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蝶の目線(2022/6/4)

【生まれ変わるならどの虫になりたい?】


え、どの虫にもならなくていいです Σ(T▽T)


蝶寄せ体質は健在です。
これは一昨年(2022年時点)だったかな。図鑑以外で初めてクロコノマチョウを見たので、ちょっと降りてきてもらいました(便利)。


羽開いてくれないかなーと思ったらパタパタしてくれた(゜▽゜)


『体質』と言っていますが、僕の何がどうして蝶の行動に影響を及ぼしているのかは、相変わらず謎のままでございます。

以下、考察。


・双月、蝶フェロモンが出ている説

これは蝶の生態を考えると理屈的にないと思います。
なぜなら、フェロモンとは同種の異性(アサギマダラならアサギマダラの異性、ナミアゲハならナミアゲハの異性)を確実に見分けるための手掛かりだから。
つまり(一種類の蝶ではなく)種類に関係なく寄ってくるということこそが、フェロモン説ではない証明と言えそう。

オオゴマダラという蝶に限っては、保存料のパラベンと彼らのフェロモン構造が似ているそうで、パラベン入りの化粧品を使っているとオオゴマダラが集まってくる、という話は割と有名です。
でも僕、パラベン含む保存料などはできるだけ避けて生活しているので、これも当てはまらないはずなんですよね…。

昆虫館でオオゴマダラにモテモテのパラベンフリー男 (T▽T)


・汗に含まれるミネラル分を摂取しにきている説

自分ではこれが一番有力かと思っていました。
でもここまで来ると、ちょっと違う気がしてきた。

確かに口吻(口のストロー)を伸ばしている子も多いです。

ヒメアカタテハ
サカハチチョウ
ウラギンヒョウモン


まあこれなら汗を吸いに来たんだなって分かる。

でもねえ、口吻も納めたまま、ただボーッと留まっている子のほうが実は多いっぽいんですよ。

ツマグロヒョウモン
ウラギンシジミ
イチモンジセセリ
ツマベニチョウ


加えて蝶の種類や雌雄によっても好む物質が違うはずなのに、タテハチョウ、シジミチョウ、シロチョウ、セセリチョウ、その性別も問わず寄ってくるとなると、食料としての認識ではないのかな?と。
なんなら、ボーッとしようと思って来たらついでに餌あった、くらいな認識なのかな…?と。


・占有行動(テリトリー張り)の拠点にしやすい説

種類によっては蝶も縄張りを主張します。
気に入った拠点から周囲を見張り、他の昆虫が近付いてくるとスクランブル発進。
追い払うと元の拠点に戻ってくる。

だから、僕がたまたまその拠点としてちょうどいい位置に手を出したりしてるのかも…。

でも、これを見てください。
蝶に蝶が留まっとる…。

縄張りもへったくれもあったもんじゃありません。なんじゃこりゃ。

大混乱


ということで、占有行動の拠点説も弱くなりました。

そしてこれで行くと、やっぱりミネラル摂取の可能性も弱いですよね。
蝶の羽や服の上からでは汗吸えないもの。

イシガケチョウ


こうして考えてみても、上記の説のどれでもないような気がします。
もしくは種類ごとに上記のどれかしらの別々の理由で、僕に用事があるのだろうか…。


たぶんもう考えても答えは出ないな(投)。

そういや一度だけだけど、指に卵産んでいった子もいたよね(T▽T)つ゚


もし生まれ変わって蝶になって空から僕を見つけられたら、留まりに行こうとする理由が体感できるのかもしれない。

でもまずそこまで生き延びられる気がしない。
虫(昆虫)の世界はシビアです。
高確率で成虫になる前に死ぬよなー。

そんな奇跡をいくつも重ねながら、事も無げに目の前を翔んでいく蝶たち。

尊敬すべき、愛おしい命たちです。



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