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社内変革について

組織変革のための8つのプロセス

8つのプロセス

①危機意識を高める
②変革推進のための連帯チームを築く
③ビジョンと戦略を生み出す
④変革のためのビジョンを周知徹底する
⑤従業員の自発を促す
⑥短期的成果を実現する
⑦成果を生かして、さらなる変革を推進する
⑧新しい方法を企業文化に定着させる
上記8つがハーバードビジネス大学コッター教授が提唱したプロセスです。
本記事ではそのうちいくつかをピックアップして解説します。

①危機感を高める

前提で危機感は醸成しにくいものです。基本的に強い外圧を受けない限り組織の危機感は高まりません。例えば”シャープの買収の際は、工場の食堂で食事中の社員がTVで知る”ということがありました。業績は上場企業なので公開されていますが”ほとんどの社員はボーナスが多い少ないくらいでしか実感していない”でしょう。”今すぐ手を打たないと将来危機が訪れるというのを組織全体が理解するのは困難”になります。

③ビジョンと戦略を生み出す

なので”これからは出世しないと給与が頭うちになる”そのためには”こういった能力を身に付けてほしい”など”明確なメッセージおよび制度が必要”になります。例えばDXに乗り遅れると企業の優位性が保てない、そのためDX人材を評価しますなど・・そのためプロジェクトや部署を作るなどのアクションが必要になります。(②変革推進のための連帯チームを築く)

④変革のためのビジョンを周知徹底する

e-ラーニングや新制度の説明会などを実施して周知を徹底します。
自発的な社員はここで動き始めます。”例えばDXであれば学習コンテンツやノウハウの共有ページ、成功事例の共有などをWebページやTeamsなどで開示すると自発的にDXが進んでいきます”。(⑤従業員の自発を促す ⑥従業員の自発を促す)

⑦成果を生かして、さらなる変革を推進する

部署ごとに先任者を置き、さらに変革を進めます。ここでは”水平展開を促進するためのナレッジ共有が重要”になります。事例の検索性やそもそもアップロードする資料は有益性の高いものしましょう。悪いあるあるですが”資料作成をKPIとして数ばっかり上がり有効性の有無関係なしに無造作にデータが並んでいる”という状況になります。有効性を評価してデータを整理すると水平展開がしやすくなります。

⑧新しい方法を企業文化に定着させる

一度変革を実施すると”企業文化として定着させます”。組織として一度やり抜いた経験が新たな変革に対しても有益であり、自信と経験をもとに”下の世代を巻き込み”新たな変革を起こし続けるサイクル”にしましょう。

次回予告

今回は組織変革について解説しました。
言うは易し・・ですね。どの段階にも壁が多く存在すると思います。
次回は”丸投げと権限委譲”を記事にしたいと思います。


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