転職間際のドーピングの巻

来週月曜日から転職します。勤務地は都内となります。
いきなり社長室に配属です。移籍早々得点を期待されているのかと思いきや、先日の打ち合わせでは、「まずは、各営業所をじっくり回り、現状を把握して欲しい」との社長の意向を伝えられました。

 正直、初日からストロングポイントを押し出し、フィジカルの強さを武器にゴリゴリ削っていくことを想定してましたので、拍子抜けです。

孫子の兵法で、
「道とは、上と民の意を同じくし、生き死にを共にすること。」
「馴染んでいない将が厳しい規律を課しても部下は心服しない。」
「内部対立から、幹部が勝手な行動を取ることで軍が崩壊する。」ということが言われています。
聖徳太子も「和を以て貴しとなす。」と言っていましたので従うこととします。
 もし、上杉鷹山が私の上司なら「歴史に学ぶ」に該当しますので、500両を貰うところです。
 というわけで、とりあえず当面は、お口をチャックして、聞き役に徹することにしました。年令を重ね、病気(大動脈解離)も経験し、かなり性格的には丸くなり、後天的に「聞く力」は養いましたので、当分はその能力を使うことにします。
 ※元々右打ちのバッターが、左打ちで頑張るようなもので、腑に落ちないところはあります。

 そこで、思考のスタンスを整理するため、昔読んだ本を引っ張り出し、
この土日にまた読み返しています。付け刃のドーピングです。

『なぜか「人の心をつかむ人」の共通点』という本です。絶版になっていてamazonでは1円です。スラスラ読めて気が楽になる本です。

私よりも、私が加わることで無茶苦茶緊張したり、プレッシャーに感じる社員が全営業所に少なくとも70名以上はいるそうなので、彼らの緊張を解かなければいけませんね。
まずは敵ではないことを示し、各営業所のメンバー、関連会社の容器配送員、検針員の愚痴や悩みに耳を傾け、思いを心に刻んで回ろうと思います。

孫子の兵法で「上下一体となり、まとまって戦うことが勝利の条件」とありますので、突っ走るよりも、組織をまとめることが先決だと自分に言い聞かせます。

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