見出し画像

『青春18×2 君へと続く道』 2回観ました

(青春18×2 君へと続く道の考察を書いているだけの駄文です。)

私は内部監査という仕事をしています。なりたいではなく、なってしまったというところが本音。まぁまぁ不満なく仕事が出来ています。内部監査の仕事は、私にとってやりたい仕事なのか?もし、違う道を選んでいたら今はどうなっていたのか?

誰しもが『あの様にしていたら今の私はどうなっていたのか?』と一度は思うことがあると思うコト。最近特に「あの時」を振り返る事が多くなった今、この映画を観ました。

この映画は、切ない儚い。でも前向きに進めていけそうな区切りを旅を通じて再び歩んで行こうとする。恋愛がベースになっているものの、人生という枠組みの中で、私は自分の仕事の転換点を振り返りつつ、この映画を拝見しました。

結果、2日連続で拝見しました。公式写真集も買いました。公開期間中に、また観に行きたい。清原果耶さんの演技にただただ引き込まれていました。

内容に触れすぎると、ネタバレになるのでここから先はご覧になった方が読んでください。

私は何の予備知識無く観たのですが、場面の中で『そういえば、LoveLetterの画面と似ているな』という場面がありました。『お元気ですか〜』とジミーが叫ぶ場面や雪の上に仰向けになる場面からも、分かる人には分かるって感じです。(幸次が『何スカ?』と言うのも無理はない)ジミーがアミの部屋に入る場面も、博子が樹の部屋に入るのとよく似ているといえば似ているかなと。そしてジミーとアミの2人がLoveLetter(情書)を観に行く場面があります。

この映画の舞台設定はいつ頃なんだろ?と少し調べてみました。

LoveLetterが日本で公開されたのは、1995年3月。台湾で公開されたのは、1996年8月10日。2人が観に行ってる事、及び映画館の手描き看板で中央に主演_中山美穂の横顔が描かれている事、一方で客席はそれほど埋まってなかった事より、公開後しばらく経過と判断しまして1996年8月後半から9月頃と思われます。アミが『この映画観たかった』と言っている事からも、日本で公開された後である事もわかります。

大学生になったジミーが(大学からの公衆?)電話を使ってアミに電話を掛けている場面。『今度冬休みになる…』と言ってる事から、1996年から卒業するまでの4年以内の出来事かつ、ゲーム開発がすぐ成功しないという前提として大学三年生としますと、1998年11月から12月頃と思われます。日本ではiモードは1999年2月にサービス開始。それまではショートメールがありましたが、恐らく海外との通信は出来なかったものと推測します。(間違えていたらすみません)したがって携帯電話で国際電話をする事は可能でも、メールは無理だったんでしょう。(因みにGmailは2004年のサービス開始)仮にジミーからアミへの電話が1999年11月から12月としても、日本はiモード全盛ですが台湾はそこまでではなかったはず。『メアド教えて』なんていう浅い会話は2人の間には無かったと信じたい。したがって(日本では携帯電話による会話ですが)音声通話が出来るところまでという設定も納得です。

そしてジミーが36歳の時に東京出張します。1996年の18年後、つまり2014年に鎌倉や津南、福島県只見町を訪れていることになります。(津南のランタン祭りに参加及びジミーが都内で開花している桜を見ている事から3月と思われます。2014年の都内の開花予想日は気象庁HPより3月25日です。)18歳の幸次が日本で19年前に公開されたLoveLetterを知る由も無ければ、2014年当時のインターネットカフェの雰囲気もあの様な設定だったのも納得がいきます。長岡駅から、つなん雪祭りの会場(ニュー・グリーンピア津南)までの距離は69キロ。車で約1時間半掛かります。そんな所まで連れて行ってあげた由紀子は優しすぎる。距離感に多少の無理っぽさは若干あるものの、そこに突っ込むことに何の意味もありません。(カラオケ神戸から十分駅まで電車で3時間45分。帰りは終電でギリか?とか。)

ジミーは2014年3月初旬から早くても3月25日まで日本に滞在していました。2024年のジミーは46歳。東京出張して鎌倉や津南、只見町を訪れてから10年経っています。46歳のジミーも見てみたいと思いましたが、それは少しわがままというものでしょう。

18×2だから良いのであって、18×2+10では、もう青春でもないし、ジミーも流石に結婚して子供もいるかもしれない。青春を青春として振り返ることのできる、ある意味ギリの年齢が独身で36歳ということかもしれません。思い出をバネにしてリスタート出来るには限界があるものと思いました。

良い連休を過ごしました。また明日から頑張ろうという気持ちになりました。ありがとうございました。

この記事が参加している募集

映画感想文

映画が好き

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?