じた。

まだ早い時間帯だが「開店しているのなら」ということで早速親父を連れて店内へ入った。

スタッフ「いらっしゃいませ」

僕「あの・・・初めてなんですが昼間も空いているというと聞いたので来ました」

スタッフ「今はコワーキングタイムといいまして、1000円お支払いいただければWi-Fiも使えて自由に滞在できますよ」

僕「わかりました」

チャージを払い、僕と親父は入口脇のクロスシートに向かい合って座った。

このままボーッとしていても仕方ないので僕はPCを開く。

僕「あそこにお茶があるから飲む?」

父「私はビールがいいんだけどね」

僕「まだお酒出ない時間だから」

その場に居たスタッフの方、微笑む。

【memo】ブロバーは昼間も使えます!

父「へぇ〜こんな場所があるんだね」

僕「この店はクラウドファンディングを集めて作られたんだよ!」

父「ブログでお金を得るしくみって、どういう仕組みなの?」

僕は親父にブログで収益を得る方法を解説した。

ー長くなるので省略ー


父「だけど、こう・・・一日じゅう画面に向かってカタカタするのは仕事じゃないような気がするんだよな」

親父の仕事は製造業であり、僕もモノづくりの仕事をしているので気持ちはわかる。

仕事とはカラダを動かし汗水たらしてナンボ。そんな価値観を持つ人が減る昨今の状況を、都会の喧騒から隔絶された部屋で気づかされる。

そんな親父も、最近長年持ち歩いていたガラケーからスマホに変わった。

父「あなたのツイッターをよく見ているけど、文章書く才能はちょっとあると思っているよ」

僕「え、そうかな?」

親父はたまに僕のツイッターをチェックしており、僕の(怪しげな)活動は実家に筒抜けである。

僕「ハハハ、まぁ小さい頃は新聞記者になりたくて毎日文章書いて遊んでいたこともあったからね」

父「ちょっと小説を書いてみたらいいんじゃないかな?」

僕「えっ?あんなに長い物語書けないよ...」

父「なんか小説みたいな場所だな」

親父はブロバーの部屋の中を見回して、僕にそんなことを薦めてきたのか!

でもしばらく経ってその気になってきた。

僕「芥川賞目指してみる?」

父「小説というのは、登場人物の設定が大事になってくる。それが描ききらないと物語が完成しないからな」

そういえば、僕の実家の棚にはさまざまな小説が並んでいた本棚があった。

もしかしたら、親父は僕が今後目指すべき道しるべを与えてくれたのかもしれない!頑張ってみようかな!


バータイムに入ろうとしていたが、帰りが遅くなるといけないので僕と親父はブロバーを離れた。外に出て再び猛烈な暑さが襲う。

夏の真っ赤な夕日に照らされて輝く新高円寺の街並みが「また来てね」と言っているような気がした。

ブロバーで1日バーテンダーをやります!

というワケで、9月28日(土曜日)にブロバーで1日バーテンダーをやることが決定しました!

【日時】
9月28日(土曜日)19:00〜23:00

【場所】
ブロバー Bloggers Bar
東京都杉並区梅里1-7-14 シャトー新高円寺 地下1階
(東京メトロ丸ノ内線 新高円寺駅 徒歩1分です)

バータイムなのでお酒もたくさん用意しております!

もちろん、ブロガーでない方も大歓迎!

Wind.(かぜ)が贈る一夜限りのイベント。何かが起きる場所「ブロガー」で楽しい夜を過ごしたいと思います。ぜひお越しくださいませ

詳細>> 【9月28日】Wind.さんの1日バーテンダー


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