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ザグレブ風カツレツとクロアチア白ワイン

いきなりですが、これまでに何ヵ国のワインを飲んだことがありますか?
私が体験済の原産国は24ヵ国(記録がある範囲)ですが、まだ少ないと思ってます~。
先日まだ経験していない国のワインを発見。
その国はクロアチア!!

クロアチア共和国(外務省サイトより)

クロアチアのトラミナック

クロアチアはアドリア海を挟んですぐお隣の国がイタリア。さらに、スロベニア、ハンガリー、セルビア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、モンテネグロに接しています。
古くからワインがつくられていて、ソムリエ試験にも出題されました。
地名などがとても覚えにくくて「フルヴァツコ・ポドゥナウリェ」や「フルヴァツカ・イストラ」や「シエヴェルナ・ダルマチア」など(←未だに覚えてないので、教本を引っ張りだして書きました)…呪文のよう。
試験前に夢の中で迷った(うなされた、ともいう)覚えがあります。

連休の前週の休日、以前ご紹介した極小ワイン店「ACワイン」さんでクロアチアワインを発見!

トラミナックの白ワインを即購入しました。(価格は2,300円ほど)

イロチュキ・ポドゥルミ トラミナック クヴァリテトゥノ・ヴィノ 2020

このワイン、大陸東部のイロクという地域で作られました。
イロクは東を流れるドナウ川を渡るとセビリアという、クロアチアで最も東のエリアで、古くから交易の要衝として栄え、約2,500年前からワインが作られてきたそうです。
今回のワインの生産者「イロチュキ・ポドゥルミ」は創業1450年で、クロアチアで最も古いワイナリーだそうです。
また、イギリスのエリザベス女王が即位された時(1953年)にイギリス王室に1.1万本のワインを収めたとのことで、高い品質が評価されているワイナリーのようです。
(by ACワインさん情報)

先ほど「トラミナック」と書いたブドウ品種、一般的には「トラミナー」といいます。この「トラミナー」は北イタリアのトラミン村の原産で、フランスのアルザスなどで「ゲヴェルツトラミネール」と呼ばれる品種です。
そうです!あの「ゲヴェルツトラミネール」です
ライチのようなややエキゾチックな香りがして、アルザスの「ゲヴェルツトラミネール」はとても人気が高く、1本5~7千円くらいするものが多いです。
私も数年前にハマりました。特にスパイシーな料理に合いやすくて、夏にいいワインです♪
ソムリエのテイスティング試験では、このわかりやすいライチの香りから、出題を願う人が多い品種でもありますw

ザグレブ風 カツレツ

さて、このワインに何を合わせようかとクロアチア料理を検索してみると、オーストリアやトルコ、イタリアなど周辺の国々の影響を受けているようです。
生ハムやサラミ、大陸側は肉の煮込み料理、海沿いはタコなどのシーフードも豊富~。
そのなかで今回選んだのは「ザグレブ風 カツレツ」!
イロクが大陸側の地域なので、お肉料理にしてみました。

チーズ、生ハム、豚肉

生姜焼き用の豚肉を軽くのばして、カルディで安かった生ハム(300円)をのせ、とろけるチーズものせて、もう1枚の豚肉で挟んで少し落ち着かせます。その後、小麦粉→卵→パン粉を付けて揚げ焼き。

カツレツからチーズがはみ出た~
(右側は余った卵とパン粉の揚げパン風w)

ウィーン風カツレツ「シュニッツェル」にそっくりですね。
クロアチアの首都であるザグレブ風は、肉にハムとチーズを挟むのが特徴のようです。
くるくると丸めるタイプもあるようでしたが、今回は火が通りやすい「平べったい」バージョンにしました。

余った生ハムでもう一品つくりました。
ガラスの皿に不揃いな切り落とし生ハムをしいて、切った黄桃をのせ、オリーブオイルとレッドペッパーをオン、食べる直前までよく冷やします。

黄桃と生ハム

さあ、お料理と合わせてみます。
まずは、黄桃と生ハムから♪
ジューシーな果実と生ハムの塩味の余韻に、ワインのライチと白いバラのような香り、ミネラル感と旨味がよく合います!!
黄桃とハムとライチの風味、とっても相性いいですね~。
レッドペッパーのスパイス感もいいアクセントに。

次に、ザグレブ風 カツレツにも合わせてみます。
カツレツは薄いですが、チーズも入っているので食べ応えがあります。
豚肉には塩はふらず、コショウだけで味付けしてありますが、ハムとチーズが入っているので、そのままでも塩味も旨味もあって美味しい~♪
サクっとしたカツに、ワインのライチの香りや、チーズに負けない果実の旨味が合います!ワインはあくまでもドライ、辛口なので揚げ物もさっぱりといだける印象✨
アルコール度13.5とボディもあって、肉料理に合う白ワインですね♪♪ 
しかも2,300円ですよ、奥様!!😲
クロアチアワインすごい!!
次に見つけたら数本購入してストックしておきたいです。

クロアチアワインの地名や品種など覚えにくくはありますが、こうして経験してみると、親近感も沸いて少しずつ覚えられそうです。
試験の前に、このワインに出会いたかった!

という訳で、ワインを作っている国は100ヵ国以上といわれています。
今回のクロアチアで、記録上は25ヵ国!
まだまだ飲んだことのない国がたくさんありますので、開拓したいと思います🍷

そういえば、伊勢丹の「世界を旅するワイン展2022」はじまりましたね。
今年もオンラインのみになりそうですが、のぞいてみます。

https://www.mistore.jp/shopping/feature/foods_f3/tabiwine_f

ちなみに、今年もドメーヌ・タカヒコさんのワインの抽選ハズレました~。当選したことのある「ますたや」さんすごい👏


今回もお読みいただきありがとうございました!


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