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臨月3日前に、死産した話③~赤ちゃんと最後の散歩~

親族やママ友、保育士さんとのやり取り。家族で布団を並べて就寝。一睡もできない。翌日は泣きながら"最後のお散歩"。

こんにちは。
アラサーでワーママ"あおのうさぎ"です🐰。
ヘビーな話になりますが、心の元気な方は、読み進めてください。

~第2話はコチラ~

子宮内胎児死亡


◆実家とのやりとり

自宅に帰宅後、たまたま姉から電話がありました。今の状況を伝えると、すごくショックを受けてました。

電話を切ったあと、家族のグループLINEに連絡。

びっくりした母からすぐさま電話がありました。

母「どうしたの?」
私「分からない」

私「でも言われてみれば、赤ちゃんが動いていなかったかもしれない」

母「いつから?」
私「それは知らないよ」
私が泣いてしまい、話が続きませんでした。

◆義実家とのやりとり

何度も義実家から、旦那に電話がかかってきました。旦那がスピーカーにして電話をするので、会話が駄々漏れです。

私のことを心配する義母の声。

「お前がしっかりせんといかん!」
と旦那に言う義父の声。

そして、棺のことや火葬のこと。

私はまだ事態を受け入れられていないのに、
どんどん周りが話を進めていく

その状況がツラく、とても苦しかったです。

◆頼れるママ友にお願い

ママ友に連絡して、明日から私が入院すること、出産すること、すでに赤ちゃんは亡くなっていることなどを伝えました。

そして明日、病院に入れない長女を預かってほしいとお願いしました。

しばらくするとママ友から連絡があり、いつ産まれるか分からないと思うので、お泊まりしてもOKとの返事。

ただただ感謝の気持ちを伝えました。

◆保育園に電話

保育士さんに電話をかけ、明日から私が入院することなど一通りのことを話しました。

そしてママ友が保育園までお迎えに来てくれるので、長女を引き渡してほしいこともお伝えしました。

保育士さん「分かりました。それで、お仕事はどうされるのですか?」

私「???」

全く考えていませんでした。

その時は産休中。その後、赤ちゃんが元気に生まれたら、育休予定でした。

でももう元気に生まれないことは分かってます。その場合、どうすれば?

想定していない出来事なので、全く頭が回りませんでした。

私「全く考えられていないので、決まったら報告します。」

そう返答するので、精一杯でした。

◆家族で就寝

出産する準備を整え、家族3人で、布団を並べて寝ました。

お腹を触ってみたけれど、しーんとして静かです。本当に動いてないんだなぁ、と思うと涙が止まりません。

一晩中、お腹を触っていたけれど、やっぱり赤ちゃんは動いていません。朝までツラくて悲しくて、眠れませんでした。気づいてあげられなくて、ごめんね、ごめんね、と何度もお腹に向かって話かけました

◆最後のお散歩

私は、夜眠れなくてフラフラのまま、旦那とお腹の赤ちゃんと最後のお散歩に出ました。(長女は保育園に預かってもらいました。)

近場のドラッグストアまで、ゆっくりとしたペースで歩きました。近道のために、階段も登りました。旦那が優しく手を引いてくれました。

なんで生きてないのかなぁ?なんでかなあ?と言いながら、お散歩しました。

~続きはコチラ~


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