知ってましたか？
おじさんは知りませんでした。日記もアプリで交換する時代らしいですよ？

アプリで交換とか SNSとかメールと変わらないじゃんっ！

そもそも交換日記にセキュリティてなんやねん！
交換日記である時点で2人だけの秘密なんだよ。クラウド使ってどーすんのよ。

手書きだからこそいいんだよ。

その子のこと 字のくせも含めて好きになったりとか、

字を見てその時の相手の心情を察したりとか、

何度も読み返して1人幸せを感じる夜とか、

なんか、
なんか、

語彙が幼児だけど、

なんかいいんだよーーー！！！

とショーワのおっさんは心の中で叫ぶのだ。

ある程度前の時代を知っていると、こういう変化に戸惑うことが増えている気がする。

それこそ文字が発明されるまでは、声や歌で情報を伝えていたのだ。（どこまで遡るねん）

大好きなあの人にも歌で気持ちを表していたに違いない。

録音して聞き返せるわけでもなく、記憶の中で何度も反芻し大切にしたのだろう。

あれ？
でも今も愛を唄う文化は生きているよね？


そっか！
誰も紙の日記を否定したわけじゃなく、選択肢が増えたということか。

なぁんだ、こういう短絡的に考えるのも脳が衰えてきているのかもしれない😩

やだやだ。おじさんたらやだよー。

交換日記と言えば苦い記憶が１つある。

大学時代の彼女と綴った甘酸っぱい青春の交換日記。
別れてから何年も経って、すっかりその存在を忘れていた頃に 思いもよらぬところからひょっこり現れた。

それは、大学の研究室の本棚。
先輩後輩はおろか先生さえ目にするオープンな書庫。

家の書籍を卒業前に寄付した際に 紛れ込んだのだろう。

この時ほど、交換日記にセキュリティがあればと望んだことはない。

（連続投稿18日目）