Winnie

ウィニーと申します。大学生です。好きな事を色々と書きます。宜しくお願い致します。

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マガジン

  • ユー・アー・ノット・アローン「私」の中のマイケル・ジャクソン

    ※この小説は、カクヨムに連載していたものと同じです。 『マイケル・ジャクソンの魂に、触れたいと思った。』 学校の必修科目である「総合探求」の題材に迷う、マイケル・ジャクソンが好きな高校生の「私」。インターネットでマイケルの事を調べていると、ふと目に留まったのは、「『僕』はマイケル・ジャクソンに殺された」という衝撃的な文章。そこには、マイケルのインパーソネーター(究極の物真似パフォーマー)として生きる一人の男性の、生々しくも熱い物語が綴られていた。全てを読み終えた私は、「この小説を題材にレポートを書こう」と決意する。

最近の記事

【独自研究】MJファン流TDLの楽しみ方~アトラクション編~

はじめに まもなく春休みシーズン。皆様は如何お過ごしだろうか。この時期、思い出作りを兼ねて、何処かへお出かけする方もいらっしゃるだろう。筆者もその一人である。筆者の場合、専ら行き先は東京ディズニーリゾートだ。何故春休みかというと、丁度その期間にあたる1987年3月20日、夢と魔法の王国こと東京ディズニーランド(以下、TDL)にマイケル・ジャクソン主演のアトラクション『キャプテンEO』がオープンしたからだ。  子供の頃から毎年パークに遊びに行っている筆者だが、マイケルのファ

    • Cry

      2020年6月26日午前6時26分。 朝の4時に目を覚ました私は、スマートフォンを弄る手を止め、1分間、静かに目を閉じた。  黙祷。  私は憂鬱だった。今日も、11年前のあの日も。  2009年6月26日の夜。  小学生だった私は、何時もの様にテレビのニュース番組を聞き流しながら家族で食卓を囲んで夕食を食べていた。 「続いてのニュースです。アメリカの人気歌手、マイケル・ジャクソンさんが日本時間の今日午前6時26分、亡くなりました。50歳でした」  その時、

      • DヲタがHIStoryを聴くとこうなる。

        【お詫び】ウォルト・ディズニーの記述に関して、事実と異なる風説に基づく見解を書いてしまった事を深くお詫び申し上げます。 この間、サークルの皆でHIStoryを鑑賞した時に、新しく発見して浮かんだ解釈を書きたいと思います。 この曲では所々、映画やニュースの音声が左右チャンネルから聞こえてきますが、どうしても聞き取れず途方に暮れる事数時間。そこで和訳と解説が掲載されている素晴らしいファンサイトを見付けました。 https://yomodalite.blog.fc2.com/

        • いちマイノリティが考える、法案に対する反応について。

          おことわり本記事は、政治・社会批判を目的とする内容ではありません。直近の報道に対する第三者の意見を聞いた上で、自分が「え!?」と耳を疑った理由を可能な限り整理して書くことを目的としています。もし読んで下さる方がいらっしゃっても、あくまで個人の意見であることにご留意を頂きたいです。また、筆者は性的マイノリティの当事者ではありませんが、世間一般の「障害者」というくくりでは広義の意味で該当すると解釈して、タイトルに「マイノリティ」と記しています。 はじめに この記事を書こうと思っ

        【独自研究】MJファン流TDLの楽しみ方~アトラクション編~

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        • ユー・アー・ノット・アローン「私」の中のマイケル・ジャクソン
          6本

        記事

          マイケル・ジャクソン!

          彼を通して、音楽だけではなく様々な物事(芸術とか政治とか社会とか福祉とか……)に興味が湧くようになったのは間違いありません。底なしのマイケル・ジャクソン沼から出られそうにありません。あと、ダンスも!まさか自分が踊る日が来るとは……。 #ハマった沼を語らせて

          マイケル・ジャクソン!

          "They Don't Care About Us"のダンスについて考える。

          【この記事を読む前に】 まず、楽曲そのものの内容に迫る考察や丁寧な解説をされている素晴らしいサイトは沢山あるので、そちらを是非読んで頂けたらと思います。(特に参考にさせて頂いたのは下記のサイトです。) また、それらのサイトからの引用もあります。ご了承下さい。 【はじめに】 お久し振りです、Winnieです。マイケル・ジャクソンのファンで、たまに彼のダンスを真似して踊ったりしています。好きな曲は何かと訊かれると沢山あるので選べませんが、最も特別な思い入れを持っているのは

          "They Don't Care About Us"のダンスについて考える。

          ユー・アー・ノット・アローン 「私」の中のマイケル・ジャクソン

          エピローグ「人生はチョコレートの箱、開けてみるまで分からない」  映画「フォレスト・ガンプ」の有名な台詞。まさに、そんな3ヶ月間であった。それまで何となくマイケルが好きなだけだった私は、一冊の本との出会いを切欠に自分の世界を広げる事が出来た。  しかしそれは、自分一人だけでは成し遂げられなかった事だ。イベントも、ダンパも、情報を教えてくれる人、企画する人、スタッフ、パフォーマー、様々な人の想いが力になり、一つの形を創っていく。皆それぞれ、マイケルを愛している人達だ。一人の

          ユー・アー・ノット・アローン 「私」の中のマイケル・ジャクソン

          #4 ユー・アー・ノット・アローン 「私」の中のマイケル・ジャクソン

          第4話「THIS IS IT」 台風一過の暑さが厳しい8月中旬の土曜日。私は江古田のライブハウスへ足を運んだ。今日は「MJ DANCE PARTY」通称「ダンパ」。私が生まれた2000年から続く、マイケルのファンイベントだ。生まれて初めてのダンパで、今日この日を楽しみにしていた私は、前々からダンパの為に用意していた「バッド」の衣装に身を包み、会場へ入っていった。  DJタイムが始まると、沢山の人がステージの上で踊り出す。尾藤さんも会場に来ていて、他のダンサーさんと一緒に踊っ

          #4 ユー・アー・ノット・アローン 「私」の中のマイケル・ジャクソン

          #3 ユー・アー・ノット・アローン 「私」の中のマイケル・ジャクソン

          第3話「Scream」 夢の様なイベントから一ヶ月。私はまたHONG-KONG SPOTで踊っていた。  今日は、6月25日。マイケル・ジャクソンのファンなら誰もが忘れられない日だろう。彼が亡くなってから、今日で10年が経つらしい。あの日、私はまだ小学生で、マイケルの存在さえ知らなかった。だけど、今はこうして彼の遺した曲を踊っている。 「ゼイ・ドント・ケア・アバウト・アス」「バッド」「今夜はビート・イット」…一心不乱にステップを踏み、覚えたての振り付けを、彼の事を思い浮か

          #3 ユー・アー・ノット・アローン 「私」の中のマイケル・ジャクソン

          #2 ユー・アー・ノット・アローン 「私」の中のマイケル・ジャクソン

          第2話「Xcape」 赤羽駅西口を降りて、右に真っ直ぐ進むと険しい坂道がある。星美学園を左に曲がり、ようやく今回のイベントの会場である児童養護施設「星美ホーム」に辿り着いた。まだ開演前だというのに、大勢の人が集まっていた。いよいよここで尾藤さんのパフォーマンスをお目にかかれるのだと思うと、嬉しさと緊張が混ざって不協和音を奏でる。  学校でいう体育館のような建物が「サローネ」というそうで、今回のイベントはかつてマイケルが訪れた星美ホームのサローネの再建の為のチャリティーイベン

          #2 ユー・アー・ノット・アローン 「私」の中のマイケル・ジャクソン

          #1 ユー・アー・ノット・アローン 「私」の中のマイケル・ジャクソン

          第1話「MICHAEL」 書籍を購入した数日後、私は物語の舞台となった場所に何ヵ所か足を運んだ。所謂「聖地巡礼」である。池袋、所沢航空公園、舞浜…そして最後に訪れたのが、「HONG-KONG SPOT」。尾藤さんを「インパーソネーターとして育ててくれた大事な人」である「コングさん」が経営するスタジオだ。スタジオのレンタル料金は一時間で1500円。外観の写真を撮るついでに、趣味で始めたダンスの練習でもしていこう。そう思った私は午前中にスタジオを予約し、土砂降りの雨の中、木場まで

          #1 ユー・アー・ノット・アローン 「私」の中のマイケル・ジャクソン

          ユー・アー・ノット・アローン 「私」の中のマイケル・ジャクソン

          プロローグ「『僕』はマイケル・ジャクソンに殺された?」  ネットでなんとなくマイケル・ジャクソンの事を漁っていたら、こんな衝撃的な文章を見つけてしまった。どうやら連載小説のタイトルらしい。そのタイトルに度肝を抜かれた私は、恐いもの見たさでリンクを踏んだ。  そこに書かれていたのは、「インパーソネーター=究極の物真似」という未知の世界。マイケルに限りなく近付けるパフォーマンスをするインパーソネーターの、哀しくも熱い物語であった。そして驚くべき事に、ノンフィクションだったのだ

          ユー・アー・ノット・アローン 「私」の中のマイケル・ジャクソン