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つみたて投資をはじめて10年が経ちました。#note10周年

noteさんがサービス10周年ということで、ひとまずお祝いの一言を。
おめでとうございます!

HSP勢の内向型人間である私がお送りする「オタ語り」。
今回のテーマは、「つみたて投資」。


きっかけはやっぱり「NISA」

そんな私は、まだnoteを今年始めたばかりの新参者ではありますが。
自分の中で、何か「10周年」のものはないかと探してみた結果。

そういえば、2014年から「NISA」(少額投資非課税制度)が始まり、会社員ではなく個人事業主であった私は、将来の資産設計のためにこれを利用しない手はないと、「投資」の世界の扉をノックしたのでした。

2024年からは、新たな制度の「新NISA」がはじまったことで、これまで以上に多くの方が関心を持っているようですが。

基本的に日本では、税制上は会社員がかなり優遇されているのが現状であり、「個人事業主」というのは例えば家を借りる際などにも苦労するなど、残念ながら社会の中でも微妙な立ち位置となっており、「社会人=会社員」というようなイメージすら持たれているといってもいいでしょう。

リスクマネジメントは、「長期」「分散」が基本

そんな個人事業主の私ですが、当然ながら会社員とは違い、厚生年金などにも加入しておりませんので、国民年金だけでは将来が心もとないという意識は持っておりまして。

とはいえ、投資に金額を拠出できるほどの収入も当初はなかったのですが。

しかし、色々と投資について勉強していくと、少額ずつでも、長い期間続けていくことでリスクを軽減できるということもわかってきました。

幸い、私には証券会社に勤める知人がいて、彼は「証券会社の勧めるものはおすすめしない」という、ちょっと変わり種の人間でして。

今思えば、彼の言うことはなかなか的を射ていたというか、「証券会社は基本的に手数料をたくさん徴収できるタイプの商品を売りたい」ために営業をかけてくることがしばしばあるのだと説明され、妙に納得してしまったのでした。

証券会社の社員である彼が言うには、「資産は日本円だけ持つのではなく、なるべく幅広い商品を持っておくことがリスクヘッジになる」と力説し、金や先物、不動産や債券といった、株式とは違う値動きをする商品を分散して購入しておくことが大事だ、と私に教えてくれました。

「ワールドワイド」でいこう!

まずはじめに断っておきたいのですが、私はこの記事で何か特定の商品を宣伝するつもりはまったくないのですが、やはり「リスク分散」というものを考えたときに、自分の中で「いろんな国の企業に投資したいな」と常々思っておりまして。

そこで選択肢になるのは、やはり「オルカン」と呼ばれる、手軽に全世界の株式に投資できる投資信託が候補に入ってきました。

近年では、何やら排外主義的な価値観がインターネット上を賑わせ、「日本人なら日本株を買うべきだ」というような自国第一主義的な考え方の意見をよく見かけるようになっておりますが。

やはり、「特定の国」だけに投資するとうのは、リスク分散の観点からしても、私はあまりおすすめできないと思っております。

日本という国も少子化や自然災害の多さなどを考えたときに、この先決して順風満帆とは言えないわけで、「どこかの国のマネーが棄損したときに、そのマネーは必ず別の場所に移動する」という原則を考えると、やはり様々な地域や商品に対して幅広く投資をしておくのが賢明だと思っております。

2014年からこの「オルカン」を含めて、少額でも幅広く投資してきたおかげで、10年間の運用成績はコロナ禍などがありながらもプラスになっておりまして。

改めて「長期」「分散」ということの偉大さを噛みしめている2024年です。

HSP勢にもやさしい「つみたて」

私は「HSP」という、刺激に対して敏感な気質を持つ人間でありまして。

おまけに「内向型人間」という、人とのコミュニケーションが苦手なタイプではあるのですが。

「リスク」というものをあまり許容できない私のような人間は、「投資」と聞くだけで尻込みしてしまう感覚、良くわかります。

でも、「投資」とは、ギャンブルではなくて、「支援」のようなものだと思っています
例えば「クラウドファンディング」なんかは、ある意味では「寄付」というより「投資」に近くて、金額を「支援」したことで、新しい商品が開発出来たり、クリエイターさんの活動資金になったりする。

前回の労働をテーマにした記事では「お金」ではない軸を持つべき、と書きましたが。

しかし、何かクリエイティブなものを提供しようと思ったら、やっぱり「お金」というのは必ず必要になってきます。
ウクライナやガザでの人道支援だって、たくさんの資金が必要です。
能登地震や台湾での地震で被害を受けた人の支援だって、やっぱり「お金」なくしては生活再建は難しい。

そんな中で、「つみたて」という手法は、リスクや「投資」というワードに抵抗のある方にとっても、すごく理にかなっている選択肢だと思います。

つみたて投資を10年続けてきたことで、世の中の動向などにも以前より気を配るようになりましたし。
例えばグリーンファンドのように、地球環境に寄与する企業などに投資する選択肢だってあります。

「つみたて」や「分散」というのは、世の中の様々な出来事に目を配る、視野を広く持つ、ということにもつながります。

短期的利益ではなく、長い目で物事を理解することで、精神的にも余裕が出てきます。
デイトレーダーのように、毎日の株価に一喜一憂しなくて済みますし、私自身、月1回基準価額をチェックするくらいのほったらかし投資でも、つみたて投資は十分効力を発揮します。

残念ながら2014年に始まった頃のNISAは非課税期間が5年までだったので、一部売却してしまった商品もありますが、「つみたて投資」をきっかけに、税制への理解や確定申告の控除など、サラリーマン以上に詳しくなれているような気がする私です。

noteとともに、これから先の10年へ

noteさんの10周年に便乗して書いてみた今回の記事ですが、noteさんというサービス自体も、なんだか「短期的利益よりも、長期的視野にたって」歩んでいるような気がするのです。

昨今のインターネットのサービスというのは、スマホ向けゲームにしても、大々的に宣伝していたものでも、すぐにサービス終了してしまったり。ちょっと残念な気持ちになることが多々あります。

なので、これから先の10年後もnoteさんがサービスを続けていてほしいな、という思いも持ちつつ。

私も、記事を書く頻度は少ないですが、10年後も更新を続けていられたらいいな、なんて思いながら。

細くとも、末永く、地に足をつけて、日々を歩んでいきたいと願う私なのでした。

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