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2月に観た映画まとめ

1.哀れなるものたち

映画館で観られて良かったよォ~!ランティモス映画にしては後味すっきり。中弛みはするけど極彩色の背景とベラの衣装がすごく観てて楽しい。原作読んだときにジャンプスケア的な表現にげんなりして脱落したから再現度はわからないけど良いお話だと思いました。
しかし名前の音の良さ(ゴドウィン・バクスター/マックス・マッキャンドレス/ダンカン・ウェダバーン)は久保帯人先生のセンス並みだな。グリムジョー・ジャガージャックみたいな。

2.search #サーチ2

面白かった。この妙にリアリティのあるビジュアルの俳優をよく探してくるよ。タイプとクリックの音が癖になる。

3.ナイブズ・アウト 名探偵と刃の館の秘密

前に字幕で観て「え?え?」ってなったから吹替で観たらとても面白かった。007同様、ヒロインが魅力的。ダニエル・クレイグはJB役の印象が強すぎて「こんなに茶目っ気があっていいの?」と思っちゃったけどチャーミングで可愛らしかった。

4.ナイブズ・アウト グラス・オニオン

流れで観たけどさらに面白くなった!ジャネール・モネイ大好き。エドワード・ノートンて悪い役ハマるねえ。このシリーズは勧善懲悪で後味すっきり、人は死ぬけど明るくポップで人の善性を信じててなかなか良い。

5.ヴィレッジ

土俗モノっぽくて興味を持ったけど面白くなかった。こういうのは韓国が作ったほうがより暗く面白くできそうなのにな。

6.伯爵

南米の歴史に無知なので下敷きにある人物たちがわからず苦戦。でも西洋史は大好きだからマリー・アントワネットの処刑シーンには文句がある!無知な観客のためなんだろうけどドレス姿でギロチンにかけられるのは変!!
ただのドラキュラ映画として観るとそこそこ面白い。無知で残念。

7.ストーリー・オブ・マイ・ワイフ

レア・セドゥの登場シーンが山場で、あとは長ったらしく、予想通りのことしか起きない。映画を観るのに予想しちゃうのはよくないけど、つまらないので先の展開に期待してみて「やっぱ落としどころはそこしかないよな」ってがっかりするやつ。

8.デリシュ!

革命前のフランス大好き。創作料理なので飯テロ感は薄くて良かった。貴族のわがままもだけど運のなさがすげえ・・・って可哀そうになっちゃうけど。
この主人公の俳優、SAMANSAの映画で見かけたことがあるけど、なんか愛情深い可愛い顔してて三白眼が和むんだよな。

9.ペトルーニャに祝福を

オープニングは何か面白いことが起こりそうって感じがするんだけど、意外と淡々と進んでいき周囲の声とか世間とかジェンダーとか面倒臭いよね・・・っていうのはわかるんだけど私にはちょっと退屈でした。

10.君は永遠にそいつらより若い

奈緒さんはもう欠陥のない普通側の人って役はやらせてもらえないのだろうな。ちょっとイタイ若者の演技が悪い意味でイタくて私には耐え難かった。観せる力はあるんだけど、観てよかった~ってなるかというと、うーん。人にお勧めすることはない。百合、要る?白けてしまった・・・

11.もっと超越した所へ。

期待せず観たらすごく面白かった!ラストは映画としては及第点ギリかなあと思ったけどとにかく演技が良い。前田敦子は演技うまくなってるんだね~努力を感じる。また観るだろうなって思った。

12.オットーという男

既視感すっご、と思ったら「幸せなひとりぼっち」のリメイクだった。ありがちに良い映画なんだけど「はいはい」って気持ちが勝るし妙に長い。
この手のロードムービーで「アバウト・シュミット」は大大大好きで何回も観てるのに何が違うんだろうな、やもめ暮らしの頑固親父が子供と関わって心を開く、というのは日本の忠臣蔵みたいに国民性に響くんだろうか。

13.あちらにいる鬼

私の父も物書きだけど、豊悦演じる白木という男の饒舌さとか女を「あんた」って呼ぶところとか父にそっくりで観てて嫌になってきた。寺島しのぶを特別美人だとは思わないけどやらしい女をやらせると光るなあといつも感じます。

14.紙の月

最初と最後で主人公の行動に意味を持たせる映画的表現が個人的には蛇足だなあと感じたんだけど、面白い映画だと思った。小林聡美と大島優子のハマリ具合でダレずに観られた。ちょっと昔の時代設定の映画続けて観てノスタルジックな気分。



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