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in a bottle~想いの行方

藝術の秋と言う事で、学生時代に書いた、なんちゃってな短歌や俳句や川柳もどきを最近載せていたりしてっっ汗 厨二病かっっ!てな感じで、私も詩とか歌の歌詞(作曲は譜面が書けんので頭の中でだけ)とか、書いてたことがあったりするわけです。ティーンの頃ですけどね。まあ、この年になると恥も書き捨て。さすがに歌詞の方は恥ずかしい内容のが多いので載せませんが。はい。中原中也とか、高村光太郎とか、ハイネとか、ロバート・ブラウニングとかとか…読んでたとき、あったよなあ…遠い目 てなわけで、そんな恥ずかしクサイ、厨二病の記録ですwwwwww

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餓 鬼

心が 乾いて仕方ないので
水を飲んでみた

それは身体をうるおすけれど
ちっとも 心はうるおわないのだ

心も くちくて仕方ないので
パンを食べてみた

それはおなかを満たすけれども
ちっとも 心は満たされないのだ

飲んでも 飲んでも
食べても 食べても
のどにつかえるばかり

のどはうるおうけれども
心の乾きは 止まらない
おなかはくちくなるけれど
心の飢えは 満たされない

のどは 乾いていないのだ
腹も へってはいないのだ

それでも 心は
砂漠のように 乾いている
餓鬼のように 飢えている

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砂漠の薔薇

金と銀との 糸がもつれあい
奏でていく 時の神話
風は髪をふりほどいて
確かな記憶さえ 運びさってしまう

愛ははるか 砂にのまれて
枯れた大地に
やがて花を咲かせるだろう

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虚空の満月

世界中で たった一人
わたしだけが 取り残されている

眠りたいのに
眠りの中に 逃げ込みたいのに
夢は わたしを連れ去ってはくれない

満月は ぽっかりと その口を開き
夜の闇を照らし続けている

魂が泣きわめいている
時計の針は止まったまま

心だけが 取り残されている

何かが壊れていく
少しずつ 音をたてて 狂ってゆく

崩れ落ちる 砂の城の
声のない叫びのように

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夜の傷

夢が心を切り裂く
魘されて眼を開けるたび
自分が少しずつ
壊れていることに気づく

痛いけど 重すぎて
飲み込んだまま
吐き出せない心がここにある

心が血を流している

石榴のような傷口をさらして
そこから 赤い血が
とめどなくあふれだしている

もう何も感じない
痛みさえ 忘れてしまった

全てが消えてしまえばいい
目を覚まさずに...

深い眠りに 落ちてしまいたい

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桃の皮

この桃の皮は 土に捨ててしまおう

私にとってゴミでも 蟻にはごちそうだ
きっと 喜んでほふるだろう

そして 腐った皮は 土へと環り
再び 命を宿すだろう

アリもまたいつしか 土へと環り
桃の滋養となるだろう

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心があなたを忘れても
身体があなたを覚えてる

身体があなたを忘れても
魂があなたを覚えてる

たとえ
魂が忘れてしまっても
愛がすべてを覚えてる

それは決して消えることのない日々
この世にあった 消せない真実

たとえ身体を失って 心も魂も 
消えて無くなってしまったとしても

この世のすべてが 宇宙が
消えて無くなってしまったとしても

真実の愛は消えることなく
とこしえに生き続けるでしょう

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