うつ病とは


うつ病について

【うつ病について】

僕は、14年前の夏に、うつ病と診断されました。
原因は、当時の勤務先の上司からの度重なるパワハラ。

心療内科を受診し、この診断を受けましたが、心療内科に辿り着くまでに、体調不良を感じてから約3ヶ月。
それまでに現れてきた体調不良の内容は

・【金曜日の勤務が終わるととても晴れやかな気持ちになる】

・【日曜日になると不安がおさまらない】

・【笑点のテーマ、ちびまる子ちゃんの主題歌、サザエさんの主題歌を聞くと震えが止まらない】

・【日曜日の夜、布団に入っても寝付けない】

・【月曜日早朝、外が明るくなって来ると脂汗が出る】

・【出勤時間が近くなると、胃痛・吐き気・下痢などが始まる。胃液しか出なくなるまで吐く】

・【手が震えて、ネクタイを自分で締められない】

・・・・・今冷静に振り返ると、会社に出勤する事への恐怖が、これらの事案すべてに含まれています。
が、当時は結婚して1年あまり。
家族に余計な心配をかけまいと、ひたすら耐えていました。
ただ、内科や胃腸科等を受診しても全く異常は見当たらない。
そこで、心療内科へ行き、主治医からうつ病の診断書と、職場に渡すようにと、3ヶ月の休職を命ずる旨の書類を受け取りました。

実際に休職に入ると、胃腸等の不安や、出勤への恐怖も消え、すこぶる元気そのもの。
心身を整え、3ヶ月後には復職を果たす。
・・・・・が、しかし、再度度重なるパワハラですべてが疲弊し、4ヶ月働いた後、再び休職へ。
その後は、保険等の解約で財産を切り崩したり、3年間傷病手当金を受け取れる会社の共済制度に助けられながら暮らすも、復職の見通しは立たず、自主退職の運びとなり。

うつ病は、時に偏見や誹謗中傷の格好の的になります。
ぱっと見は元気そうに周りからは見えるからです。

『本当はもう元気なのに、病気を隠れ蓑に仕事から逃げてるんじゃないのか。この偽うつ野郎が‼️』

これは、ごく近しい存在から発せられた言葉。

『憂鬱になったり、ストレスが溜まるなんて、誰もが当たり前の事。病気を盾に甘えてるだけだろうが』

『結局は、気合いと根性が足りない、ただの甘えと逃げなんだよ‼️』

・・・・・正直、今でもトラウマはあります。
キ〇ガイ野郎と罵られた事も数知れず。
精神疾患=キ〇ガイという考え方自体が、偏見の究極なんだけど😣

画像に書いてある通り、精神疾患は、脳神経の病気です。
脳のシグナルに異常が起き、心身の出力が削られる。
30kg以上の重い荷物を常に背負っているような感覚も常にあり、心身共に常にリミッターを掛けられているような感覚が慢性化します。

けれど、これを人に説明したところで、理解を得るのは難しいのが現実。
実際、仕事から逃げ回るための方便という解釈しかされないのがほとんど。

この数年は、理解を求めようとする事はやめました。
それが精神衛生上、最も疲弊を防ぎやすいと気づき。

正直、こんな人生のはずじゃなかったのにという悔しさ、歯痒さはずっとありますが、人生は一度きりで巻き戻しはできない。
だから、過去に囚われず、先も見過ぎず、今この瞬間を大切に生きようと、やっと健全な考え方ができるようになりました😄

#うつ病 #精神疾患 #偏見 #気合いと根性では治らない

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