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花火のような

私は相手にとって完璧な人間でいたい。

相手は気にしていない様なことでも、
私の中での失敗をしたり、
信頼を失ったと思ったり、
相手の中の私の価値が下がったと思えた時
私は相手に背を向ける。

出来ることなら、姿を消す。
一瞬ではなく、継続的に。

相手に、私を忘れてしまえと言わんばかりに
私など存在しなかったと。

背を向けること、逃げること。
良くないと言われているが、
相手の中の完璧ではない私と対峙することは
弱みを見せる事よりも
失敗談を教えることよりも
失恋するよりも
涙を見せるよりも
屈辱的で許されない。

私にとっての完璧な人間は、落ち度のない人などではない。
落ち度はあっていい。そっちの方が可愛いらしい。
弱みは見せてなんぼ。
泣いても怒っても愚痴っても僻んでもいい。
人間らしいじゃない。

私にとって完璧ではないとは、
人間的にだらしなく、余裕がない人。
本来できることが出来ず、迷惑をかけた時。
陰口を言われている状態。

相手の顔色を伺い、申し訳ないと思い始めたら終わり。居心地が悪くなれば終わり。

そういう時は仕方なく背を向け、消える。
一切の情を残さず、好きな物も取り払い、

消える。

これは私の自己防衛。

花火みたいな存在かもしれないけど
相手や完璧ではない自分と向かい合う勇気なんてない。

結局皆自分が一番可愛いの

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