見出し画像

人間不信

今でこそ、穏やかな心を取り戻し、笑顔で人と向き合えるようになりましたが、30代半ばから5年ほど、人を信じる事ができなくなった時期がありました。
当時の事を冷静に振り返られるようになった今だからこそ、言葉に書き留めておきたいと思います。

詳細は省きますが、僕がこれまでの人生の現時点で、一番年収が高かった時期。
その30代半ばからの5年ほどの間に何があったのか。
それは

【上司からの度重なるパワハラ】

今でこそ笑い話にできるぐらいに吹っ切ったけど、今冷静に振り返ると、パワハラの顛末を全部録音していたら、労働基準監督署に証拠として持ち込めたかな(苦笑)。
ただ当時は、それでも上司を信じたい気持ちもあったし、それはしたくなかった。
その結果、パワハラは日常茶飯事と化し、疲弊してうつ病と診断され、主治医からは即座に3ヶ月の休職を命ずる診断書が職場宛に発行され。

うつ病というのは、その原因を遠ざけてしまえば、症状は落ち着きます。
休職に入った事で、パワハラの恐怖は無くなり、日曜日の夕方、笑点のテーマやサザエさんのテーマを聴くだけで震えが止まらなくなるといった症状からも解放され。

でも、そこは顔が割れまくりの田舎町。
病気の療養のための休職という形であっても、ご近所さんは放っておいてはくれない。

『元気そうなのにどうして仕事休んでるの?』

これはまだいいんだけど

『うつ病という隠れ蓑を使って、実は仕事をしないで楽をしているんじゃないのか?』
(=主治医から職場に休職勧告が出た場合、その間の給与は保証されます)

3ヶ月の休職期間を経て回復が認められ、復職を果たす。
ただ、復職して何かが改善されたかというとそれは無く、パワハラ攻撃は変わらぬまま。
再び疲弊でボロボロになり、復職して4ヶ月働いた後、再度休職となり。
結果的に再復職は果たせず、身を滅ぼすだけだと自ら退職の道を選びました。

うつ病持ちは扱いにくい、腫れ物に触るようで関知したくない。
そういう見方を周りからされるようになり、僕の周りからは、波が引くように人が去っていき。

これ以降は、再就職を果たさなければという一心に支配され、焦って就活をし働き口は見つけるものの、うつ症状が不安定なまま未経験の職種に就いても長続きするわけもなく、長持ちする事無く退職もしくは解雇という時期が続き。

この悪循環にはまり込む中、やはり周りは騒がしくなる。

『うつ病を隠れ蓑に、本当は症状も何ともないのに、うつ病の振りをしてサボって仕事をしたくないだけの偽うつ野郎』

この言葉をとある人物から面と向かって言われた時に、僕の心の中で、何かがガラガラと崩れ落ちるような音が聞こえ始め、人間不信のピークが来ました。
本当に、人が去っていくのは早かったなあ(苦笑)。
これが人間だというなら、俺はもう人間は信じられない💦

・・・けど、そんな状況でも周りの言葉に流されず、昔からと変わらずに接してくれた親友。
そして、見捨てずにいてくれた妻と息子。
その人達の人間力で、僕は再び笑顔を取り戻せました😄
今は、人間不信からも完全に抜け出せました😄

だいぶ、人生を遠回りしたのは事実ですが、遠回りをしている間に、一生気づけないままだったかもしれない景色にもたくさん気づけたし、主流派と全く違う道を歩む事自体も、気づけない気づきをたくさんもたらしてくれたので。

⬇この座右の銘を掲げながら、僕はまた人生巻き返します😊✨✨

今は亡き親友が、生前に僕にくれたたくさんの言葉の数々を、そのまま座右の銘にしました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?