アドラー心理学の解釈

私はまだまだアドラー心理学を理解した、なんて言えない。
それに、心理学や哲学の勉強を始めてから日は浅い。
岸見一郎先生のnoteを拝見しながら、著作を拝読しながら考える。
もちろん岸見一郎先生以外の方の著作も拝読している。
その中で私がアドラー心理学を説く方々の中には解釈違いの方がいらっしゃるように思った。

つぶやきで書いたけれど、アドラーは「過去を否定する」とした。
それを、=「過去はない」「過去はなかった」
と解釈し、説く方々がいらっしゃるそうだ。
私の友人も、アドラー心理学に触れた複数人から何度もそう説かれたそうだ。

この「過去を否定する」という言葉がかかってくるものとして、「過去に起きた出来事は現在に影響を及ぼさない」というものだと思う。
というのも、「トラウマを否定する」ところからもきていると思う。
これも「トラウマを抱えた人を否定する」ものではない。
「抱えたトラウマを抱えたままにしなくてよい」
「そのトラウマは過去のものであり、現在のあなたには影響がないものだ」
言葉は柔らかくしたけれど、実際のところはこうだろうと思う。

「過去の不安は捨て、現在を見よ」

私自身、過去にとらわれたまま、過去の出来事から今の状態に至っているのだから耳が痛い。

実際に自分の解釈に自信があるわけではないけれど、入院中に退院への気力をもらった心理学だった。
それゆえに、捏造のような心理学で説き伏せようとする方々がいることが悲しかった。

きっと中には仕入れた知識で友人を救いたいと思ってのことでもあるのだろうと思う。
けれど、その人の苦しみも悲しみも全て、苦しんでいる本人が手放さなければ変わらない。
これも耳が痛いけれど。

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