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龍の棲み家③《日光浴》(2022/10/5)

※当ブログのカナヘビに関する記事は、あくまでも個人の試行錯誤を記録するもの、初心者が自分のために書き残しているものであり、確立している(おすすめできる)飼育マニュアルではありません。
しかも『自分で考える』という部分がおもしろくて仕方ない性分のため(厄介)、調べるとしてもカナヘビの生態くらいにとどめ、既出の飼育方法などはあまりネットで情報収集せずに進めております。

えーと、一言で言えば

「あんまり参考にはならないよ(T▽T)w」。

ということで、どうぞご承知置きくださいませ。


《手に登ってきてひなたぼっこをするパフ》

体をあたためるときはこうしてお腹をペコッと横に広げ、光を受ける面積を大きくするようです。たぶん(笑)。


亀もカナヘビも、日光浴の欠かせない生き物です。
子供の頃の爬虫類飼育の失敗って、実は全部この日光浴にかかっていたんじゃないかと思うほど。

爬虫類の日光浴の目的を大きく二つに分けると、ひとつは体温を上げるための『赤外線(熱)』を浴びること。
もうひとつは体内でカルシウムを吸収するために必要な『紫外線』を浴びることです。 

(紫外線にも種類がありますが、ここではまとめて『紫外線』と書きます)

この『赤外線』のほうは、バスキングライト(うちは普通のレフ電球)で大丈夫っぽいです。

問題は今も昔も『紫外線』。

最近では爬虫類用の紫外線ライトも簡単に手に入りはするものの、「これなら確実に事足りるだろう」というものが、爬虫類ショップの店員さんに相談してみても見つけられなかったんですね。
やはり本物の太陽光に勝るものはないだろうなあと。

なので、ちび龍たちには紫外線ライトは保険として準備しながら、その上でできるだけベランダに水槽ごと出して日光浴をさせることにしました。


ところが、それにもひとつ気になることがありました。
僕が子供の頃は紫外線ライトなんかなかった。むしろ本物の太陽光での日光浴しかさせていなかった。
なのに、なんで紫外線不足と思われる症状(クル病)が出る子がいたのだろう。

その仮説として、

「水槽の素材であるガラスやプラスチックが紫外線を遮断することを知らなかったせいではないか?」

と考えてみました。

つまり水槽を外に置いても、水槽のガラス面やプラスチック面を通過してきた太陽光には必要な紫外線が含まれておらず、ちゃんと生体まで紫外線が届いていなかったのではないのだろうか?


…文字で書いても分かりづらいので、写真を撮ります(笑)。

まずはそのまま水槽をベランダに出してみます。
9月下旬、時間は午前10時頃。
一見、さんさんと満遍なく水槽内に光が降り注いでいるように見えます。

(乗っけているのは脱走予防 兼 苔の乾燥対策の蓋です)


しかし、ガラス面を通過してくる光を遮断してみると…


こんなに真っ暗。

紫外線をちゃんと含んだ太陽光は、本当は右側のほんのぽっちりしかなかったことが分かります。

これを1枚目のように目で見た光量を信じてしまうと、生体は実はほぼ紫外線を浴びられていないことになります。
カナヘビだって明るくてあたたかければ、それがお日様だと思ってしまうもんね。


…昔の失敗、これじゃない?


ちび龍たちには、この

『ガラス面から入る光を板で遮り、直接の太陽光だけが水槽内に入るようにする』

という方法を試してみることにしました。
午前中なら東側と南側をふさぎます。

(あ、まだ空中ロープがない頃の写真だった。まあいいや)

これならちびたちも直接の太陽光だけを浴びに行ってくれるでしょう。


陽だまりを分け合って、仲良くひなたぼっこするパフとハオ。
もう少し太陽が昇れば、陽の当たる面積増えるからね。



しかし、さあ、そろそろイヤになっているフォロワーさん多数と見た(笑)。

爬虫類苦手な方はご無理せずにフォローはずしてくださいね。
たぶんこのブログ、ずっとこんなだから(つ▽T)



《BGM》
Nightmare Before Christmas


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