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【TikTok"コンサル"多すぎ説】見極めるポイントは?

みなさん、お疲れ様です!
いつもありがとうございます。
FORSTY株式会社の清水佑吏です。

今回は題名にもある通り、
(あえて棘のある言い方にはしましたが、、)
TikTokないしはSNSの運用代行を依頼する際、業者を見極めるポイントは?個人(フリーランスなど)?法人?コンサル多すぎ説。について少しまとめさせていただきました。

なので今現在、SNSの運用代行やコンサルティングを探している企業様、ご担当者様は必見の内容となっております。

要するにこの記事を一言でまとめると、
「SNS運用の適切な外注、委託先が選定できるようになる」です。

実態が読めず与信が通らない個人や企業に引っかかって、担当の上司や社長に怒られないためにも、3分ほどで読めますので、ぜひご一読ください。


【背景】

そもそもこのnoteを書くに至った背景としては、現在弊社で抱えているご支援先企業にお話を聞くと、どうやらよく分からない企業やフリーの方に依頼してしまい、結果も出ずに泣き寝入りするパターンが多かったんですね。

特にSNS業界ではよく聞く話なので、いい加減僕がどうにかしないと!と思い筆を取るに至ったという訳です。

なので決して、特定の個人や企業の誹謗中傷をしたいわけではないのでご理解いただければ幸いです。


【弊社について】

"そもそも君は誰だね?"
ってなった人のために簡単に自己紹介をさせていただくと、僕はFORSTY株式会社というコンサルティングファームを経営している代表の清水佑吏(シミズユウリ)と申します。

新卒で株式会社船井総合研究所に入社、ハウスメーカーや人材紹介事業の経営コンサルティングに従事し、その後独立しました。

現在は主に企業のSNSやオンライン施策についてのご提案→実行までを行なっている会社で、プライム上場企業や有名芸能タレント様、創業120年越えの企業様まで幅広くご支援させていただいております。詳細が気になる方は、弊社HPもしくは代表個人のリンクまでお越しください。
弊社HP:https://www.forsty-japan.co.jp/


【SNS運用代行とコンサルティング】

それでは本題。
そもそもSNSの運用代行とSNSコンサルティングについて前提を確認できればと思います。

■SNS運用代行:SNSの投稿業務を企業の代わりに代行する業務
■SNSコンサルティング:アカウントを分析し、課題を見つけ、その時々にあった最善の提案を行う業務

ここで重要なのが、運用代行=コンサルティングではないという事です(基本的にセットになっている企業がほとんどですが)。

なぜこれが重要になるのかというと、
いわゆる”責任の所在”にあります。

運用代行は文字通り"運用を代行する業務"になるので、投稿やクリエイティブの制作は行いますが、それを分析し新たな提案をするという業務は含まれない=アカウントを伸ばしていく!(数字責任)がありません。
(例:企画や撮影は自社で行い、動画の編集と投稿は委託先にやってもらう場合など)

一方コンサルティング業務は、上述の通り、課題発見→分析→提案が仕事なのでアカウントの数字が伸びない場合は、コンサルティングする側に責任が出てきます。

まぁクライアント側すれば、"どっちも込みでやるのが当たり前だろ"と思いがちですが、初回のMTGやそれこそご契約時にこの2つの業務や責任の所在について何も言ってこない業者は要注意というお話です。


【そもそもコンサルって?】

これは僕がSNSの業界に入ってずっと感じていたことなんですが、

〇〇コンサル多すぎない?ってことです。

Wikipedia先生によると、

コンサルティング (英: consulting) とは、企業(まれに行政など公共機関)などの役員(特に経営者が多い)に解決策・方針を示し、企業の発展を助ける業務。コンサルティングを行う企業を、コンサルティングファームと呼ぶ。
Wikipedia「コンサルティング」

元々"コンサルティング"という仕事は、19世紀に米国で生まれたそうで、その後、外資系をはじめとするコンサルティングファームが日本に上陸してきました。

彼らの仕事は、企業の業績拡大や経営改革のために過去の事例や現状からロジック、最適解を見つけ提案し実行することです。

その業務内容の魅力さもあって、こと就職活動におけるコンサルティング業界はかなりの人気を誇っています。

しかしながら、言うは易し行うは難しとはこのことで、企業の業績拡大なんてそう容易くできるものではありません。なのでコンサルタントに求められるスキルは往々にして高く、仮説思考や分析力、特に論理的思考力などは必須のスキルだなと心の底から思います。

これについては僕の個人的な意見だけではなく、某外資系コンサルティングファームの入社難易度やケース面接文化などを見ていただければ分かるかと思います。

上記を前提知識とした上で何が言いたいかというと、”そんじゃそこらの何も経験を積んでいない人がコンサルティングを提供するのは難しい”という話です。


【今の"SNSコンサル"の実態】

さて、これまで記載した内容を踏まえて、改めてSNS業界を見てみると、かなりのコンサルタントさんがいらっしゃいます。

しかも、有料noteや公式LINEに登録して5万円ほどで売られているPDFを読めば、すぐに誰でも副業でコンサルタントとして活動できるとのことです。

前の章にもあったように、そう簡単に”コンサルタント”という職種には辿り着かないはずなのですが、オンラインサロンに入って無料相談を受けると、簡単にできてしまうそうです。。

僕からすると、彼らはおそらく自分の知っている知識を提供する=アドバイザーであって、本質的な課題を抽出し改善提案するコンサルタントではないんですけどね。

これに関してそこまでとやかく言うつもりはないのですが、そこから企業にアプローチし、料金をもらっているにも関わらず、ろくな価値も提供しないまま、、という状態になってくると話は別です。

ただ今は本当にいい時代で、"フォロワー数"という錯覚資産があれば、簡単に"認知>実力"を作り出せる構図になっています。僕がここでどれほど熱く語ったところで、公式LINEから湯水のように無限に湧き出る"コンサルタント"の増加を食い止めることはできません。

なのでここから先は企業の担当者様、これからSNS運用依頼を考えている皆様に、

"良いSNSコンサルタント(委託先)を見分けるポイント"

をお伝えしようと思います。

一応、SNS業界の現役最前線で活動している僕からのご提案です。

ご信頼いただければ幸いです。


【5つの見分けるポイント】

①自分のアカウントがあるかどうか

これはあくまで大前提です。これがないとお話になりません。
SNSは仮説検証の繰り返しです。時間やコンプライアンスに関係なく効果検証できるのは紛れもなく自分自身のアカウントです。ましてやSNSは日々移りゆくトレンドや流行が重要な要素でもあります。そこで自分のアカウントを持っていないSNSコンサルタントだとしたら???
医師免許を持っていないお医者さんと同じですよね。

またこれに関して言えば、"現在進行形"という要素が重要です。”2年前に3日でフォロワー何十万人行きました!今は運用してませんが!"のような方には気をつけましょう。

②他社実績があるかどうか

あるあるなのが、他人の実績を借りて自分の実績としている団体です。本当に1からその人が携わったアカウントなのか?それは今も続いているのか?(過去だとしたらどれくらい前の数字なのか?)を聞いてみるのもポイントです。

また①の自分のアカウントを持っていたとしても、他人のアカウントを伸ばすのは全く別のスキルと言っても過言ではありません。自分のアカウントは偶然伸ばせたとしても、それを他(他ジャンル)に応用し伸ばしていく、というのは同じではなく簡単なことでもありません。商談の際は他クライアントのアカウントも資料ベースではなくURLなどで実際に見せてもらいましょう。

③クライアントワーク経験の有無

これは僕個人的に結構重要なポイントなんですけど、クライアントワーク経験の有無(個人ではなく法人を相手にしたことがあるかどうか)は、SNSというよりかは同じプロジェクトを伴走していく中ではかなり大切です。

情報の管理は適切か、自社コンプライアンスやそれこそ1メールでのやりとりまで、ビジネスマナーを含め、プロのコンサルタントとして業務が遂行できるか、またはそれに足る信頼があるかどうかは、フォロワー数からは読み取れません。

動画の納品が毎回遅れる、報連相が全くできない、敬語が使えない、なんて話はザラにあります。ストレスなく依頼するためにもぜひ意識してみてください。

④フォロワー数ではなく実利で

よくSNSのプロフィールにクライアントのフォロワー数を掲げている方が多いですが、本来コンサルタントが提示すべきは自分の受注数や稼いだ額ではなくクライアントの数字です。そのうち実利ベースでクライアントに貢献できている数はどれくらいあるのか?コンサルティングが始まった際、KPIをどこに置いているのか?を聞いてみてください。
”再生回数10万回!でも集客数は0”では意味がありませんからね!

⑤個人ではなく法人

こちらは賛否両論分かれるところにはなりますが、①-④の要素を考慮すると、しっかりと企業として活動、運営されている委託先の方が信頼に足るかと思います。
というのも、"数万円の情報商材を購入して小手先のスプレットシートなどを手に入れてSNSコンサルと名乗る方"の多くが個人(フリーランス)なので。。


番外編【NGワード】

下記ワードがSNSのプロフィールや投稿に出てくる方は、企業に対するコンサルティングというよりかは、toC向け情報商材でマネタイズしているパターンが多いので、委託する際は要注意です。

・コンサル生
・"月商""年商"〇〇円
・師匠、先生


【まとめ】

さていかがだったでしょうか?

少し長くなりましたが、後半の5つだけでも頭の片隅に置いておいていただけると、よりよい委託先の選定ができるかと思います。

大切なのは、受け身になりすぎず、少しでもSNSに対するリテラシーを上げることかと思います。

"何もわからないから丸っとお願い!"という気持ちも重々承知しておりますが、これ以上被害を出さないためにも、ご理解いただければ幸いです。

今回は少し真面目な内容でしたが、ここまで読んでくださり誠にありがとうございます。

それではお疲れ様でした!

FORSTY株式会社
代表取締役 清水佑吏


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