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臨月3日前に、死産した話②~出産の説明~

医師からの衝撃の事実を聞かされ、入院・出産の説明を気が遠くなりそうになりながら聞く私。赤ちゃんのように泣きじゃくる長女。

こんにちは。
アラサーでワーママ"あおのうさぎ"です🐰。
ヘビーな話になりますが心の元気な方は、読み進めてください。

~第1話はコチラ~

子宮内胎児死亡

◆再受診

私は声も出せず、固まっていました。

医師「では、もう一度エコーで確認してみましょう」
そして、もう一度診てもらいました。
エコー画面を医師が指差しながら、ココが心臓で"動いていないこと"を告げられました。

◆出産の説明

再診察が終わり、医師からこれからの説明がありました。

1週間ほど入院すること、ラミナリアやバルーンを使って子宮口を開くこと、出産することなどです。

このままお腹に赤ちゃんがいる状態が続くと、赤ちゃんの細胞がどんどん壊れていくから、母体が危険になるとの説明でした。そのため早めの出産を勧められました。

その説明を聞きながら、
元気な長男に会えるなら激しく痛い陣痛に耐えられるけど、

元気な赤ちゃんに会えないと知っていながら、どうやって陣痛に耐えればいいの?

と気が遠くなりそうでした。

医師「旦那さんは呼べそうですか?」

私「すぐ呼べますが、上の子と一緒にいます」

医師「子どもは院内に入れないからなぁ。
明日、旦那さんと来れますか?」

私「はい。明日子どもを預けたら、旦那と来ます。」

医師が診断書を記入している間、旦那にLINE。「早く迎えに来て」と。

その診断書には、"子宮内胎児死亡"と書かれていました。私はそれをぼんやりと見ていました。

◆個室の待合室

待合室の片隅に個室があり、そこに通されました。すぐさま旦那に連絡。

私「いまどこ?」

旦那「病院の前にいるよ」

私「赤ちゃんの心臓が止まってる。」

私「すぐ来てほしいから呼んだけど、子どもと一緒には病院に入れないらしい。」

私「あんなに元気にお腹を蹴ってたのにね。心臓が動いてないんだね…。」

旦那の返答を待たずに、一気にしゃべって電話を切りました。その後、涙が次々と流れました。

病院からの帰宅

医療事務の方から、入院の説明書や火葬場の案内書を受け取り、お会計。何も考えられず、呆然としたまま病院を出ました。

遠くのほうから、子どもの泣き声がします

ここは産婦人科と小児科が併設しているので、小さい子供が泣いているのかな?と思いました。

すると「ママ~!!!」と声がします。

振り向くと、旦那の腕に抱かれた長女でした。当時4歳の長女が赤ちゃんのように、顔を真っ赤にして大泣きしています

私「え?どうしたの?」
状況が飲み込めない私。

旦那に聞くと、長女は小さいながらも私のお腹の赤ちゃんの状況を理解し、泣いているようでした。

皆で車に乗り込み、ひたすら涙を流しました。

私「長男くんはお腹の中で元気だったよね?」
長女「うんうん」

私「お腹を触ったとき、反応がないときがあったのは、寝てるからだと思ってたよね」
長女「うんうん」

私「永久の眠りについていたなんてね」

旦那も涙を流しながら、車を運転してくれていました。

~続きはコチラ~


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