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何もない僕の海外ビジネスの始め方

「お金なんてなくてもベトナムで生活はできる」あるベトナム人からもらったこの言葉で僕のベトナムビジネスは始まった。

さあ何をしようか?実は何も決まっていない。ベトナムで肩書きも何もないただの日本人になった。しかし、その日は突然訪れた。僕が日本に帰国中に仲の良いベトナムの女の子からDAISOで猫草の種を買ってきて欲しいと頼まれた。猫草は猫が好んで食べる草でイネ科の植物だ。僕は疑問に思った。イネ科の植物の種なんてベトナムでいくらでも安く手に入りそうなのに何で日本の種が欲しいのか?彼女はこう答えた。「ベトナム産や中国産の猫草の種は手に入るよ!でもどんな農薬が使われているか分からない種で育てた猫草を、私の猫に食べさせるなんて出来ない。」今までペットを飼ったことがない僕は想像力が足りなかった。DAISOの猫草の種は日本産で、ベトナムにもDAISOはあるが猫草の種は売っていない。需要があるのに供給が出来ていない。またベトナムのDAISOは200円均一になっている。これはビジネスになる!日本のDAISOで大量の猫草の種を購入してベトナムに持ち込んだ。

実はベトナムでは数年前からペットブームが来ていた。ベトナム北部では犬猫を食べる習慣がある。食材だった犬猫だが欧米人の移住者がペットを飼っていて、ベトナム人もペットを飼う人が増えていった。経済成長により生きる為に働いていたベトナムも生活に余裕が生まれ、楽しむためにお金を使えるようになったのも理由のひとつだ。

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僕もこの流れに乗り猫草の種は沢山売れていった。しかし所詮転売にすぎず利益は少ない。そこで種から育てた猫草も売り始めた。育てるのが面倒な人や大きく育つ前に猫に食べられてしまう人に沢山売れた。リピーターも増えていった。

小さな小さなビジネスを始めた僕には肩書きが出来て、色々なベトナム人経営者と会うことが出来た。

その国の人たちの話をよく聞け!そこにビジネスのアイデアが隠れている。

売上や利益なんて気にしなくていい。先ずは小さい小さいビジネスを始めること。
次に海外でビジネスをしている日本人って肩書きでその国の経営者の人脈を作れ。

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