人生初の大腸内視鏡検査を受ける方へ。ポリープ切除の先に待つ高額請求と食事制限

去年から続く腹の違和感を調べるため、また長年続いてきた腸の弱さをよく知るため、月曜に初の大腸内視鏡検査を受ける。

結果は、「この感じなら3年は大腸内視鏡はしなくてよい」とのこと。あらゆる検査で所見がなかったので、過敏性腸症候群という病名が付く。

ただ今回、4mmほどのポリープが見つかった。ガンなど悪いものではなさそう、との医者の見立てながら、放っておいてもいいことはないので取ってもらう。

ポリープね、まあ内視鏡でプチッとやれる程度のもんだしね……などと気楽に構えていたら、罠が2つ。

第1の罠。「お会計は2万700円です」。大腸内視鏡だけなら数千円で済むところ、ポリープ切除となると立派な手術なので点数がぐっと上がる模様。普段から電子マネーorクレカ生活なので、いきなりの2万超え現金払いのみはサイフ残高が危なかった。

第2の罠。「数日間は消化のいいものを食べてください」。初日夜からの3食は病院提供のレトルト(おかゆとか)。その後も術後5日目までは食事制限。油ものNG、食物繊維NG。焼いたり揚げたりはダメ、野菜や海藻もダメ。毎朝食べてるグラノーラはダメ(食物繊維)、お茶漬けでも食ってようと思ったら海苔がダメ(食物繊維)。

ご飯やパン、豆腐、チーズ、脂身の少ない肉、白身魚はOKらしいので、まあまあ探せば食えるものはあるものの、ちゃんと選ばないと意外と食えないものが多い。なおアルコールは2週間NG(元から飲まないので関係ない)。

ただ、そもそも食えない。検査前に特別食+下剤で胃腸をスッカラカンにしたせいか、検査とポリープ切除のダメージか、普通に腹痛。ちょっと食べるともうお腹いっぱい。

さらに鎮静剤の残り(体質的に麻酔系は引きずりやすい)と栄養・水分不足で、翌日朝でもフラフラの状態。前日の下剤でお腹がすっからかんになっているせいか、水分がそのまま腸まで流れていく感じ。普段以上に水分を摂り、飴玉(食べてOK)を入れたら少しよくなったものの、まあしんどい。夜は素うどんをすすって寝る。

2日目の今日は栄養が体を巡り始め、鎮静剤もほぼ抜けて、5割方回復した感じ。しかし腹の痛みと違和感はまだあるし、食欲も普段の半分ほど。こまめに水分補給し、空腹を感じたらゼリー食品(食べてOK。ただし果物が概ねNGなので普通のゼリーは食べづらい)を間食してしのいでいく。

今夜は焼き鮭と大根・人参の味噌汁(この2つの野菜は煮ればいいらしく、レトルトにもよく入っている)、だし巻き卵を妻が用意してくれるそうで、久々に文明感のある食事にありつける。

食事や酒に人生の重きを置いている方は、こちらを教訓にポリープ切除の際は覚悟してお臨みください。食はかなりどうでもいい派の私でも、まあまあメンタルダメージあります。

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