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これからお好み焼きを焼きます

うちの夕飯は、週の前半は私、後半は連れ合いが、それぞれ3日づつ担当する。

日曜日はその日の力関係で、弱い方が作る。

なので、まぁたいがい私が作るのだが、私は割と料理は好きなのでそんなに不満はない。
何より我が家では、作る人間がメニューの選択権を持っているので、たくさん作る方がたくさん好きなものを食べられるのである。

もちろん出されたものはお互い黙って食べるのがルールである。

こと食に対するこだわりはお互い譲れないものがあって、たとえば連れ合いは、私が、結婚以来ほうれん草の方が好きだと言い続けているのに、頑なに小松菜を食卓にあげるし、南瓜の煮物を作るのに椎茸だの何だの余計なものを一緒に煮るのをやめない。

なので私は自分で作る日にほうれん草をソテーし、南瓜のみを煮付けるのだ。

密かにこれは、精神衛生上大変よろしいシステムだと思っている。

さて、たった今、連れ合いのところに昔の友人から着信があったようだ。
経験上、連れ合いがこの方と話し出すと長い。

なので本日も、私が夕飯を作るのだ。



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