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大野雄二 - 悪夢は頼子とともに「野性の証明」1978

大野雄二さんて言うと、ルパン三世のテーマや角川映画でおなじみ。ジャズピアニストでもあり、日本を代表する作曲者であります。

聞いた瞬間にね、「あ、これ大野さんの曲だ」って、解っちゃうくらい、良い意味での安定の特徴がありますwww

「犬神家の一族」のテーマ曲である「愛のバラード」も好きですし…

「犬神家の一族~愛のバラード」

映画「犬神家の一族」予告 1976

金田一耕助シリーズ大好きでした。

なんでこのメンバーなのか謎

もちろん「ルパン三世」に使われた、数々のオープニングやエンディングそして挿入歌なんかも好き❤️

ルパンの曲がジャジーな雰囲気のものになったのはセカンド以降でして、ファーストルパンは山下毅雄さんが担当していたのですが…同じジャズ畑な音楽家さんでも違いがありまして、あちらはブルースチックでした(ファーストの音楽も私はすごく好きですぜい)。

「ルパン三世のテーマ 78」

子供向けだったアニメが大人向けのアダルトな作品として認められたのは、原作が持っている往来のスタイリッシュさだけでなく、内容や脚本の面白さとか、制作側(大塚康生さんの銃や車に対する作画への)のこだわりとか、それらが大きかったのは事実ですが、生え抜きの声優さんの名演技とか、音楽の良さも一因ではないかと思ったりします。

ルパン三世 PART2 第1話「ルパン三世颯爽登場」1977

先代の山下さんを始めとして、大野さんの都会的なジャズ調のテーマ曲が、ルパン三世の世界をお洒落に彩ってくれたのだと思いますし…

モンキ-パンチさんの原画展はサイコーでした

とは言うものの、
私はルパンは原作とファースト派なんですけどねっっ 
「カリオストロの城」は好きですが。

映画「カリオストロの城」1979

そして、大野さんと言えば角川映画。ジョー山中さんの「人間の証明」も大野さんの作品でしたね。

もちろん「野性の証明」も。この映画もリアルで観に行きましたぜい。

町田義人「戦士の休息」1978

町田義人さんの声がピッタリ。町田さんと言えば「キタキツネ物語」の主題歌も歌われてました。

あれはサンリオ映画だったかな??

映画「野性の証明」予告編 1978

そうそう、今では大ベテランな女優さんになった薬師丸ひろ子さん。この映画のオーディションに受かり、女優デビューとなりましたね。この頃は目力がめちゃくちゃあって、インパクト強かったです。

んでもって、すごい人気でした。姉が大ファンになって、写真集買ってたっけなあ。

さてさて、
私はサントラの中に入ってたこの曲が一番好きです❤️
聞いた瞬間に心惹かれました<映画館

「悪夢は頼子と共に」1978

やっぱ、大野さんの曲だなあ…って感じなんですけどね。
切なくて美しい、妖しげで儚い、そんな音楽です。

そういえば「戦国自衛隊」は、大野さんではなかったなぁ。

「殺人遊戯」1976

「処刑遊戯」1979

歌っているのは、りりぃさん。

「黄金の犬」1979

「海底超特急マリン・エクスプレス」1979

24時間テレビで放映された、第2作目の手塚アニメだったかなあ。歌っていたのは、ゴダイゴのドラマーであるトミー・スナイダー。
ヴォーカルとれるなんて知らなかったよっっ<トミー

その後の24時間アニメの手塚作品の音楽も担当されてます。

前野曜子「スペースコブラ」1982

これも大野さんでしたね。
コブラの声優さんは野沢那智さん(野沢直子さんの伯父さん)で、かつてルパン役の候補に上がってたりしたのでした。

やっぱ似てますね

歌っているのは、ペドロ&カプリシャスの初代ヴォーカル前野曜子さん。

毎回同じ人が作ったとは思えない、斬新な曲を作る作曲家もすごい才能だと思うけど‥‥

ああ、このメロディはこの人の音楽なんだなって、一発で解っちゃう、その人ならではのその人にしか奏でられない旋律から、その作品の世界観にピッタリで、なおかつ映像を引き立てて、そればかりか映像を心に焼き付ける役割を果たす…鮮やかなテーマ曲を作れる人って、そうそうにいないから。

その点でも大野さんて、唯一無二の、大野さんという音楽ブランドなんだよな…って思ったりします。


F2blogに書いてあるものを、訂正・加筆・リンク修正の上、こちらに再度マガジンとしてまとめてUPしています。

「My Favorites〜音楽のある風景」
 2020/11/02 掲載記事より転載



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