バービーと言うと…

いやさ、違いますっっ　こちらの方では無くてっっ

はいっ！  コンタさんと杏子さんのツインボーカルが、特徴的なバンドでした。杏子さん、若いときからお姐さんって感じの、しっとりとした、それでいてクールな大人魅力が素敵な女性で。

結成は1982年でレコードデビューが1984年。バンド名の由来はバービー人形からだとか、酒場でたむろするゴロツキの意味「barfly」と付ける予定が「fly」が「ハエ」とあまり品がないため、「ハチ」を意味する「bee」にしたとか所説ありますが、はてさて…

して、女性メンバーがいるものの、BOYSが付くのは、杏子さんが加入したのは後からのことで、最初は全員男性４人でシティボーイズにちなんでいたからとかとか。

で、杏子さん加入のいきさつとしては、杏子さんが在籍していた「喝!タルイバンド」と対バンして、是非うちのバンドに入って頂きたい！…となったからだそうです。そして杏子さんは、当初正社員としての商社OLとのかけもちでした。

最初はゲストボーカルでの参加だったんですけど、そのデモテープがオーディションを通過したことにより、外堀を埋められた杏子さんは正式に加入することになったようですw

1983年にCBSソニーのオーディションでグランプリを受賞。

「暗闇でDANCE」1984

で、翌年にこの曲でデビューしました。

「もォ やだ!」1985

「なんだったんだ?7DAYS」1986

「女ぎつねon the Run」1987

この曲は三ツ矢サイダーのCMに使われました。

1988年には、KONTAさん初の主演映画「・ふ・た・り・ぼ・っ・ち・」で主題歌・劇中曲全てRADIO-Kとバービーボーイズが担当することに。そして、国内アーティストとしては初の東京ドームライブも開催。

「Chibi」1989

「勇み足サミー」1990

「ノーマジーン〜norma jean」1990

そうですね、男女のツインボーカルということで、男女の掛け合い的な歌が彼らの曲(歌詞)の大きな特徴でした。この辺りは他のバンドにはない個性ですよね。あと、コンタさんがサックスなのでサックスが入るってとことか…日本ではあんまし管楽器担当のメインメンバーっていないから(ビッグバンド形式のロックバンドと言えばスペクトラム位か)。

男女ツインボーカルのバンドと言うと、海外アーティストではフリートウッドマックとかクォーターフラッシュとか、他にもあったように思うけど…

共に歌うと言うよりは交互にボーカルを担当することが多いし、あとアイク&ターナーみたいな夫婦デュオとか、歌の内容が男女の対話・掛け合いって言うのはさほど多くないかなぁ。

「目を閉じておいでよ」1989

で、この歌…内容としてはちょっとエッチというか～卑猥というか～ピロートークを連想する歌で、当時話題になりましたww

資生堂のCMソングでヒットしましたね。

どちらかと言うと「女ぎつねon the Run」の方が好きなんですけど、やっぱバービーというとコレかなって。そういうイメージなので選んでみた。

して…バンド系ってあんましテレビ出ないとこ多いんですけど、バービーはわりと積極的にプロモにしてもテレビ出演はしていた方で、歌の内容はアレだったけれど、ロックやってる中でも反骨ではない、優等生で健全なバンドってそんなイメージでしたかね。

歌はアレですけどね(シツコイ)ww

そして解散理由は解りませんが、結成10年の1992年に突然解散してしまいます(それはそれで色々あるよねぇ)。解散後はそれぞれソロとかの活動をされてましたが。

で、2003年に一日限定の再結成があり、2008年にも一夜限りの再結成と相成って、翌年の2009年に再びの再結成で本格的に再始動することに。

「三日月の憂鬱」1989

「無敵のヴァレリー」2019

皆さん、年は取られたけど、なんかいい感じに年取ったって感じです。てなわけで、これからも頑張って欲しいですね。

他blogに書いてあるものを、訂正・加筆・リンク修正の上、こちらに再度マガジンとしてまとめてUPしています。

「My Favorites〜音楽のある風景」
　2021/06/29　掲載記事より転載