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椎名恵 - love is all〜愛を聴かせて〜1986

椎名恵さんも実力派シンガーで、ヤマハのポプコン出身者ですね。「つま恋」で賞を受賞され、上京し、歌手の道へ。

最初は及川ちさ名義で、バッグコーラスなどでキャリアを積んでいたとのこと。また、「ひらけポンキッキ」の唄なども歌っていたそう。

で、ソロとしてのデビューシングルが…

「今夜はANGEL」1986

これヒットしました。大映ドラマ「ヤヌスの鏡」の主題歌でもあり…

ドラマ「ヤヌスの鏡」OP 1986

これ、コミックを持っているのですが、ドラマと原作はまあ違いますww 何しろ大映ドラマですからねっっ 棒読みセリフが味でもある。

そして、この曲はもともとアメリカの青春映画「ストリート・オブ・ファイヤー」の主題歌でした。

「Tonight Is What It Means To Be Young」1984

ダイアン・レインが女性ロックシンガー役でカッコよかったですね。この頃はまだジョン・ボンジョビと付き合ってました。マイケル・パレもハンサム。但し、内容つか物語は陳腐だった。で、ダイアン自体は自分の声で歌いたがったんだけど…監督が人の声ではない声がいい!という事で、合成ボイスです。昨今で言うボカロですね。

「愛は眠らない」1986

これも大映ドラマ「花嫁衣装は誰が着る」の主題歌に使われました。このドラマの原作は、1968年に「週刊少女フレンド」で連載された細川智栄子の少女漫画「あこがれ」でしたね。

うーん 昭和クオリティ

して、細川さんと言えば、いつまでも永遠にループして終わらない「王家の紋章」が代表作だなあ。

ドラマ「花嫁衣装は誰が着る」1986

「悲しみは続かない」1986

「たぶん彼女も水の星座」1987

「THE WIND」1987

これもまた、大映ドラマ「プロゴルファー祈子」の主題歌でした。

ドラマ「プロゴルファー祈子」1987

プロゴルファー猿では無いです。

「悲しみは続かない」1986

大映ドラマ「この子だれの子」の主題歌でした。原作は津雲むつみさんの「彩りのころ」確か「セブンティーン」という雑誌に連載されてたかと…

ドラマ「この子だれの子」1986

そんな感じで、大映ドラマの主題歌が多いですなっっ

「ハート・オン・ファイヤー」1987

「いつか空に届いて」1989

OVA「機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争」のオープニングテーマでした。

「遠い記憶」1989

エンディングがこちら。

「ささやかな喜び」1994

「海に消えた砂の翼」1989

「風に抱かれて」1987

「超時空ロマネスク SAMY MISSING・99」というOVAのメインテーマ。

「Please don't you cry」1990


そんな風にたくさんの主題歌、CM曲などタイアップ曲が多い椎名さんですけれども…代表曲とも言えるのは、この曲かなあって気がします。

「love is all」1986

これもまたドラマ「おんな風林火山」の主題歌でしたね。それ以外でもCMとかに何度か使われてたと思うし、たまに有線でも流れていたり、今でも耳にする機会があります。

ドラマ「おんな風林火山」1986

やっぱ、芥川さんがナレーターだと、大映ドラマになってまう。

でもって、この曲はもともと…

Charlene「I've Never Been To Me」1977

モータウン所属のシンガー、シャリーンの曲で、邦題タイトルが「愛はかげろうのように」でした。化粧品のCMで使われて大ヒットして…その後、椎名恵さんに日本語でカバーされました。

椎名さんの声は、とっても透明感あふれる温かみのある優しい声で、伸びがよくて…歌唱力も声も安定しているというのかな。安心して聞ける、耳にそっと溶け込んでいくような柔らかな声なんですよね。

シンガーとしてでなく、シンガーソングライターとして、他のシンガーの人たちにも楽曲提供をされているし、ボイストレーナーもなさっているとのこと。納得です。

また、小比類巻かほるさん、庄野真代さんとも親しくて、11人の仲間とのボーカル・ユニット“Voice of DREAM 2000" にも参加していらっしゃるとのこと。

そして、やっぱり椎名さんも、もっともっと評価されてもいい、成熟した大人のシンガーだと思うのです。


他blogに書いてあるものを、訂正・加筆・リンク修正の上、こちらに再度マガジンとしてまとめてUPしています。

「My Favorites〜音楽のある風景」
 2021/09/14 掲載記事より転載


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