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私の最高の友達の話をしたい。

今日はただ、私の最高の友達の話しかしません。

彼女はインド人で、インドで生まれ育って今もインドにいます。
出会ったのはネットなので、ビデオ通話こそあれ、未だに一度も対面したことはありません。

そもそもの相性、何を大事に思っていて、どういうことが嬉しくて、どういうものが好きで、みたいなところは本当に偶然、運が良かったのだと思います。
だけど彼女は本当に最高なので、語らせてほしいです。

先ほど書いたとおり、私たちはネット上のグループ内で知り合いました。
そのグループからはだんだんと彼女も私も離れていって、ただ二人で、またはもう一人、グアテマラ出身のアメリカ人の男の子と3人で、文字通り大陸を挟んで話したりしています。
ちなみに彼も最高です。
あとでおまけで書きます。

私たちの時差が3時間半で、私はだいたい夜12時くらいまで仕事しているので、時差がちょうどよく重なります。
しょっちゅう夜の人が少なくなったビル裏で、抱えきれなくなった愚痴をこぼしたり、何の脈絡もないけれど頭から離れないことを吐き出したりしています。

お互いに自己肯定感はあるのだけれど自尊心が低く、自意識が強いです。
考えすぎなところがあって、小さなことですぐに落ち込みます。
疲れたときや悲しいとき、誰とも話したくないときに一緒にいてほしい人です。
でも、もっと深くて暗いところにいるときは放っておいてね、それができる友達です。

彼女は本当に優しくて、普段は本当にいったん落ち着いてくれと思うくらいにおしゃべりなんですが、私が本当にいっぱいいっぱいで誰かに聞いてほしいと思っているとき、ただ吐き出したくて仕方がないとき、ただ聞いて大変だったね、でも大丈夫、大丈夫、って言ってほしいだけのとき、びっくりするくらい静かになります。
彼女は日本語は話しませんから、私と彼女の会話は英語になります。
私が感情的になって、うまく言葉が出てこないとき、文節ごとにひねり出すようにしゃべるのを、待っていてくれます。
そうして、すこし気まずくなるくらいの間を置いて、私がしゃべり終わったことを待って話し始めます。
その後も、本当は言いたいことが山ほどあるはずなんですが、今必要な5%だけを抽出して、寄り添いながらも現実的な意見をくれます。
ときには厳しいことも言われます。
自分でもわかるくらいに馬鹿なことをしていても「でもあなたが選ぶんだからね」と、少し離れたところで見守っていてくれます。
そして、絶対に「ほら、私言ったのに」なんて言わないで、ただ一緒にいて、「そうだね、馬鹿だね〜。でもアンタは最高だから大丈夫だよ」と言ってくれます。

旅行に行って送ってくれるのは、綺麗な風景と街の花屋と、ちゃんと出会った素敵な人たちの写真。
帰ってきてからは止まらない。30分ぶっつづけで何があったのかを話します。
と同時に、これは彼女の言葉なのですが、私は相手が5分以上続けてしゃべっていると集中力をなくして別の事を考え出すので、時々質問を投げては「でね、」と無理矢理引き戻したり、ここ大事だからちゃんと聞いて!と怒られます。笑

今日は、色々あったのですが、彼女が私のために怒ってくれて、私よりも怒ってくれて、だけど結局あなたのことだから、あなたがしたいようにするのが良いよと言ってくれて、嬉しかったです。
だけど、自分のために、を考えなさいと言ってくれて、私が泣いたり怒ったりしているのは悲しいと言ってくれて、嬉しかったです。

そんな彼女も自分のこととなると立場が逆転します。
私が「アンタは最高なんだからそれで最高だよ」みたいな、お互い甘やかし合ってますね。
時にはこれは良くないよ、という話もするけれど、そういうときは大体もう自覚はあって、誰よりも自分のことを責めているので、お互いそのあたりの感覚が近くて心地良いです。

来年、一緒に旅行に行こうという話をしているのですが、はやく会いたいです。力一杯抱きしめたい。

ちなみにおまけのグアテマラ出身の彼は、人畜無害とはまさにこのこと、だけど時々、無理をさせてないかな?と心配になります。
だけどそこは、気遣いながらもしっかり言う人なので、やっぱり安心します。
自己肯定感がカンストしているので、話しているだけで元気がでます。
この間は、6ヶ月お風呂に入らない状態でデートに行ったときの話をしてくれました。
私たちは「ウゲー!」って言いながら聞いていたのですが、さも当然のように「僕の愛情深さがあれば大丈夫、僕は最高にセクシーだから平気」みたいな。

最高な人たちでしょう。自慢です。


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