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#5 けんちん汁と薩摩汁

ごはんは毎日作るけど料理センスはイマイチな私でも、
時々は手を掛けて作ってみたくなります。
最近は数多あるレシピサイトに頼ることも多いですが、
「具だくさんの汁物を作ろう!」と思いたち、
久しぶりに料理本を開いてみました。

『日本の家庭料理独習書』土井善晴 著(高橋書店)

日本の家庭料理独習書 表紙
現在は在庫切れなので写真のみ。

煮物、焼き物、揚げ物、蒸し物などさまざまな料理の基本的な説明やコツ、ごはんの炊き方からハレの料理、だしの取り方、下ごしらえ、切り方まで網羅されているバイブルみたいな本です。
私はこれで土鍋でご飯とお粥を炊けるようになりました。
それによると、

” (前略)けんちん汁は、油で豆腐を煎り付けて仕立てた汁物です。傷みやすい豆腐も煎り付けることで安心でき、うまみも強くなります。
 薩摩汁(さつまじる)は、地鶏や豚肉に根菜をたっぷり加えたみそ仕立ての汁物です。”(以下略)

日本の家庭料理独習書/土井善晴(高橋書店)

けんちん汁と薩摩汁の違いがよく分からん(この辺が料理オンチの証)、と思いつつ、絹ごし豆腐(本当は木綿豆腐)を水切りし、とにかく根菜(ごぼう、人参、大根、里芋)をまず炒め、やっぱりお肉欲しいよね、と豚肉も加えて煮る。
だしの材料も無いので顆粒だしを使い、ここだけはレシピ通り、塩としょうゆとごま油を入れてみたら、なかなか良い味に。
ここでようやく、けんちん汁はしょうゆ味、薩摩汁はみそ味 ということに気づいてどっちにするか悩む。(苦笑)

作り方に油揚げも入れるとあったので、焼くつもりで買っていた厚揚げを少し、薄切りにして足す。豆腐も入っているのに(!)。
厚揚げの残りは魚焼きグリルで焼いて、しょうが醬油で頂く。

でも我が家の人たちはどちらかというと味噌汁の方が好きなので、やっぱり味噌仕立ての方がウケはよさそう…と思って、味付け済みなので調整しながらミソ味にした。小口に切った青ねぎを入れて完成~。
(味付けについては、私はすまし汁系のものが下手なせいもある。どうも味が薄すぎてしまうんだよね…)
そんなわけで昨日の土曜日の昼ご飯は大変好評でした。
合わせてかに玉を作ったら焼き過ぎて、『卵が固い!』ってなっちゃうところが私の料理の腕なんだよな(白目)。

【2021.1.31追記】
ヘッダーにqnimaruさんのイラストお借りしました。
原節子良いですよねー。立ち居振る舞い、姿が本当に美しい。


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