そのときカシオペイアは(2022/10/7)
3日前には30℃あったのに、今日は双月地域も最高気温が12℃程度と、秋をすっ飛ばして一気に冷え込みました。
カシオペイアが我が家に来たのは昨年の10月21日ですが、急遽引き取ることにした決定打がやはり10月の急激な冷え込みだったため、この空気感はどこかあの日のことをリンクして思い出させますね。
水量が少なく、いつも汚れて悪臭を放っていた水。
人の姿と見るとシェルターに隠れて首をすくめていたクサガメ。
環境が悪かったためか夏の間もあまり餌を食べず、このまま冬眠させようなんて死んでいいと言っているようなものでした。
(しかも寒くなってから池に放せば勝手に寝ると思われてた)
ひゅっと冷たい風と、カシオペイアの独りぼっち感。
小さな生き物に対する多くの人と自分の温度差にはもう驚かなくなりましたが、あのときのカシオペイアのトボトボとした姿は、いま思い出してもやっぱり切なくなります。
さて、双月さんは最近カナヘビにばかりかまけているようだけど、カシオペイアはどうしてるの?
とお思いの方もいらっしゃったかもしれません。
どうぞご心配なさらないでください。
僕がカナヘビのことをやっているとき、そこには必ずと言っていいほど
このときも、
また別の日のこのときも、
このときもですね、
実はカシオペイアもそばにいたのでした。
室内遊びもバリバリですよ。
僕は知りませんでした。カメが気付けば棚に上っている生き物だったなんて…(T▽T)
今だって、人間の都合で、人間の作った環境に閉じ込められている、あくまでも人間都合のためのカシオペイアの暮らし。
決して『カシオペイアのために』何かをしているわけではありません。
でもだからせめて、毎日があたたかくて、おなかがいっぱいで、綺麗な水が飲めて、できるだけ怖いことや苦しいことがないように…。
そんな日々を、せめて重ねてほしいと思う。
…って、何やってるの?? Σ
越えられる壁かどうかを見ていない。
そもそも壁を見ていないんだな(笑)。
相変わらずそんな天然に突き進む、我が家の小さな哲学者。
うちに来てくれてありがとう。
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