自己研鑽のための言語化トレーニング000
▶︎はじめに
私は学生時代から新卒でソーシャルワーカーとして現場に出て以来、
過去10年間で、Blog+αで、少なく見積もっても約400万字ほどの量の文章を書いてきました。
原稿用紙にすると10000枚分、文庫本にすると40冊分くらいになります。
書くことが仕事ではない人間が書いた分量としては、もはや、趣味の域を超えた、習慣のようなものだと感じています。
「なぜずっと飽きることなく書き続けることができたのか?」
という問いを自分に差し向けてみると、
『書くことで、自分の変化や成長を知ることができたから』
『書くという行為自体が、自分を成長させるトレーニングになっていたから』
という答えが、自分の中に出てきます。
社会福祉士、精神保健福祉士、ケアマネージャー等の資格を取得後、多くの方は、自身のキャリアアップやスキルを磨くために色々な方法を試され、自己研鑽に励まれていると思います。
本マガジンは、「自己研鑽のための言語化トレーニング」と題し、プロフェッショナルとして研鑽し、成長するための方法論について、私個人の経験を振り返り、「ソーシャルワーカーとして自己研鑽するための方法論について」と題してまとめたうちのひとつ「書く」ことについて、お伝えをしていこうと思います。
(*001-070くらい、つまりは70回くらいで完結する予定です)
▶︎▶︎本マガジンはこんな方におすすめです。
・論理的思考力を身に付けたい
文章を書くことは、自分の頭にある文章の材料を他者に伝わりやすいように論理的に組み立てる行為でもあります。ですので、現場でアセスメントをする際、援助記録を記す際にも活きます。
・自身の変化(成長、考え方、価値観の変遷)に気づく材料を得たい。
文章を書き残すことは、自己覚知の材料を得ることでもあります。
過去に自分が書いた文章を読み返して「ああ、自分は3年前、こんなことを思っていたのか。今は違うぞ、このことについては、今も同じことを思っているので、この考え方は自分にとっては重要なんだな」と気づいたりすることができます。
・発信するスキルを学びたい(自分で勉強会や任意団体を立ち上げたい等)
SNSがこれだけ普及した昨今、自分で仲間を集め、何か新しいことをはじめることは昔よりもとても簡単になりました。言い換えれば、誰でも発信できるようになったからこそ、発信の工夫がなければ、興味関心を持ってもらうことが難しいということでもあります。
でも、、、「文章を書くなんて労力がかかることは続かないと思う。」、
「書くためのテーマが見つからない」という方も多いと思いますので、
定期的に「文章のテーマ」となる「問い」をみなさんに投げかけます。
書くためには「問い」が必要です。質問された「問い」について、
答えるかたちで文章を書いていくと、1つの文章が出来上がります。
本マガジンは、定期的に、書くためのヒントになるコラムを配信します。
そして、コラムの最後にひとつ「質問」をします。
ぜひ、その質問にこたえる文章を書いてみてください。
例えば、50個の質問に答え、文章を書いたならば、
「50の自分の考えに関する文章」が出来上がります
それは、未来のご自身に向けた大きな財産になると思います。
「あのときはこう書いていたけれど、今はそうは思わない」
と読み返して感じるのであれば、その「違い」こそが、
自分の変化を知る材料になります。
「3年前に書いたことを今読み返しても、今もそう思う」
と感じるのであれば、そのことは、あなたを形作る大切な価値観なのだという気づきが得ることができます。
私は、10年以上、自分の感情や思考を文章にすることを習慣にしてきました。その上で6つ、気づいたことがあります。
⑴書くことは、自分と向き合う作業だ。
ゆえに、自分を知るためのツールとなる。
⑵書くことは、書き手の洞察を深める。
ゆえに、洞察力が鍛えられる。
⑶書くことは、書き手の感性のアンテナの感度をあげる。
ゆえに、変化に敏感になる。
⑷書くことは、抽象化能力を高める訓練となる。
ゆえに、”問い”を設定する力が身につく。
⑸書くことは、忍耐的思考ができる力を生み出す。
ゆえに、論理的な考え方が鍛えられる
⑹書くことは、自分の思考がリーチできる幅(想像力)を広げる。
ゆえに、発想の飛躍ができるようになり、アイデアを生み出す時に活きる。
ひとりで黙々と文章を書き続けることは、とても骨の折れることです。
ぜひ一緒に、少し長いスパンで、文章を書く習慣をつけ、
自分について知り、自分をトレーニングする方法を試してみませんか。
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(*コンテンツの収益は、私が代表理事をつとめるNPO法人Social Change Agencyの活動費に充てさせていただきます)
法人事業や研究に関する資金として大切に活用させていただきます!