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株の短期売買が勝てない理由(時間効率論)


暇なので記事でも書く。あくまで暇つぶしであり、この記事の話を鵜呑みにする必要はない。また、投資は全て自己責任でお願いします。


上の図はありがちな株価の動きである。
日足チャートだと思って欲しい。

まず赤い線。なんの材料もなく冴えない銘柄ということを現している。
いつ材料が出るかは誰にも分からないし出来高も少ない。こんな株を買うと何年でも株価があがらずに資金効率が悪い勝負となってしまう。
短期投資家はすぐに金持ちになりたいのでこういう赤いヨコヨコ状態の銘柄に投資をすることはない。SNSなどで誰も話題にしていないことも特徴の1つだ。

しかし、突然材料が出る。
上方修正や提携、株主優待の新設など。まあなんでもいい。そうすると突然狂ったように欲しい人が集まる。材料にもよるがストップ高になったとしよう。しかも連続ストップ高だ。
元々何年も持っていた人は嬉しい悲鳴が出る。(時間効率で考えると微妙かもしれない)

短期投資家は、ストップ高になった時点で存在に気付いてチェックする。寄り付いたら買いたいなとか、値上がりしすぎたら空売りでもしようかとかだ。

そして、連続ストップ高の後、実際に寄り付く。十字のローソク足が出ることが多い。寄り付いた日は、一瞬上へ飛んでその後に大きく売られ、後場に少し回復して終わる。この時点で買いたい人は買えばいいのだが、連続ストップ高で寄り付いているということはすでに割高になっていることが多い。

株で勝つには、安く売って高く売るのが基本だ(空売りもあるけど)。割高になったところで買えば今度は売られることが多い。初心者は今まで強気の雰囲気を見ているので、まだ上がると思って買ってしまう。そして、下落していくのだ。

少し経験のある人は、少し下がってきた青い場所で買うかもしれない。ここから上に反転していくこともある。しかし、まだ割高ラインの上にあるので機関投資家の売りなどに巻き込まれて下落することもしばしば。

かといって、「青い場所で空売りをしたらいいじゃないか?」と思うかもしれない。でも、本当にここから下がるかどうかは分からない。そもそも人気になっている株は空売りするときの金利が上がっていることも多い。わざわざたくさんの手数料を払ってまで空売りしたいかと言われると微妙だ。万が一上に飛んで行った場合は、家だけではなく命を落とすことになりかねない。

結局、割安なものを買って何年も待つのが良い

ということで、個人的にはイケてると思う会社が割安なときにそっと買っておいて、長期で持っておくことが投資の基本ということになる。

長期で持つと決めるので、配当金や株主優待があったほうがいい。
長期だと時間効率が悪いというのはあるのだが、そもそも短期投資家ではないので関係ない話だ。自分は毎日株価をチェックすることなく普通の仕事をして、上がればいいなと思っているぐらいがちょうどいい。

(つまり、会社を応援するつもりで好きな企業の株を持っておく)

株式投資は宝探し

結局、現在目立っている株というのはお祭り状態だ。素人もプロもAIも参加してごちゃごちゃ売買がされている。適正価格とか割高とかそういう概念もない。勢いだけ。バカが馬鹿だと分かって株を買っているような場所に参加すりゃ致命傷になるかもしれない。(確率的には致命傷になる)

そういう投資ではなく、みんながまだ気付いていないけれど、これからこの会社伸びていくというのもを探してこっそり株を買って、買った後は買ったことを忘れているぐらいの方が勝ちやすいのだ。

まとめ

時間効率を考え始めると投資は負けやすくなる。気長にやろうと思っていないと夜の眠れなくなるだろう。投資は趣味の1つであり、自分が買った株が翌日都合よく上がるとも思わずのんびりやっておくのがいいのではないか。

というか、こういうことが多くあるので、インデックス投資を積み立てておくだけで十分だ。(オルカンでOK)