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47歳、はじめての転職_042_何の為に働くか?を考える

はい、これずっと答え出ないやつです。転職する時に改めて考えました。内定がなかなか出ない時には、さらに考えました。一体何をしているだろう?なんでこんなに面接受けてるんやろう?目的が突如ぶれる時が来ます。

超大手企業を除けば終身雇用の時代ではなくなりつつあります。私は平成8年、1996年の入社です。『…とはいえ、まだ終身雇用』の時代でした。そこから令和現代に至る間に、『何の為に働くか?』を「会社の為か自分の為か」の2軸で考えると、

1.「会社」の為に働く
2.「会社」の為に働く事で『自分』の為にもなる
3.『自分』の為に働く事で「会社」の為にもなる
4.『自分』の為に働く

この4つでしょうか。
1、滅私奉公、会社の為に尽くす。新卒で入社した会社には、当時『採用してもらった』という気持ちが強かったです。最終的には3社の内定から選んだけど、最初に内定をもらってからトントン拍子に他の2社も内定となった。最初に内定もらったこの会社が無ければ、他の2社からも内定は貰えなかっただろうと思いました。ですから『採用してもらったから他の2社の内定も貰えた』のを縁と思って入社しました。こういう気持ちが根底にあるので、仕事を頑張るのは必然だったかもしれません。配属された場所も都会ではない場所で遊ぶ所も少なかった為により仕事に没頭出来ました。最初の頃は完全に会社の為に働く事に疑問を持つことはありませんでした。


2と3は、同じ様で全然違います。2は基本会社の為に働き副産物として自分の成長に繋がる。3は基本自分の為に働き副産物として会社が成長する。自分軸か会社軸か。今の20代の方はどこが多いのかな?4は一定数いる。まず自分の事が大事。キャリアアップをしていくと。ひょっとすると、会社の為に働くって何?何の事?って言う感覚かもしれません。

でも、終身雇用の時代は、1の会社の為に働くって当たり前の感覚でした。ですからこんな考えられない発想が出てくるんです。

『会社の為を思ってやりました。。。』


最近でも検査の数値の改ざんとかの記事があります。動機は色々あるんでしょうが、会社の為にやりましたって言う人は少なからず居ると思う。間違ったコンプライアンス観なんですけれど、その人にとっての正しいとしている事。会社を守る為に正義の使い方を間違えたなぁというパターンあると思います。会社が自分を守ってくれるはず。だから一生懸命に働く。業績が下向きリストラにあう。こんなはずではなかった、会社に裏切られたと。

これだけリストラニュースが当たり前になると、それを見て育った人達は、会社より自分を大事にするというものです。会社の寿命を考えることなんて、昔は発想としてあんまり無かった。

個人的には、『会社の為に働く』から、一気に『自分の為に働く』に切り替わったと思います。契機となったのは働く会社が何度も買収されたから。だから自分の経験値を上げようと。当時はまだ転職は考えていませんでしたが、会社がどうなるかの心配ばかりをしていました。会社の心配をしてもしょうがない。まずは自分を守ること、結果として自分のために仕事をするという考えに至りました。

別にどちらが正しいもありませんし、一人の人間の中で気持ちも変わっていきます。その働き方に後悔しないことです。私は会社の為に働ける「会社」を探していきたいと思っています。やはり社会人の最初に得た感覚はどうにも抜けれません。会社の為に働く事が心地よいと感じる脳になっているみたいです。そんな会社などすぐに見つかるわけはないので、転職して働いているこの会社にそれを見つけていきたいと思っています。

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