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Neil Diamond - Sweet Caroline(Good Times Never Seemed So Good) / スウィート・キャロライン - 1969

キャロラインと言うと、どうしても…
キャロライン洋子さんを思い出してしまふ私。

世代がバレますなっっっ(兄の黒沢浩さんも子役として兄妹仲良く活躍してました)

1976-1986 キャロライン洋子CM集

…って、そっちでは無く。ニール・ダイアモンドの歌の話。

「Sweet Caroline」1969

全世界で100万枚売り上げる、プラチナレコードとなりました。

ちなみにこのキャロラインの正体?は、ジョン・F・ケネディとジャクリーンの間に生まれた長女、キャロライン・ケネディ(当時11歳)のことなのでした。はい、彼女のことを歌った歌なんですね<作者のニール曰く

んでもって、当のキャロラインと言えば…

ケネディ大使から日本の皆さんへ御礼のメッセージ

第29代 駐日アメリカ合衆国大使でしたねー もう任を解かれてしまったけど。

彼女が両親と共に乗馬をしている写真が「ライフ」に掲載されていて、それに着想を得たそうですよ。

んでもって、2007年50歳を迎えた彼女の眼前で、ニールはこの曲を歌い、キャロラインの誕生日を祝ったとか。そして、この曲はもう50年以上前の歌になりますが、今でもアメリカ国民に愛されていて、200万回以上ダウンロードされていたりします。

カバーもたくさんされていますが、スポーツの場面で応援歌としても歌われていたりして。

スイートキャロラインの大合唱! ラグビーワールドカップ準決勝 in 横浜国際総合競技場

ラグビー・ワールドカップにて。

もちろん、他の歌手にもカバーされてます。

Bobby Womack カバー 1993

Elvis Presley カバー 1970

Frank Sinatra カバー 1974

シナトラスタイルになってますっっ シナトラはケネディ支持者だったから、このカバーは必然だったかと。

Julio Iglesias カバー

Pierre Lalonde カバー

フランス語です。

Andy Williams カバー 1969

Roy Orbison カバー 1972

南沙織さん カバー 1972

ドラマ「Glee」より 2009

てな感じで、カバーも盛りだくさん、紹介しきれません。


さてさて…作者であり、この歌を歌ったニール・ダイヤモンド。アメリカ出身のシンガーで作曲家、アレンジャーでプロデューサー。活躍したのは主に1960年代から80年代。アメリカでもっとも成功を収めたアーティストの一人で、アダルト・コンテンポラリーのジャンルでエルトン・ジョンとバーブラ・ストライサンドに次ぎ、三位。ロックの殿堂入り及び、ソングライターの殿堂入りも果たしています。

彼はユダヤ人移民の息子として、ニューヨークはブルックリンに育ち、バーブラ・ストライサンドとは同じ高校に通い、同級生の彼女と合唱団に所属します。

16歳の誕生日にギターをプレゼントされたことで、ピート・シーガーを手本としてギターを学び、医大予科生学生として進学したものの中退。

1960年に友人のジャック・パッカーと「ニールとジャック」というデュオを結成。エヴァリーブラザースみたいな方向性だったらしいです。

The Neil And Jack「What Will I Do」1962

レコードを出すも売れず、解散。

ニールはソロになり…

「At Night」1962

上記のレコードでデビューしますが売れず、解雇されます。結果、バードランドクラブでのピアノでの作曲活動に戻ることになりました。そして、モンキーズに下記の曲を提供して…

The Monkees「I'm a Believer」1966

セルフカバー

The Monkees「A Little Bit Me, a Little Bit You」1967

セルフカバー

これらの曲がヒットしたことにより、ソングライターとしての名声を手に入れることになりました。

「Solitary Man」1966

この曲は彼名義の曲で、彼が歌った初ヒットとなりました。

「Kentucky Woman」1967

「Cherry, Cherry」1967

「Cracklin Rosie」1970

「Song Sung Blue」1972

ヘレン・レディとのデュエット曲。

「Lonely Looking Sky」1973

映画「かもめのジョナサン」のサウンドトラックも担当しましたね。この映画、結局何がなんだか解らない映画だったけどっっ

「Beautiful Noise」1976

ザ・バンドのロビー・ロバートソンがプロデュースした曲ですね。

「Heartlight」1982

映画「E.T」にインスパイアされて作った曲だそうです。

さてさて…そんな感じで何しろ50年以上現役で活動している人ですから、全部を語ることは出来ませんっっ 80年代以降はちょっと落ち目?と言うか、人気に陰りが出て、過去の人になりかけた時もありましたが、90年代に入って「スイート・キャロライン」がラグビーなどのスポーツイベントで使われたこともあり、過去の楽曲が映画に使われたりと人気が復活。

ライブを定期的に開いたり新曲も発表して、それなりに順調にキャリアを築き続けていたりします。

とは言うものの、日本にはまだ来たことが無いそうです。なんだろ、人気がない? もしかして日本嫌いなのかなあ??

なにはともあれご健在で何よりっす。


他blogに書いてあるものを、訂正・加筆・リンク修正の上、こちらに再度マガジンとしてまとめてUPしています。

「My Favorites〜音楽のある風景」
 2021/11/28 掲載記事より転載


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